CLOSE UP "SPECIALIST"庄山 英伸

ハヤブサとの出会い

庄山 英伸プロフィール

そうですね、もう長い付き合いになりますが、きっかけは落とし込み釣りという釣りです。
先ずは喰わせサビキという仕掛を落として、小型のイサキやアジ等が掛かるのを待ち、そのまま船長の指示する棚に仕掛を残し本命のマダイやヒラメ、青物などが餌(掛かっているイサキやアジ)に食いつくのを待って釣る、九州発の釣りです。そのための仕掛などをずっと使わせてもらっている内に、その他のハヤブサ商品の開発にも携わっていく様になりました。

ジャンルを超えた釣りのサラブレッド

釣り自体はもう40年以上やってるんです。大好きな船釣りには、小学校に上がったぐらいから既に、いつも父親に付いて釣りに行っていましたね。それでか、僕は全く船酔いしないんですよ(笑)船長さんでも今日は酔った〜、なんて言う日にも僕はケロっとおにぎりを食べてます。確かに子供の頃なんかは戻したりもしてましたが、やはり慣れなんですかね。釣れない時は、色々と悪循環というか、仕掛や餌を見ているうちに気分が悪くなったりしますが、釣れている時はだんだん大丈夫になっていき、、、という感じです。九州という恵まれた土地柄、海でも川でも、エサ釣りからルアー釣りまで様々な釣りを経験して、結果的には海に帰ってきた感じですね。

自身も深く開発に携わった「フリースライド」

今回新しくカラーなども追加されるフリースライドは、私自身も開発に携わり、特に思い入れの強い商品です。さて、どうして遊動式が現在ではメインになりつつあるのか。従来の固定式に比べてバラしが減り、格段に取れるアタリの数なども増え、さらに釣果だけでなく、釣り人目線からもメリットがあります。
タイラバの釣りに限らず、時合を逃がさないのが非常に大切です。やはりその日に良くあたるカラーや、ヘッドの重さ、鈎の大きさなどがある訳ですが、フリースライドならそういったパーツの交換・脱着が自由自在なので、状況に合わせてすぐに対応出来る点が非常に大きいです。

釣りに大切なのは理論と柔軟な発想

何かひとつポリシーを持って釣るのが、どんな釣りでも楽しむコツだと思いますね。例えばその日これぐらいのスピードで仕掛を巻けば魚の数が出るといった状況で、意図的にスピードを遅くしてみたり早くしたりすることで、数は釣れなくなるかもしれませんが、より大きな魚を釣る事が出来るかもしれない。何故なら同じ魚の群れでも、サイズによって遊泳力に違いがありますので、小さい魚では追いきれないスピードでも大きな魚なら食べてきたり、やはり理由があるんです。セオリーだけに縛られずに、先ずは試してみる。そんな柔軟な発想を持って釣りをしてもらいたいですね。

僕はJBなどにも参戦してバスプロとして釣りをしていた時代もありました。やはり海釣りだけでは見る事の出来ないものがあったり、色々な経験をしました。ルアー釣りでは特に、ルアーの形や色を変えてやる事で、状況ががらりと変わって、魚の反応が明らかに違う事が多々あります。そしてそこには必ず理由があるんですね。そういった経験や理論は今でも、海釣りをはじめ何の釣りをする時にも役立っていると思います。
魚にとってルアーやタイラバなどの疑似餌が何に見えているのかというのは実際にはわからないんですけども、何か理由があって魚の感覚を刺激して喰わせている。そういうゲーム性も、またエサ釣りとは違った魅力であり楽しみ方ですね。 Hayabusaのフィールドスタッフだけでなく、shimanoのインストラクターもやらせて頂いていますので、ひとりでも多くの人が釣りにその魅力に気付き、ハマってもらえればいいなと思っています。楽しみながらも、それが仕事でもありますので。

庄山英伸

長い釣り経験と実戦で培われた理論に、どこか釣りに遊び心を忘れない印象を受けた庄山プロのインタビュー。
これからもそのエッセンスをハヤブサの開発に注ぎ込んでくれることだろう。
今月の”New Product talk”では、フリースライドシリーズがピックアップされているので、そちらも是非チェックして欲しい。

>>”New Product talk”へ