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午後の部は中流エリア
お腹も落ち着いたところで午後の部スタート。午後といっても夕マズメのまでの2、3時間といったところですが、ザ・箒川レインボーと呼べるような大型のレインボーをねらって頑張ります。
千二百年物語の少し上流方向に大きな砂利の広場があり車を停められますが、大型車やバスが切り返すための場所なので、それを妨げないように川側の端に寄せて車を停めてください。そこからスロープでかんたんに川に降りられるので人気ポイントの一つですが、先にも言った通り魚は確実に、且つたくさん居ますので流れの中やちょっとした深み、岩の影や淵をあの手この手で丁寧に探ってみてください。
良型の箒川レインボー
いくつかある大岩と淵の組み合わせのなかで一際大きな岩の続くポイント。流石に時間帯的にも先行者が入ったのでしょう。魚の反応は悪くルアーの着水で逃げていく魚が見えたほどでしたが、何尾か見える魚のなかでときどきルアーに興味を見せる魚をねらって、その少し上流からルアーを流してアプローチしてきます。こんなときもやはりボトムからねらえるダート系や、スプーンをリフト&フォールで鼻先に流していくのがオススメ。
何度目かのキャストで思い出したかのようにルアーに口を使ったのは50cmオーバーのレインボー。箒川にしては大きくはないサイズかもしれませんが、バイト直後からドラグを出し最後のネットインまでしぶとく粘って楽しませてくれました。
そのあと、そこから釣り下る形で岩にぶつかった強い流れが複雑に絡み合うようなポイントで、岩の影などの淀みをミノーでねらっていく釣りにシフト。慣れるまでなかなか難しいかもしれませんが、イメージとしては「ルアーがゆっくり泳げるところは魚もゆっくり休める」を頭に入れながら少しでも流れのゆるい場所や、ルアーを巻いていて一瞬スピードが緩んだように感じる場所をねらっていく感じ。とくに岩などで高低差があり、水深がある場所は表面上は流れが激しく一見釣りにくそうでも、一枚下は意外に流れが緩く魚が居着いていたりするので要注意。そんな場所を丁寧に釣っていくと激しい流れの中からバイトして、何度も派手にジャンプを繰り返すかっこいいレインボーが飛び出してきて大満足。夕マズメを待たず早めの納竿となりました。
管理釣り場のような魚影の濃さと
自然のフィールドの持つ美しさ
箒川C&Rの魅力を一言で表すならば「管理釣り場のような魚影の濃さと自然のフィールドの持つ美しさ」に尽きるかもしれません。しかも1月半ばまで釣りを楽しむことができるので、オフシーズンでも体が鈍らないように「川歩き」ができる珍しい釣り場でもあります。さらに通常の渓流であれば当然自然のフィールドなので魚を探すところから始まりますが、ここは魚がいることが前提で「どうやって口を使わせるか」が鍵となってくるので、管理釣り場の延長としても楽しめるし、普段ネイティブ(野生で自然繁殖する在来の魚)を釣っている人もゲーム性の高い釣りを体験できると思います。
ちなみにC&R区間はエサ釣りは禁止ですのでルアーかフライのみ、細かいレギュレーションはWEBサイトなどで事前に確認していただきルールを守って釣りを楽しんでください。
これからハイシーズンを迎える管理釣り場、今シーズンはちょっと違ったフィールドも楽しんでみてはいかがでしょうか?
ギア紹介
フィールド情報
箒川(ほうきがわ)C&R 塩原漁業協同組合
TEL:0287-32-2264
HP:https://www4.hp-ez.com/hp/siobara-gyo/
※C&R区間などはMAPで事前に確認してください
利用料金
1日券 2000円(現場売り2500円)
レギュレーション
- ・ルアー、フライ、テンカラ専用エリア
- ・故意の引掛け釣り、エサ釣り、魚の持ち出し禁止
- ・バーブドフック(カエシ付)、トリプルフック、プラスチックワーム系ルアーの使用禁止
- ・シングルバーブレスフックのみ使用可
レポーターREPORTER
栃木県在住。国内のトラウトフィッシングから海外の釣りまで、人生を豊かにするライフスタイルとしての釣りを日々模索し発信しているフィッシングピーターパン。PIKE STREET MARKETディレクター。ひと×コト×Sakana栃木PRアンバサダー。
サポートメーカー:Huerco、BIGFISH1983、Rマジックテスター。VARIVASフィールドモニター、Patagoniaプロセールスプログラム。
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