INDEX
- ● 今年始めたばかりのティップラン
- ・「自分には無理…」から一転!? 初ティップランでアオリイカをキャッチ
- ・アオリイカ特有の面白さ!ティップランの魅力
- ● 三重県のティップラン事情
- ・秋は数釣りが楽しめるベストシーズン
- ・冬~春は深場でねらう大型アオリイカ
- ● 必要なタックルと装備
- ・ロッドとリール
- ・ティップランに必要なそのほかのアイテム
- ● 船長に教わった!初心者が押さえたいティップランの基本ポイント
- ・シャクってからの「止め」を大切にする
- ・アタリは「ティップの違和感」として出る
- ・迷ったら船長の指示を最優先に!
- ● テクニックを駆使したら…釣り大会で優勝!?
- ・初心者でも楽しめる!志摩ティップラン大会に参加
- ・船長直伝のテクニックでつかんだ入賞
昨年(2025年)9月からティップランを始めて、あっという間に3ヵ月が経ちました。難しそうだと感じてこれまで挑戦をためらっていましたが、実際に船長から教わった通りに実践してみると、なんと2回目の釣行で1kgオーバーのアオリイカをキャッチすることに成功。今回は、そんな体験を通して感じたティップランの楽しさをご紹介します。
今年始めたばかりのティップラン

「自分には無理…」から一転!?
初ティップランでアオリイカをキャッチ
「ティップランエギング(ティップラン)」とは、船からエギを落とし、ロッドの穂先(ティップ)のわずかな変化でアオリイカのアタリをとらえる釣り方です。

一昨年からエギングを始めた私ですが、見よう見まねでの釣行が多く、水温・地形の状態や変化・時期など、魚と同様に最初は困難を極めました…。そんなエギング同様、三重県でも人気のある「ティップラン」にも挑戦したい気持ちがありつつ、「きっと私には釣ることできないだろうな…」と、みなさんの釣果を羨ましく思っていたところです。
しかし昨年友人に誘われ、浜島から出船している「おちょ丸」さんでの調査便をきっかけに、初めてのティップランに挑戦!! 船長に基本を教わり、アタリのとらえ方に苦戦しながらも教えられた通りに続けていると、ティップがクインと曲がり、慎重なやり取りの末アオリイカをキャッチ。思わず「やった! ティップランで釣れた! 初めて!」と声に出して喜んでしまいました。
その後も釣行を重ね、3回目には1kgオーバーをキャッチ! 今では専用ロッドを購入するほど、すっかりハマっています。
アオリイカ特有の面白さ!ティップランの魅力
ティップランの一番の魅力は、そのゲーム性の高さです。アオリイカのアタリはとても繊細で、ティップがわずかに曲がったり止まったりする“小さな変化”を見逃さずにアワセます。この「気付けるかどうか」が釣果を分け、思わず夢中になってしまうのです。

そしてアワセたあとの引きもティップランならではです。とくに1kgを超えるサイズになると、最初は「根掛かりした?」と錯覚するほどズッシリとした重みがロッドにのしかかります。その直後、イカ特有の「ヌーン、ヌーン」とした泳ぎで抵抗し始め、一気に緊張感が高まります。
魚とは違うこの不思議で力強いやり取りこそが、ティップランの面白さ! 一度味わうと忘れられずまた釣りに行きたくなる、大好きな釣りモノの1つとなりました。
三重県のティップラン事情
秋は数釣りが楽しめるベストシーズン
三重県では、9~11月ごろは各エリアで小~中型のアオリイカが浅場に集まりやすく、ティップラン入門には最適な時期です。志摩沖や鳥羽沖、五ヶ所湾周辺では水深20~40m前後を中心にテンポよくアタリが出る日も多く、「まずは釣ってみたい!」という初心者の方におすすめのシーズンだそうです。
実際、私も初めてのティップランは9月中旬でした。ティップに出る小さなアタリを取る練習にもなり、数釣りが楽しめました。ティップランの基本を身につけやすいシーズンといえます。

冬~春は深場でねらう大型アオリイカ

水温が下がる12月以降はアオリイカが徐々に深場へと移動し、釣りは一気にテクニカルになります。紀伊長島~尾鷲方面や外洋に近いエリアでは、水深50~70m、ときにはそれ以深のポイントをねらい、1kgを超える大型のアオリイカがターゲットになります。
アタリは減るものの、掛けた瞬間に根掛かりと間違えるほどの重量感。そして、「ヌーン、ヌーン」と泳ぐアオリイカ独特の引きはこの時期ならでは! 数よりも1杯の価値を味わう、「大人のティップラン」といった楽しみを堪能できます。
必要なタックルと装備

ティップランは専用タックルが理想ですが、最初から高価な道具をそろえる必要はありません。
ロッドとリール
私自身は18000円ほどのティップラン専用ロッドを購入し、リールは新しく買わずに、エギングやカマス釣りで使用している3000番クラスのリールを使用しています。この組み合わせでもティップの変化は十分に分かるので、アオリイカのアタリや引きをしっかりと楽しめます。
専用ロッドを使用するに越したことはありませんが、ティップの柔らかい(先調子)ものであれば、ほかの釣り用のロッドでも構わないと思います。まずは手持ちのタックルを活かし、必要に応じてステップアップするのはどうでしょうか? 経験やお財布事情に応じて、タックルをそろえてみてください。
ティップランに必要なそのほかのアイテム
タックルのほかに、ティップランを快適に楽しむために最低限そろえておきたいアイテムを紹介します。
●エギ
ティップラン用のエギは重さの違いで使い分けるため、数本違うカラーを準備しておくと安心です。

