「旨いもん見つけた!」第4回は先月号に引き続き中国地方の営業担当、坂本和則さんのおすすめラーメン。今回は瀬戸内中部、広島県東部の福山と県境を挟んですぐの岡山県は笠岡周辺。ともに古くからカレイやアイナメなどの投げ釣りが盛んで、磯場のチヌやメバル釣りも人気。近年はルアーゲームでのチヌも盛り上がりをみせる。中小河川の流れ込みも多くシーバスゲームや秋はハゼねらいも面白い。2月末から3月にかけては陸っぱりも船釣りもメバルの好シーズン。そんななかで瀬戸内中部を訪れた際に坂本さんが必ず立ち寄るというのがこの2軒だ。
あっさりだが味わい深いスープの尾道ラーメン
「つたふじ」中華そば
「煮干しでとった魚介系スープで濁りがなくあっさり。なのに味わい深く風味豊かで、いつも最後の1滴まで飲んでしまいます」と坂本さんが絶賛するのが、JR福山駅、国道2号よりも南、福山市内は御門町2丁目交差点から北へすぐの「つたふじ」だ。
鶏がらベースのスープに瀬戸内の小魚からとった出汁を加えた、いわゆる尾道ラーメンで、麺は黄色みが強い細ストレート。午前11時のオープン前には行列ができて、お昼時にはすぐに入れないのだとか。スープには背脂を浮かせてあるので、なかなか冷めず最後まで熱いのがよいという。また麺を「うどん」に替えた「中華うどん」も人気があるのだとか。
福山市内には陸っぱりのバスフィールドとして有名な芦田川も流れておりバスフィッシングの際も、帰路に空腹を満たしてはいかが?
つたふじ
住所:広島県尾道市土堂2丁目2−10−17
HP:-
噛めば噛むほど味が出る鶏チャーシューがクセになる!
「麺屋晴レ」中華そば醤油
笠岡市のすぐ西、浅口市鴨方町にある笠岡ラーメンのお店が「麺屋晴レ」。
スープベースは鶏がらで写真の「中華そば醤油」は見るからに濃い感じだが、実際にはそうでもないのだとか。いつも大盛りを注文する坂本さん、一気に完食しちゃうのだそう。麺は細ストレート。メニューには「中華そば塩」もある。
「何といっても特徴は鶏チャーシューです。コリコリした歯ごたえで噛めば噛むほど味が出るんでクセになりますよ」と坂本さん。
実はマスターが釣り好きで、なかでも船のタチウオ釣りが得意なのだそう。近年は笠岡周辺も大阪湾同様にテンヤ釣りが人気。お店に立ち寄った際に太刀魚テンヤ談義させてもらえるかも? もちろんお店が忙しくない時間帯に……。
麺屋晴レ
住所:岡山県浅口市鴨方町小坂西4227−1
HP:-