CLOSE UP "SPECIALIST"田中 敏哉

Hayabusaとの関係

田中敏哉プロフィール

インストラクターとして契約してからも、もう10年以上の付き合いになりますかね。昔釣り船を手伝っている時に、ハヤブサの創業者である田尻さんと知り合ったという縁もあって、声を掛けて頂いたんですよ。以後、自分の経験や知識が役に立てばと、開発などのお手伝いをさせてもらっています。今も昔も変わらず、釣りの道具づくりに真摯に向き合っている会社だと思いますね。

釣りを始めたきっかけ

田中敏哉

出身が九州なんですが、幼い頃から海のすぐ近くで育ちました。釣りは当たり前ものだった。僕らが小さい頃はルアー釣りの道具や仕掛だとか、そういうものは想像も出来ない様なものでした。言い方が悪いかもしれないですが、50年以上も前の話なので、本当に粗末な道具しかなかったんですよ(笑)釣り糸にオモリに鈎っていう、本当にシンプルな釣り。それが原型ですね。子供の頃、ルアー釣りとか餌木やスッテみたいな釣りをかろうじて「騙し釣り」なんて呼んでいたんですがね。そんな道具は皆無だったもので、田舎ではアジを釣るのでも餌でした。今でこそサビキなどがありますが、その頃はちりめんじゃこを海水で戻して、柔らかくして餌にしたりしたものです。そして今とは魚の数が違いましたね。たくさん釣れた。当時はブラックバス釣りなんかも無かったので、とにかく釣りといえば餌を鈎に刺して魚を釣る。それが原点であり、それを今も続けている様な感じです。

餌釣りに魅了される

餌釣りに魅了される理由

まずは「魚の反応がわかりやすいこと」。例えばオキアミを鈎に刺しましたと。で、餌を上げて残ったオキアミの状態を見てみると、今はこういう餌取りがおるんやなと、海の中を想像しやすいんです。そのオキアミが半分だけかじられて、中を吸い取る様に食べて皮だけ残ってるなんて時は、例えば口の小っさいハゲ系統の魚であるとか。今度はオキアミの頭だけをぺちゃっと潰して食べていたり、スパッとそこだけ切り取る様に食べられていたりする時でも、その切り口を見るんですわ。それが皮から身がせり出す様なかじられ方だったりすると、これはほぼタイが餌を噛みに来てるなと分かったりね。それが分かってくれば、今度は餌取りと本命がどの棚にいるのかも分かってくる。そこから狙っている魚の習性なんかも考えてですね、餌取りの少し上を狙ったり、または活性が高い時は餌取りを蹴散らして喰ってくるのを待ったりとかね。ルアーと違って、餌には必ず何かしらの反応がある。それが本命じゃなかったとしても、情報をもらえる。そして餌の反応を見ての対処が早い分、ターゲットに近づきやすい。もしも全く何も反応がないなら餌取りもいないからダメだここは、とかね(笑)今では魚探なんかもありますんで、そこに魚がおることははっきりと分かる。でもその魚が何かまでは見ることが出来ないと思うんです。でも餌やったら、食い気があるかどうかや、魚の種類までわかってしまうかもしれない。それが魅力ですかね。

好きなスタイル

僕は大物系と深海系をよくやる。例えば電動リールを使って、水深1000mのベニアコウとかまで釣りますね。後は中深海と呼ばれる200m前後で、のどぐろ(アカムツ)やオニカサゴとかをよく釣りますね。それと大物釣りはホンマの大物と言いますか、イシナギやクエまでやりますからね。後はマグロだったり。なので、タイなどの一般的な大物釣りとは少し違うかもしれません。要するに何でもやります(笑)

田中敏哉

釣ってみたい魚、やってみたい釣りはありますか?

う〜ん。まあ釣りは何でも好きなんで、カジキからほとんどの釣りはやりましたから…。あえて釣ってみたい魚と言えばやはりクロカジキの400kg越えっちゅうのを釣りたいですね。400kgのカジキは海外でもなかなか出ませんから。カジキ釣りの場合は専用のヘッドを作ってそこに大型のタコベイトの様なものを仕込んで釣ります。だから僕が釣る釣りの中で唯一ルアー釣りと呼べる釣りかもしれませんね。あとはイカ釣りぐらいかな。