(※2017年4月20日に公開された記事に、必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2019年5月31日に再公開したものです)
『HEAT』をご覧いただいている皆さん、釣りなどのアウトドア活動後の衣類はどのように洗濯されていますか? 魚の血やエサの汚れ、泥がついたものを洗うのは、なかなか大変ですよね。分かります、その気持ち。
洗濯をする際に気を付けないといけないのが、衣類に必ずついている“洗濯表示”。しかしながら、「そんなの見たことない」もしくは「服を買う時だけ確認する」という方が多いのではないでしょうか?
かくいう私(HEATスタッフC)も「服を買う時だけ確認する」派の1人。洗濯機マーク、もしくは手洗いマークが表示されていることを確認し、「自宅で洗濯できない」と判断したものは買いません。そのため、日々の洗濯では表示を確認せずに洗っていることがほとんど。衣類が傷むペースが早いような……。
でも、やっぱり「衣類を美しく、また機能をできるだけ長く保たせたい」という思いは(高価なものなら余計に!)あります。そのためには、洗濯表示通りにお手入れをすることが大切ですよね。ちょうど昨年から表示が一新されたので「勉強をするなら今だ!」と意気込んでいます。
洗濯表示とは
まずは、改めて「洗濯表示って何?」というところを確認します。
衣類の内側(もしくは襟付近)の小さなラベルに書かれた、洗濯等の方法を示すマークのことで、日本工業規格(JIS)で規定されています。洗濯機に「弱 30℃」と書かれたものや、「ドライ」と記載された丸囲みマークを見たことがある人も多いのではないでしょうか?
図案と日本語を織り交ぜ、比較的分かりやすかった(あくまでも私の印象です)洗濯表示でしたが、昨年12月(2016年12月)から内容が一新されました。
新しくなったマークはこちら。
一目ですべて理解できる方、いらっしゃいますか? できなかった方、安心してください、仲間はいます。この記事を書いている私です(涙)。
このように日本語表記のないものばかりが41種類。すべて覚えられる自信なんてありません。この記事をご覧いただいている皆さんのなかにも、お仕事に、ご家庭に、日々忙しく過ごされている方が多いのではないでしょうか。そんな「じっくり資料を見る時間なんてない」という方のために、“HEAT厳選! 新洗濯表示”を紹介させていただきます!
おさえるべき洗濯表示
衣類を洗濯しようと思った時、まず気になるのは「家庭で洗っても大丈夫か」ということではないでしょうか?
新しい規格では、家庭洗濯のマークは桶の形に変更されました。桶に×が表示されているマークがある衣類は、家庭での洗濯はアウトです。おとなしくクリーニング屋さんなどプロにまかせましょう。それ以外(桶の内側に数字や手の絵柄が表示されているもの)は家庭用洗濯機もしくは手洗いが可能です。
最近は乾燥機を使うご家庭も多いはずです。日没時間が早い秋から冬や、じめじめした梅雨時期、そして花粉が飛びはじめた春先などの強い味方です。乾燥機を使用してもよいのは、□の内側に○が表示されているこのマーク。×が付いているものは乾燥機使用不可ですので、自然乾燥もしくは浴室乾燥機等で乾かすようにしてください。
アウトドアで着用した衣類はもちろんのこと、小さなお子さんがいるご家庭では、食べこぼしなどで汚れた衣類を洗うのも大変ですよね。染み付いたニオイも気になるところ……。△マークは漂白の記号、×や斜線が入っていない△は「塩素系・酸素系いずれの漂白剤も使用可能」です。つけ置き洗いもOK! 取扱いには十分注意し、漂白剤を活用しましょう。
HEATが厳選した洗濯表示は上記の通りです。これだけならお忙しい方でも覚えることができるはず。時間に余裕がある方、より細かい規定を知りたい方は下記リンクも併せてご確認ください。また、表示をチェックして家庭で洗濯可能かを判定してくれる(スマホの?)アプリもあります。それらを上手に活用して、大切な衣類を長く大切に着用しましょう。