CLOSE UP "SPECIALIST"斉藤 心也

へらを通して見る自分

斉藤心也プロフィール

へらに始まり、へらに終わる

HEAT:まずはへらぶな釣りを始めたきっかけは何だったのでしょうか?

斉藤さん(以下斉藤):父親の影響で、物心ついたときに始めた釣りがへら釣りでした。きっかけと言うか、たまたま始めた釣りがへらぶな釣りだったという具合です。

HEAT:正にへらに始まりへらに終わる、ですね。しかし幼い子供には馴染みの薄い釣りだったのでは?そうなるとへら歴も相当なものですね?

斉藤:そうですね。周りも年上の方が多かったです。へら釣り歴は正確にはわかりませんが30年ぐらいでしょうか。最初は父親も遊び感覚というか、そこまで真剣ではなかったんです。しかし2人でよく釣りにいっているうちに2人ともだんだんと熱が入り、例会(=釣り会)などにも入る様になり、気付けばすっかりハマってしまっていた感じです。

ヘラブナの魅力

HEAT:それだけ長く続けられるということは、何か理由があるのでしょう。夢中になれる、へら釣りの魅力とは何なのでしょう?

斉藤:やはり色々な楽しみ方があり、奥が深い部分でしょうか。仕掛ひとつ取っても、様々な釣り方に細分化され、2本の鈎の位置、つけるエサ、ウキ、竿の長さなど挙げ始めたらキリがありません。棚も水面直下で釣れることもあれば、10m近い竿を使い深場を釣ったりと、その多様性から「極めようがない」という部分に魅かれてしまうのかもしれません。

それとゲーム性が非常に高いんです。ある意味元祖キャッチ&リリースと呼んでも過言ではない、日本のゲームフィッシングの代表だと思いますね。稀にへらぶなを食べる方もいらっしゃいますが、基本的にはキャッチ&リリースです。横一列に並び、皆で楽しく喋りながら釣ることも出来るし、ルアー釣りの様に先により良い場所を探すのではなく、基本的にはあまり動かずに同じ条件下で釣りをします。その分実力の差が顕著に出るのもとても面白く、競技性も高いですよね。そのゲーム性の高さからか、へら釣りをする人の中には、ブラックバスなどのルアー釣りをする方も多いですよ。

HEAT:なるほど。しかも私のイメージだと、みなさん1年中へら釣りを楽しんでいる様に見えるのですが、シーズン関係なく楽しめるのも、広く親しまれる理由のひとつでしょうか?

斉藤:そうなんです。北海道では氷に穴を開けて釣ったりもするそうです。しかし水温が30度を超える様な真夏でも釣りが出来る。どんな時期でも場所でも、日本全国で楽しめますね。だからこそひとつの釣りをやっていてもダメですし、かといって全ての釣り方がスーパー級という方もいないと思います。終わりがないんです。

斉藤 心也 へらを通して見る自分

へらを通して見る自分
HEAT:へら釣りをしている時の斉藤さんは、とても探究心を強く持っている様に感じますね?

斉藤:うーん、出来ることなら全ての釣りを極めたいと思いながら釣りをしています。まあそれはとても出来ることではないのですが(笑)そういう意味では、探究心や向上心も大事ですし、色々と考えさせられる釣りかもしれません。

HEAT:何かへら釣り以外の釣りはされるんですか?

斉藤:私はもともと釣具屋さんで働いておりましたので、海釣りから渓流釣り、船釣りまで大概の釣りはやりましたね。その中でもへら釣りは特に細かく、奥が深い様に感じます。その釣り好きが講じて興じて、その後HAYABUSAに入社しました。

HAYABUSAと釣り

HEAT:HAYABUSAは本当に釣り好きの方が多いですよね?最近は釣りに関わるお仕事をしていても、特別釣りをしないという方も少なくないと聞きます。HAYABUSAは本当に釣り好きが集まっている様に見えるのですが。

斉藤:そうでしょうかね?どのお店も、どのメーカーさんも、何処もそうだと思っていました(笑)今までもずっと釣り好きばかりに囲まれて働いてきましたから。というより、この業界は釣りが好きじゃないと務まらないと思います。へらぶなに限らず、ひとりでも多くの人に釣りを知って、楽しんで欲しいですね。

HEAT:おっしゃる通りですね。頑張ってください!