CLOSE UP "SPECIALIST"青木 大介

とにかく強い。何よりも釣る

青木大介プロフィール

数々のハイプレッシャーなメジャーフィールドで、この表現が正しいかは分からないが、いとも”簡単に”ビッグバスを釣り上げてしまうその姿は、全く別次元で魚を捉えているかの様にすら見える。そんな青木大介プロの「結果に裏付けられた理学」の、せめて断片だけでも垣間見れることが出来ないか。今回はJB TOP50のトーナメンターとしての、釣りびと青木大介の釣りにクローズアップしてみようと思う。

勝つために導き出されたフィネス

フィネスの代名詞的な存在と言っても過言ではない青木プロですが、今のスタイルが確立されてきたのはいつ頃からなのでしょう?

うーん、その所謂フィネススタイルを元々やっていたと言うよりは、ずっとトーナメントに出て勝ちたいという部分がずっとあった。そこを追求していった結果、結局そのスタイルになっていったという感じですね。釣りの内容で言えば、特に好き嫌いなく色んなルアーを使うんですが、やはりトーナメントで上位へ行くにはフィネスを使う機会が多かったということです。狙ったと言うより、本当に結果的にたどり着いた様な。タックルひとつひとつの話しになってくると細くなってしまうんですが、フィネスっていう釣り方は基本的に「遅い」んですよね。凄くゆっくりとした、丁寧な釣りなので、逆にしっかり的が絞れていないと上手く出来ない釣りなんです。なのでフィネスが上手いというよりは、その時の状況を見て、魚がどこにいてどういう喰い方かを見極める判断力が重要なのかなと思いますね。

青木プロにとってのフィネスとは?

青木大介プロ

実はフィネスって一体どこからどこをそう呼ぶのか、時々疑問に思います。ただ細い糸でライトな釣りをするのがフィネスではないと思うのですが、青木プロの目線から見て、フィネスの定義の様な物は存在するんでしょうか?

それがちょっと難しいところなんですよ、そもそもフィネスっていう言葉自体がバスフィッシングの中でも曖昧な言葉なんで。正直人によっても違うし、それが合ってるとも合ってないとも言えない。ただ僕の中ではね、フィネスって言うと、ただ漠然とやる釣りではないんですよね。ここでこうして、こうやって喰わすっていうぐらいまで、動かし方から引いてくるコースとかまで全て、そこまで狙ってやる釣りがフィネスかなっていう。

トーナメンターというスタイル

年間で実に10試合近く戦っている訳ですが、実際にどうやって試合が行われるのか、よく知らないアングラーの方も多いと思いと思います。普段どのような流れで試合に臨むのでしょう?先ずトーナメントとしてのバス釣りを意識したのはいつ頃なんでしょう?そもそもバス釣りを始めたきっかけは?

きっかけは友達がやってて、小さい頃から始めました。トーナメントに出たいっていう目標をはっきり持ったのは高校生ぐらいですかね。

移動は全国、南は九州、北は今のところ福島ぐらいまで。基本的にトーナメントは金土日と3日間行われるんですが、その前2日間にプラクティスという練習時間が設けられていて合計5日間。さらにそのプラクティスの2週間前までは、プリプラクティスといって自由に練習をしていい期間があるんです。例えば、その場所をよく知っているかどうかにも依りますけど、僕の場合は大体練習に10日間使います。ただしその後2週間は、そこで釣りをしてはいけないというオフリミットという期間があって、その2週間で結構状況はガラリと変わってしまうんですね(笑)そして直前の2日間のプラクティスを使って、どう変わったかを見ながらアジャストしていく。といった感じですね。1ヶ月弱は試合を意識します。

一応公式の試合は年間5戦なんですけど、そこから上位数名が出られる試合などが色々とありまして、今僕が年間出ている数は10試合ぐらいですね。後はシーズンオフの間にも他の大会に出場したりもするので、大体13,14試合は釣りをしますね。

青木大介プロとバス

HAYABUSAとの”創作”

ハヤブサの開発などに携わる様になってからどれ位なんでしょうか?

まだ3、4年ぐらいですかね。実は僕が入った頃は、まだアイテム数が少なくて「なんでHAYABUSAさんなんだろう?」って思った人もいたかもしれないです。ただ、アイテムが少ない分、これから一緒に作っていきましょうっていうスタンスだったんですよ。もちろんモノ作りへの真摯な姿勢は知っている。僕の中でこういう鈎が欲しいなっていうイメージを形にしてくれる様な、そういった意味ではとても自由だったんです。

フィネスワッキー FF205 パワーワッキー FF206

なるほど。お互いのメリットが上手く重なった部分でもあるんですね。突然ですが、ズバリ春からのオススメアイテムなんてあるのでしょうか?笑

そうですねぇ。春に限らずなんですけど、ネコリグって季節を問わずよく釣れるんで、それに向いてるフックがオススメですかね。今年新しく出るもので言うと、フィネスワッキーとパワーワッキーというフックです。

青木大介プロ

では最後にHEAT読者に一言頂こうと思いましたが、青木プロのファン層は本当に広い…。一言とお願いしても難しいとは思うのですが。

逆にバスフィッシングはの場合はいろんなスタイルがあって、ボートから岸まで、お金を掛けるのも掛けないの自由なので、あまり型に捉われずに、自分の好きなスタイルで楽しんでもらったら良いと思いますね(笑)