NEW PRODUCT TALK 巻くだけでOK!落とすだけでも釣れる!!
驚異のかんたんジグ「ジャックアイ 豆クネクネ」が爆釣中!

ただ巻きするだけでクネクネとしたライブリーアクションを発生して、青物や根魚、マダイなどさまざまなターゲットをねらうことができる「ジャックアイ クネクネ」。そのダウンサイジングモデルとして今夏に登場したのが、今回紹介するハヤブサのジャックアイ 豆クネクネ。小さくなることで“ナニがドウなる”のか? ハヤブサ商品開発課に所属する、担当の田中氏に根掘り葉掘り聞いてみた。

『豆』は大げさじゃない!マジで小さい!!
だが、比重が大きいのでオカッパリでもブッ飛ばせる!

もう…とにかく、小さい。本当に小さい。最小サイズの3gなんて、ヘタすりゃ管釣り用の極小スプーンよりも小さい。キャストしてもまともな飛距離が出せるのか、コレ?

「重さに応じて適切なタックルを使えば、十分な飛距離が出せますよ。たとえば3gならばアジング用やメバリング用タックルで、一番重い10gならばエギングタックルでも扱うことができます。バス用ライトリグタックルでもOKなので、このルアーのためにわざわざ新しいタックルを用意する必要はないと思います」と、手軽さをアピールする田中さん。

まあ、確かにアジングなどは1g未満の極小ジグヘッドリグを使ったりするので、それと比べればまだ十分な重さがあり、岸からねらえる範囲の魚たちも釣れるわけだ…って、勝手に釣れる魚を想像してしまったが、ダウンサイジングした分だけ、釣れる魚もダウンサイジングと考えていいのだろうか? たとえば…根魚ならガシラとか? 小型青物もイケる?

根魚系ならボトム付近でフォール、
小型青物系ならタダ巻きにフォールを交ぜて

04_ ハタ釣果
根魚を釣りやすいスロージグ系フォルムの「ジャックアイ クネクネ」をダウンサイジングしたモデルなだけに、ガシラやメバルといった岸釣りで楽しめる小型根魚は当然よく釣れる

「お察しの通り、ガシラメバル、キジハタなどの根魚をはじめ、アジサバ、ツバスくらいまでの青物でも楽しめる幅広く使えるルアーです。
使い方はキャストしたら一旦ボトムを取ってから巻くだけで、名前の通りクネクネとしたなまめかしいアクションで誘うことができます。ただ、後ろに付いているネクタイの存在価値を最大限に活かそうとするなら、フォールアクションを織り交ぜることをおすすめします。とくに根魚系はボトム付近でフォールさせると反応がよいです。フリーフォールさせるとジグ部分に水を受けて木の葉のようにヒラヒラと舞い、ネクタイも複雑にうごめきながら落ちていきます。一方でラインテンションを保ちながらカーブフォールさせるとクネクネアクションをともないながら素早く落ちていきます。反応を見て使い分けるとよいでしょう」と、こちらから使い方を聞く前に先回りで説明してくれた田中さん。

じゃ、じゃあ…青物系はどんなふうに使うとよいのだろうか?

05_ アジ
アジングといえば極小ジグヘッド&極小ワームの組み合わせが定番だが、ジギングでも釣れるのだ。ワーム同様に任意のレンジをただ巻きでOK。ただ、メタルジグの重さを活かすならば、不規則なフォールを織り交ぜるとさらに反応がよくなることも

「アジ、サバならば中層ただ巻きでいいでしょう。ただ、こちらも不規則に短距離でもよいからフォールを織り交ぜると、バイトを促すキッカケとなることもあります。テストではカマスも同じようなアクションでよくバイトがありました。そう、バイトは多かったんですよ、アジもカマスも…。でも、実際にフッキングまでに至る割合は、それほど多くなかったんです」と、田中さんが突然「ルアー開発あるある話(?)」を始めてくれた。ど、どういうことなんだろうか。

「サビキメーカー」ならではのひと工夫!?
口の小さい魚たちのフッキング率が大幅にアップ!

