カッコイイ管理釣り場のススメ No.8
箒川C&R
渓流ステップアップ編

午後の部は中流エリア

お腹も落ち着いたところで午後の部スタート。午後といっても夕マズメのまでの2、3時間といったところですが、ザ・箒川レインボーと呼べるような大型のレインボーをねらって頑張ります。
千二百年物語の少し上流方向に大きな砂利の広場があり車を停められますが、大型車やバスが切り返すための場所なので、それを妨げないように川側の端に寄せて車を停めてください。そこからスロープでかんたんに川に降りられるので人気ポイントの一つですが、先にも言った通り魚は確実に、且つたくさん居ますので流れの中やちょっとした深み、岩の影や淵をあの手この手で丁寧に探ってみてください。

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大きな岩のそばには必ずといっていいほど深みがあるので要チェック

良型の箒川レインボー

いくつかある大岩と淵の組み合わせのなかで一際大きな岩の続くポイント。流石に時間帯的にも先行者が入ったのでしょう。魚の反応は悪くルアーの着水で逃げていく魚が見えたほどでしたが、何尾か見える魚のなかでときどきルアーに興味を見せる魚をねらって、その少し上流からルアーを流してアプローチしてきます。こんなときもやはりボトムからねらえるダート系や、スプーンをリフト&フォールで鼻先に流していくのがオススメ。
何度目かのキャストで思い出したかのようにルアーに口を使ったのは50cmオーバーのレインボー。箒川にしては大きくはないサイズかもしれませんが、バイト直後からドラグを出し最後のネットインまでしぶとく粘って楽しませてくれました。

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10月初旬はまだそこまで水温が低くなく、長いファイトをしたあとの魚は結構グロッキーなことが多いので、水通しのよい場所でしっかり蘇生してからリリースしてあげてください

そのあと、そこから釣り下る形で岩にぶつかった強い流れが複雑に絡み合うようなポイントで、岩の影などの淀みをミノーでねらっていく釣りにシフト。慣れるまでなかなか難しいかもしれませんが、イメージとしては「ルアーがゆっくり泳げるところは魚もゆっくり休める」を頭に入れながら少しでも流れのゆるい場所や、ルアーを巻いていて一瞬スピードが緩んだように感じる場所をねらっていく感じ。とくに岩などで高低差があり、水深がある場所は表面上は流れが激しく一見釣りにくそうでも、一枚下は意外に流れが緩く魚が居着いていたりするので要注意。そんな場所を丁寧に釣っていくと激しい流れの中からバイトして、何度も派手にジャンプを繰り返すかっこいいレインボーが飛び出してきて大満足。夕マズメを待たず早めの納竿となりました。

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ダウンの釣りでキビキビとした動きが使いやすいグレートハンティングハンプバック(メガバス)。迷いなく食いついてきた「ハーモニカ食い」

管理釣り場のような魚影の濃さと
自然のフィールドの持つ美しさ

箒川C&Rの魅力を一言で表すならば「管理釣り場のような魚影の濃さと自然のフィールドの持つ美しさ」に尽きるかもしれません。しかも1月半ばまで釣りを楽しむことができるので、オフシーズンでも体が鈍らないように「川歩き」ができる珍しい釣り場でもあります。さらに通常の渓流であれば当然自然のフィールドなので魚を探すところから始まりますが、ここは魚がいることが前提で「どうやって口を使わせるか」が鍵となってくるので、管理釣り場の延長としても楽しめるし、普段ネイティブ(野生で自然繁殖する在来の魚)を釣っている人もゲーム性の高い釣りを体験できると思います。
ちなみにC&R区間はエサ釣りは禁止ですのでルアーかフライのみ、細かいレギュレーションはWEBサイトなどで事前に確認していただきルールを守って釣りを楽しんでください。

これからハイシーズンを迎える管理釣り場、今シーズンはちょっと違ったフィールドも楽しんでみてはいかがでしょうか?

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ギア紹介

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Adventure Ⅱ Long sleeve Shirt / アドベンチャーⅡロングスリーブシャツ(Pike Street Market)
半永久的な防蚊効果・UVプロテクション・透湿性・高いファッション性を兼ねそろえた、あらゆるアウトドアアクティビティをサポートするアドベンチャーロングスリーブシャツ。旅や食事など、釣りと+αをスマートに実現する釣り人のためのアイテム。
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CatCh & Release Nets TSUNAGU / キャッチ&リリースネット ”つなぐ”(HUNGRY BEAR)
「次の世代にも美しい自然と魚を残そう」そんな思いと遊び心、そしてギアにこだわる釣り人のカッコイイを叶えたラバーランディングネット。自然のフィールドで管理釣り場専用のラバーネットでは遊びにくい人はもちろん、管理釣り場で釣りはするけど写真にこだわりたい人までオススメしたいネット。

 


フィールド情報

箒川(ほうきがわ)C&R 塩原漁業協同組合

TEL:0287-32-2264
HP:https://www4.hp-ez.com/hp/siobara-gyo/
※C&R区間などはMAPで事前に確認してください

 

利用料金

1日券 2000円(現場売り2500円)

レギュレーション

  • ・ルアー、フライ、テンカラ専用エリア
  • ・故意の引掛け釣り、エサ釣り、魚の持ち出し禁止
  • ・バーブドフック(カエシ付)、トリプルフック、プラスチックワーム系ルアーの使用禁止
  • ・シングルバーブレスフックのみ使用可
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こんなイベントも開催されているようです。個人的に野生のフィールドへの養殖魚の放流は反対派ではありますが、ダムで堰き止めて区間管理された場所をこのように利用するのは、釣り人のニーズと魚の持続性を踏まえた妥協点なのかなと思います

 

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レポーターREPORTER

ショータ・ジェンキンス
プロフィール:ショータ・ジェンキンス
栃木県在住。国内のトラウトフィッシングから海外の釣りまで、人生を豊かにするライフスタイルとしての釣りを日々模索し発信しているフィッシングピーターパン。PIKE STREET MARKETディレクター。ひと×コト×Sakana栃木PRアンバサダー。
サポートメーカー:Huerco、BIGFISH1983、Rマジックテスター。VARIVASフィールドモニター、Patagoniaプロセールスプログラム。
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