料理長ナオが魚のさばき方教えます! 今が旬!九州でメジャーなアラカブを
手早くさばいて、美味しくお煮付けに!

こんにちわ! はじめまして!
福岡県久留米市で魚料理屋『華釣(HANACHOU)』を営んでおります、ハヤブサレディ隼華1期OGの高木菜緒です! 「釣った魚を美味しく食べる」ために少しばかりお手伝いができればと、この度、HEATで記事を担当させていただくことになりました!

私も最初は、釣った魚をさばくことで魚料理を覚えました! みなさんもぜひ、自分で釣った魚を自らさばいて、美味しい魚料理を作ってみてください。そして、釣りの楽しみを倍増させてくださいね~♬

さっそく魚をさばいていきましょう!

まず第一弾の今回は、
煮付け用の「カサゴ」(ガシラ、九州ではアラカブと呼ばれます)をさばいていきますよ♬

01_30cm程のアラカブ(カサゴ)

アラカブは、ショアからでも船からでも比較的かんたんに釣れることが多い魚だと思います。魚体がゴツゴツしていてヒレが鋭く、怪我に気を付けなければいけない魚です。私も指に骨が刺さって腫れてしまったことがあります。慣れるまでは大変ですが、不安な方は軍手などを着用して怪我なくさばきましょう(^^) 種類によっては毒を持ったものもいるので要注意です!

(1)まずはウロコ取りから

今回は、30cmほどのアラカブをさばいていきます。

02_ウロコ取り

頭をしっかり押さえて、ウロコを取っていきます。

03_ウロコ取り

胸ビレのあたりは特にウロコが残りやすいので気をつけて取っていきましょう。

(2)次にエラを取り除きます

次に、ウロコが取れたら、鰓(エラ)を外していきます。

04_エラの付け根に沿って包丁を入れる

エラの付け根に沿って包丁を入れ切り離します。裏面も同じように切り離してください。
難しく感じますが慣れます! どんどん釣ってどんどんさばきましょう♬

05_エラを外す

(3)最後はハラワタを出しましょう

エラが取れたら、次はハラワタを取り出します。お腹から胸ビレあたりまで切り込みを入れたら、流水しながらしっかり中身を出していきます。

06_ハラワタを出す
07_ハラワタを出す

魚臭のもとは血です。エラの部分もしっかり洗ってくださいね。

【ココがPOINT‼】
アゴまで包丁を入れない理由は、焼くときも煮付ける時も、形が崩れにくくなるので綺麗に仕上がるためです(^^)
ぜひぜひ覚えておいてください♬
08_アラカブの下準備完了
アラカブの下準備が完了!

あとは美味しく煮付けましょう

ウロコを取り、エラを外し、ハラワタを出し…。ここまで来たらあとは美味しく調理していくだけです(^^)

09_お湯を沸かす

たっぷりのお湯を沸かし、湯引きします。
湯引きの際のコツは、氷水を用意しておいて、湯引きしたらすぐ冷ますこと! お湯をかけるよりも、中までしっかり熱が通るので、この方法がおススメです。

10_湯引き完了
湯引き完了!!

あとは、醤油・砂糖・みりん・酒・生姜、プラスお好みの具や味付けで整えて、煮付けていきましょう。

11_煮付けていきます

10~15分煮込めば、「アラカブのお煮付け」の完成です♬

12_アラカブのお煮付け完成

今回は第一弾ということで、難易度低めな、煮付け用のさばき方紹介でした(^^)
さばいてみたくなったでしょうか? ぜひぜひ、みなさんも釣った魚を美味しく調理してみてくださいね(^^)

 

これからもいろんな魚のさばき方と、お料理を紹介していきたいと思いますので、楽しみにしていただけると嬉しいです♬

でわまた(^^)

 

レポーターREPORTER

高木 菜緒
プロフィール:高木 菜緒
福岡県久留米市在住
新鮮とれっとれの魚をふるまう小料理屋を営んでいた経歴を活かし、自らも竿をにぎり玄界灘の魚たちと戯れる。釣り好き、呑み好き(?)、料理好きアングラー。