NEW PRODUCT TALK 小アジ専科 発光プランクトン

日本列島を縦断している桜前線もいよいよ終盤。東北、北海道はそろそろか。もうすぐゴールデンウィークもやってくる。釣行予定がある方はぜひとも楽しんでいただきたいところだ。
そして、気持ち高ぶる釣りシーズンを更に盛り上げてくれるアイテムが登場、今までにない初の試みとなるサビキ仕掛「発光プランクトン」を開発担当の田中さんの話を交え紹介していこう。

サビキ仕掛

「これまでのサビキ仕掛は主にオキアミや極小ベイトフィッシュをモチーフにスキンや魚皮を使用し表現してきましたが、今回はターゲットとなるアジの食性をさらに追求し今までになかったプランクトンに目をつけ開発に臨みました」と田中さんは話し始めた。

生物的な青発光・青緑発光

一番の特長は魚が好んで捕食すると言われている生物的な青発光・青緑発光。なかでもこの青系の発光は再現するのが非常に難しく独自の塗装技術で再現された。
さらにプランクトンが水中で漂う自然な浮遊感も幾度となくテストを重ねケイムラ発色の白ウィリーで演出し驚きの集魚力を生みだすことができたという。
このプランクトンのような生物発光は特に朝マズメ、夕マズメ時はもちろんのこと深場などのローライトや濁り潮と守備範囲が非常に広いアイテムとなっている。

仕掛図

一番気になる実釣については、やはり濁り潮の際が強かったとのこと。特に都市部に近い濁りの強いフィールドではより効果は発揮されたという。
だが、ここで非常に興味が湧く言葉が田中さんの口から出てきた。「澄潮でも釣れるんですよ!」
発光とのキーワードが印象強く今までの話しの流れからも朝夕マズメや濁り潮といった「暗い」とのキーワードが自然と染みついた思考に衝撃が走った。インタビューしている私も我を忘れ「え!?」素の驚きが出てしまった。

実釣では今回のアイテム「発光プランクトン」だけではなく他多種仕掛も持参し、いろいろ試していた模様で、澄潮の際にスキン系でも魚皮系でもお手上げの際に、この「発光プランクトン」だけに魚が反応し釣れた日もあったそうだ。
今まで涙を呑んでいた釣行もこれさえあったらと思わせる話である。これまであったスキン、魚皮のエビ系・ベイトフィッシュ系に新たなプランクトン系の登場で、フィールド状況において選択肢が広がり、さらなる釣りの楽しさが増すことに違いない。