みなさん~こんにちは! 最近どっぷりカワハギ釣りの魅力にハマってきているカオリンです(笑)。
「エサ取り名人」と呼ばれるほどエサを取るのが上手なカワハギ。一筋縄ではいかないカワハギとの駆け引きに夢中になっている方も多いのではないでしょうか。さらにその美味しさも格別ですよね。とくに冬場のカワハギは肝が大きくなり、そのクリーミーな肝の食感がたまりません!
そこで今回は、せっかく釣れたカワハギの、より美味しくいただくための締め方を紹介したいと思います。


カワハギを美味しく持ち帰ろう!

実は私も教えてもらった方法なんですが…、ひと手間加えるだけで、より美味しく持ち帰ることができるので、必ずこの締め方で持ち帰るようになりました。ぜひお試しあれ♪
ところで締め方の工程の前に、釣り上げたカワハギは水圧により浮袋が膨れているので、エア抜きをしてあげましょう。エア抜きをしてあげることで、生簀(いけす)の中で魚が元気に復活してくれます。リリースする際もエア抜きをしてからリリースしてあげてくださいね。
そのエア抜きに使っているアイテムがこちらの「Air Vent Needle(エア抜きバリ)(ACTIVE)」。

低価格ながらも作りがしっかりしていて扱いやすく、コスパもよいのでお気に入りです。胸ビレの付け根に刺す方法もありますが、私は肛門からまっすぐ刺しています。シューーーと空気が抜ける音がすればOK! あまり深く刺してしまうと内臓類を傷つけてしまうので、浅く刺すことがポイントです。
といったワケで、ここからは締め方と持ち帰り方を見ていきましょう。血抜き
エラをハサミでカットし血が出るようにして、生簀やバケツに戻します。しばらくそのまま泳がせて血抜きをします。身の劣化や生臭さを防ぐためにも、まずはしっかりと血抜きをしましょう。
神経締め
血が抜けたら神経締めをします。神経締めをすることによって、神経が破壊されるので臭みの発生や腐敗を遅らせることができ、より長く新鮮な状態を維持できます。
神経締めのワイヤーを鼻の穴から中骨上部に沿って通し、神経束を破壊します。カワハギの色が白っぽく変わればしっかり神経締めができている証拠です。

海水氷に浸けて冷やす
小さめのクーラーボックスに、凍らせたペットボトルを数本用意しておきます。そこに海水を入れれば海水氷(潮氷)の出来上がり。
神経締めしたカワハギを海水氷に入れ、しっかりと冷やしましょう。

角をカットして袋に入れクーラーボックスへ
しっかり冷えたら、角とお腹側にもある尖った部分をカットして、溶けた氷水などに直接触れないようジッパー付き保存袋に入れてから、クーラーボックスへ入れて持ち帰りましょう。角とお腹側の尖った部分をカットすることで、袋が破れにくくなります。
しっかりと締めてこの方法で持ち帰ると、真っ白でとてもキレイな肝が取り出せましたよ。


それでも、どうしても細かい血管などが残ることがありますが、お酒を入れた塩水に取り出した肝を2~3時間浸けて冷蔵庫で置いておくことで、浸透圧の働きにより血液を排出することができます。しかし、あまり長時間浸けておくと、逆に苦みが出てくるそうなのでご注意ください。

記事元:冬が旬の肝パンカワハギ! 鮮度を保って美味しく持ち帰るコツ
レポーターREPORTER

三重テレビ「フィッシングポイント」レポーター /三重県在住
好きな釣りは、イカメタル・タイラバ・ジギング・太刀魚テンヤ・磯グレなどなど、それぞれ面白さがあって釣りはなんでも好きです♪ 釣った魚を美味しく食べることも大好き! 釣りを始めてからお魚もさばけるようになりましたよ♪