初心者でも安心!アジング How to はじめる前に知っておきたい!
今やブーム、お手軽「アジング」のイロハ

4.アジングを楽しめる場所はたくさんある

11_ 漁港・堤防

アジングを楽しめる場所(ポイント)はたくさんあります。

まずはオーソドックスな釣り場である漁港や堤防です。ひじょうにアクセスしやすく、夜はライト(常夜灯)もともるため手軽に楽しむことができます。漁港には内向きと外向きがありますが、回遊するアジ、すなわち良型サイズをねらうなら「外向き」、ライトなどの灯りに集まるアジを釣るなら「内向き」をねらうとよいでしょう。もちろん、外向きにライトの灯りが入るポイントもありますが、まずは漁港の内向きや灯りのある堤防から始めるとよいでしょう。

ただし、ひとつ注意したいのは、マナーを守って釣りを楽しむこと! アクセスがよく夜でも釣りがしやすい漁港ですが、漁港は漁業関係者さんが管理されていることがほとんどの場所です。「船や網を傷つけない」「係留ロープに引っ掛けない」「ゴミを捨てない」…など、今後、釣り場を失わないためにも「釣りをさせてもらっている」という気持ちを忘れずに、丁寧な釣り場利用を心がけましょうね。

 

12_ サーフ
13_磯

次にサーフ(浜)や磯などのポイントです。サーフ(浜)では、回遊を待ってサイズのよいアジをねらう楽しみ方もあります。磯も同様です(磯はとくに危険性が高いので、ベテランの方との釣行がおススメ)。サーフも磯もナイトゲームにおいて街灯が絡むポイントがあれば、入れ食いなんてこともあり得る魅力的なポイントです。

 

14_ 沖堤防

最後に、潮通しのよい沖堤防も楽しいポイントです。渡船で沖堤防に渡してもらい日中にアジングを楽しむのもよいと思います。朝・夕マズメを絡めた釣りがメインとなります。一方、夕方から渡してもらい暗くなってからの短時間ナイトゲーム! なんかもよいですよ。渡船屋さんによって営業時間が異なりますので、一度確認してみましょう。

このような具合に、いろいろなシチュエーション・場所で楽しめるのも、アジングのよいところですね。

5.必要なタックル?オススメは?

15_ ロッド(またはリールとセットのタックル)

まずは、軽量のジグヘッドがキャストできるスピニングタックルが必要です。仮に1g前後のジグヘッドが扱えるロッドを持っているなら、そのロッドで釣りは可能ですが、やはり専用のロッドをおススメします。アジングでは1g以下の軽量なジグヘッドも扱うため、代用のタックルでは「キャストしても飛ばない!」や「アタリがわかりにくい!」などの問題が出てしまうからです。
では「代用のタックルでは釣りができないの?」と聞こえてしまいますが、そうではありません。たとえば、バス釣り用のUL(ウルトラライト)、SUL(スーパーウルトラライト)クラスのスピニングタックルやエリアトラウト用のロッドなどは軽いものがキャストできますし、細いラインを扱えるロッドもたくさんあります。

 

16_ リール

リールに関しては、スピニングリールで500番から2000番クラスのノーマルギアかローギアのものがおススメです。軽ければ軽いほどよいと思われがちですが、実はそうではなく、バランスがとても重要です。ロッドを握ったときにグリップの位置が極端に前後しないようなバランスであればよいと思います。

 

17_ ライン

最後に使用するラインに関して、釣りではPEライン、エステルライン、フロロカーボンライン、ナイロンラインと多種多様なラインがあります。それぞれの特徴は、飛距離と水馴染みのよさを優先するならエステルライン、感度重視ならPEライン、沈みやすいため風の影響を受けづらく根ズレに強いフロロカーボンライン、そして(私の場合アジングではあまり使用しませんが)伸びがありしなやかナイロンラインといったとろです。
少し飛距離が劣るものの、入門用に扱いやすいのはフロロカーボンライン。フロロカーボンラインであれば0.25号(1lb)でよいでしょう。また、瞬発的な負荷に弱い(強い力で切れやすい)ものの感度に優れ、操作感が分かりやすいエステルラインや、高価で風に弱いものの感度抜群で強いPEラインは今や主流。0.2号(0.8lb)~0.25号(1lb)を目安に選んでみてください。とくに、細くて水馴染みがよく飛距離が出せるうえ、ラインテンションのキープ力が高いエステルラインは一押しです!

 

18_ アジ釣果(井上さん)

今回は、私もどっぷりハマる楽しさがある「アジングの概要」について書いてみました。これからやってみたい方、もう少しアジングについていろいろ学んでみたいという方のお役に立てればと思っています。今後もアジングについて、私なりにいろいろとお伝えしていこうと思いますので、興味があれば、ぜひ引き続きご覧ください。

次回のテーマは「タックルや装備」について、もう少し詳しくお届けする予定。それでは、また次回も「初心者でも安心!アジング How to」をお楽しみに!

 

レポーターREPORTER

井上 隆史
プロフィール:井上 隆史
休みの日も家でのんびり過ごせない昭和のアラフォー世代。人なつっこい笑顔と誰とでも仲良くなれる性格とは裏腹に、ライトソルトをメインにワカサギ釣りまでこなすマルチなハヤブサフィールドスタッフでもある。『イノォさん』の愛称で親しまれ、関西圏を中心に週末の釣りを存分に楽しむ生粋のサラリーマンアングラーだ。