「根魚系は大きな口で吸いこむようにバイトするので、ジグからネクタイ、フックに至るまで全体が口の中に入ってフッキングしやすい。しかし、アジやカマスのような口の小さい魚たちはバイトがあってもフックが口の中に入る確率が根魚系ほど多くないんです。そこで、フックに“ひと工夫”を加えてみました」と、まるで頭の中で物語がすべてできあがっているかの如く、田中さんが早口にまくしたて始めた。ダメだ…これは止まらないパターンだ。

06_ ティンセル付きアシストフック
イサキバリは平面になった胴部分で光を反射してアピール。加えてティンセルを加えて「サビキ化」することで、フック部分へとバイトが集中。口が小さいアジやカマスなどのフッキング率が圧倒的にアップした

「まずフックですが、ツバス~ハマチクラスの魚が掛かっても十分な強度が保てるように、胴打ちのイサキバリを採用しました。胴打ち部分はフラッシング効果もあるので、集魚効果も期待できます。さらにフックにティンセルを付け加えることでサビキとしての役割も持たせると、これがバイトマーカー効果となりフック目がけてのバイトが集中してフッキング率が圧倒的にアップしました」。
なるほど、さすがは“サビキメーカー”であるハヤブサと言うべきか、異なるジャンルにも得意分野の手法を積極的に投入して、確実な釣果へと結びつけているというわけだ。しかも、思った以上に簡潔にまとめてくれて助かった…。

長いカラー名は「ひと目で効果を連想していただくために」

カラーは全部で6色展開。一般的にはナチュラル系といわれるイワシ系カラーも、グローとか夜光とかで結構ギラギラしてる…。

07_ col.1
リアル魚鱗ブルーイワシ網目夜光/夜光
08_ col.2
リアル魚鱗ピンクイワシ網目夜光/蛍光ピンク
09_ col.3
ケイムラアカキン/蛍光レッド
10_ col.4
リアル魚鱗チャートミドキン/チャート
11_ col.5
シルバー青夜光ゼブラ/青夜光
12_ col.6
ゴールドオレンジゼブラ/蛍光オレンジ

14_ 網目夜光(グロー)
リアルな魚鱗の細かさをグローカラーで再現したのが「網目グロー」。表面のみに採用し、裏面は夜光or蛍光の単色にすることで、ヒラヒラとフォールするときには明滅効果も期待できる

リアル魚鱗という網目グローカラーを、3色の表面に採用しています。加えて裏面には夜光および蛍光カラー単色を採用することで、明滅効果のようになって魚からはもちろんなんですが、それ以上に釣り人からの視認性がとても高いです。水中のルアーの様子がよく見えるから自分が何をやっているのかを明確に把握することができ、ゲームに対する集中力が途切れにくい。そういう意味では、とくにルアービギナーの方々にはおすすめできるルアーですね」と、田中さん。
なるほど、魚以上に釣り人からの視認性とは…正直、盲点だったかもしれない。ただ…そのカラー名だが、ヤケに長くないだろうか。呪文を唱えているようで覚えられん…。

「コレは…お客様からもご指摘を受けることがあります(笑)。効果を連想できる名前にしようとすると、長くなり過ぎてしまうんですよね…。ただ、名前は長過ぎても釣果は簡潔に出せると思いますので、ぜひ使ってみてください!」と、ウマいこと丸め込められた。

とにかく気軽に「~だけ!」で釣りたいアナタにはマスト!
何はなくとも“豆クネクネ”

ただ、田中さんが説明してくれたように巻くだけでOK、たまにフォールさせればなおOKというのならば「使ってみようか…」という気にもなるというものだろう。
ルアーゲームは難しいと思われているフシもあるだけに、この「ジャックアイ 豆クネクネ」のように「~だけ!」で釣れる、使い方がかんたんなルアーというのはとてもありがたい。その恩恵にあずかりたいアナタ、今すぐ釣具店へGO!