釣りを終えてすぐ料理して現場で食べるなら塩焼きがもっとも簡単。シンプルなだけに新鮮さが魚の味を左右するから絶対旨いに決まってる! ってことで前回の「にぎり寿司」に引き続き、HEATスタッフが丹後の海の五目ボートフィッシングで釣り上げたフレッシュな魚を焼いちゃいました!
ちょっと沖に出て鯛ラバを試してみた!
(前号から続く)営業Y、スタッフMがアオイソメで底をねらってガシラやベラを釣っている間も、スタッフDは根気よくエギングを続け、またまた貴重なアオリイカをゲットした。餌木のフックがエンペラの横に掛かるという強運? の持ち主(不運なアオリイカ?)だ。「よしよし、コイツのゲソは塩焼きだな!」と食材確保は微速前進。
しかし、その後、アオリイカからの明確な反応がないままに時間が過ぎていき、磯場からすぐのシャローに見切りをつけ、水深50mほどの黒崎沖に出てみることにした。まるでポイントが分からないままの当てずっぽうで鯛ラバをするという危険な賭けだ。
スタッフDが『無双真鯛フリースライド TGヘッド コンプリートモデル』45gで釣り開始。リーリングせずボトムをトントンと叩いていたら、いきなりヒットした。「おっ、何か食いましたよ。底なのでガシラかな」「あっ、竿叩いてますよ。マダイじゃないですか?」「でも、それほど大きくないです」「赤い! タイですよタイ!」と大いに盛り上がるスタッフ一同。そして海面を割ったのはタイはタイでもレンコダイ(キダイ)だった。
「よっしゃ、塩焼き一丁上がり!」ということで、何とか食材も賑やかになったところで、天気予報どおり雨が降り始め10分もしないうちに本降りに。さらに悪いことに北からの風も強くなり、宮津湾内のショアライン沿いに餌木や仕掛を入れつつ帰港した。
塩をふったレンコとゲソ2杯分を焼き網へ!
陸に上がって、にぎり寿司の作業(前編参照)と並行して塩焼き調理もスタート。塩焼き担当はスタッフD。慣れた手つきでレンコダイのウロコと内臓を落とし塩を軽くふって焼き網の上へ。この際、各ヒレに塩を多めに付けておくと焦げにくく、また丸焼きなので魚の胴の両面に火が入りやすいように飾り包丁を入れておくのがコツ。プラスして2杯のアオリイカのゲソも塩をして火にかける。寿司ネタで余ったベラやガシラも同時に焼きたかったが、レンコとゲソで一杯になったので営業Yが自宅にお持ち帰り。
にぎり寿司を食べ終わったころには片面が焼き上がり、レンコもゲソも裏返して待つこと数分。「うん、いい香り!」「美味そうやなあ」ということで、いただきま~す!
「うん、美味いっす」と営業Y。「レンコの身、ほくほくですね」とスタッフD。「ゲソはどうかな?」「おお、ええ塩梅やね」「日本酒ほしいなあ」と相伴に預かったスタッフM&Fも丹後の海の、秋の恵みに感謝しつつロケ終了。
「次回は何やります?」「イタメシ!」「干物作るってのはどう?」「たこ焼き!」「豪勢に舟盛り!」と、大いに盛り上がって宮津を後にしたスタッフ一同であった。めでたしめでたし!
フィッシングセンター海友
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