●シンカー
着底させることが大前提のティップラン。エギにシンカーを追加して着底を感じること、そして潮流の変化に合わせて重さを変えることも重要になってきます。追加するシンカーは5~60gと幅広いので、乗船する遊漁船さんの指示に従って準備しておくと安心です。
ほかには、
- ●エギを交換しやすいスナップとリーダー(2~2.5号)
- ●あると便利な持ち帰り用のジッパー付き保存袋
- ●タオル
- ●酔い止め
といった物があるといいでしょう。とくにタオルは必需品です。スミ(墨)を吐かれることもしばしば…の釣りですから、海水でスミを流したあとでもタオル1枚あると重宝します。


船長に教わった!
初心者が押さえたいティップランの基本ポイント

ティップランは、ちょっとした意識の違いで釣果が大きく変わる釣りです。ここでは実際に船長から教わったポイントに注目。初心者の方がまず押さえておきたい基本ポイントを紹介します。
シャクってからの「止め」を大切にする
船長によっては(釣るエリアによっては)、シャクる回数やロッドを振る大きさが違いますが、共通して教えてもらったのは「シャクったあとにしっかりと止めること」という点でした。
シャクってエギをしっかり動かしたあと、きちんと止めることで、アオリイカがエギを抱く“間(ま)”が生まれます。この「止め」と「止めて待つ時間」を意識することが、ティップランの基本だそうです。

アタリは「ティップの違和感」として出る
ティップランでのアオリイカのアタリは、魚のように明確に引っ張られるアタリとは限りません。「ティップがわずかに曲がる」「曲がってから戻らない」「止まる」など、小さな違和感として出ることが多いようです。
船長にも「何かおかしいと思ったらアワセてみて」と教えてもらいました。「思い切ってアワセてみてイカじゃなければまた回収して落とし直す」「アワセてみてイカが掛かればOK! やり取り開始」といった経験の繰り返しで、ティップランのアタリが少しずつ分かるようになるということです。
(私もまだまだアタリを疑心暗鬼で感じ取っている段階…頑張っています!)
迷ったら船長の指示を最優先に!

シャクり方やシャクル回数に迷ったときは、その日の状況を一番把握している船長の指示に従うのが近道です。水深や潮の速さ、風向きによってその日のアタリパターンは変わるため、「今日は軽めに」「今日は動かし過ぎない方がいいよ」などの一言が、釣果を大きく左右するとポイントとなります。
ティップランの釣り方には決まった正解がなく、その日の海況を踏まえながら自分で組み立てていく釣りです。だからこそ奥深くて、何度でも挑戦したくなります!
テクニックを駆使したら…大会で優勝!?

まだ始めたばかりのティップランですが、経験豊富なアングラーの釣り方や知識を学べるよい機会だと思い、先日、釣り大会に参加してみました。今回参加したのは、12月初旬に開催された志摩釣船会主催の「第8回志摩ティップラン大会」です。
初心者でも楽しめる!志摩ティップラン大会に参加
「志摩ティップラン大会」は経験の有無に関係なく、誰でも参加できる大会です。志摩沖の釣りを盛り上げようと志摩釣船会が主催し、今年で8回目を迎えました。大会をきっかけに、普段とは違う遊漁船に乗れるのも楽しみの一つで、今回は和具漁港から出船する「大忠丸」さんに初めて乗船させてもらいました。
また大会では、ゲストアングラーとの交流やトーク、協賛メーカーによる豪華景品も大きな楽しみの一つ。今回は単独での参加でしたが、同船した方々や船長から多くのことを教えてもらい、初心者の私にとって学びの多い貴重な経験となりました。

船長直伝のテクニックでつかんだ入賞!
さて大会中は、初めて1kgオーバーを釣らせてもらった「GANZA丸」の船長から教わったテクニックをもとに、着底後のシャクリ回数(8~12回)やステイ時間(10~15秒)といった細かい釣り方を調整しながら、丁寧に探っていきました。
2流し目で痛恨のラインブレイクを経験したものの、気持ちを切り替えてすぐに再開。下げ始めからしばらくして明確なアタリがあり、すぐにフォールさせて10シャクりからのステイ後に「ゴン!!!」と根掛かったような独特な重みが! 教わった通りに慎重にやり取りすると、キロクラスありそうなアオリイカをキャッチすることができました。

釣果はこの1杯のみでしたが、1250gの重量で総合5位、レディース部門1位という結果に驚き!!
初めてのキロアップから大会参加、そして入賞まで、昨年を代表する忘れられない釣行となったのでした。


未経験のアングラーにとって、「ティップラン」は少し難しそうに感じるかもしれません。しかし実際は、ティップを見つめ、海の変化を感じながらエギを操作しているうちに、自然とその釣りの面白さに引き込まれていくハズです! 小さなアタリを感じ取り、思い切ってアワセ、重みが乗った瞬間に伝わる独特の引きに興奮する…。たった1杯でも、強く記憶に残るのがティップランだと感じています。
初心者でもアオリイカを釣る楽しさが味わえ、ついでに食べてもモチロン美味しい。そんなティップランエギングに挑戦してみませんか?

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レポーターREPORTER

小さなお魚から大きなお魚まで、魚と釣りが大好きな行動力だけが取り柄の2児のかあちゃんアングラー! 家族の協力のお陰で、少しでも時間があれば魚を求めて釣りばっかり行っています! ルアーフィッシングメイン、でもエサ釣りも大好き♪ そのとき釣れる「旬」の魚に出会うため、ショアからオフショアまで魚を追い続けています!!
インスタグラム:
@seeeeemi100903 (URL: https://www.instagram.com/seeeeemi100903)
