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HEAT読者のみなさんこんにちは。これまで2回に渡り旅と釣りを楽しむ豆知識としてパックロッドの持ち運び方や扱い方についてお話ししてきましたが、今回は長期の釣り遠征から、数日間の旅のついでの釣りに限らず、持って行って便利だったものやオススメのグッズなどをご紹介したいと思います。
釣り遠征というと、ついついルアーなどの釣り道具にフォーカスしてしまいがちですが、実際の遠征は移動時間を含めて釣りをしない時間をどう快適に過ごすか、旅先や車中泊のときにリラックスして睡眠できるかなどがかなり重要になります。本当はルアー選びなんかのお話もしたいのですが、淡水なのか海水なのか、釣る魚のサイズや種類、行く場所によってそのチョイスの幅があまりにも広いので、今後遠征の釣行記などでその都度紹介できたらいいですね。
便利というか必携なバッテリー関連
電波もコンセントもない場所でキャンプをするときも、どこか宿泊施設を利用するときでも、これがないと始まらないのがバッテリーや充電機器です。僕の場合は仕事柄なところもあるかもしれませんが、みなさんもよい魚やよい景色の記録を残したいはず。移動中に携帯やカメラのバッテリー残量の確認や充電を忘れないようにしましょう。
モバイルバッテリー
これは必携中の必携アイテムです。僕は最近ソーラーパネル付きのものを購入してみましたが、実際あまり太陽充電が役に立つことは少なめ。出発前にしっかりフル充電しておくことと、車での移動や空港での待ち時間などでも忘れずに充電するようにしておくと便利。
携帯やカメラを釣り場へ持っていきながら充電できるのはもちろん、車中泊のときも充電のために長時間エンジンをかけたりすることなくすぐに就寝できるので、モバイルバッテリーは忘れると凹むアイテムの上位です。
シガープラグ
旅先に持っていき忘れて結局現地で買うことになるアイテムといえば、歯磨きセットとシガープラグです。(そうですよね??)
レンタカーも借りる車によってはそのままUSBを挿したりもできますが、自分で準備しておくほうが無難です。充電器やケーブル、バッテリーを持っていてもプラグがなければ当然充電できませんし、車での移動時間は一番充電に適した時間でもあります。とくに嵩張るアイテムでもないので忘れずに用意しましょう。個人的なオススメとしてはUSBの向きがどちらでも入るタイプが使いやすいです。
複数口電源タップ
延長コードがついていないタイプが嵩張らなくてオススメです。
ホテルや空港のコンセントを使う場合にもこれがあれば効率よく充電ができますし、同行者とシェアすることも可能。上記2つに比べれば若干優先度を下げても大丈夫ですが、持っていってよかったアイテム10選には入ると思います。携帯充電器と同じぐらい忘れてきてしまうランキングも上位なので注意が必要です(笑)。
旅に適したウェア選び
ウェアも行く場所によってレイヤリングやハードシェルまで用途に応じたチョイスが必要とされますが、ここでは旅行も兼ねた釣りのときと遠征の種類を問わず活躍するアイテムを紹介します。
ウェア選びに関しては結構僕の趣味が強いので、一つの選択として参考にしてください。
インナー
寒冷地での釣りや遠征の方が多いので、多機能ウェアのなかでもインナーには結構こだわりがあります。そのなかでも、ここ3、4年で一番活躍しているのはPatagoniaのキャプリーン3(現キャプリーンミッドウェイト)とFREEKNOTの光電子®レイヤーテックのアンダーをメインに着回してます。ちなみにあまりに暖かいのでレイヤーテックのシャツは厳冬期のみ、タイツはハーフパンツなどとあわせてオールシーズン着用しています。
多機能ドライウェア
いわゆる吸湿速乾とよくいわれるウェア類で、ドライロンTとかよく耳にしませんか? いろいろ着てきましたが襟付きのものがやっぱりよいなと思い、一番よく着ているのはPatagoniaのサンストレッチシャツ。UVカットに優れているのと乾きの速さ、何より通常のTシャツなどと違いボタンダウンで襟付きなので、移動中から釣り場、なんならそのあとの食事など、ずっと着ていられる1枚。夏なら一緒にシャワーを浴びて干しておけば大体翌朝に乾いてます。旅先で一番重宝するウェア。
同じシャツでも、速乾、UVに加えて防蚊の効果もあるNosilifeという素材を使用したウェアで、イギリスのアウトドアブランドCRAGHOPPERSとPIKE STREET MARKETでコラボさせてもらっているウェア。ようやく見つけた! と思った自分好みのシャツで、春から渓流などでもテストしてました。日焼け対策で襟を立てると、下にまた小さな襟がついているところとかがイギリスっぽくてニクい。
ミッドウェア
コンパクトになるダウンやパフ系のミッドと、とくに特別な多機能素材ではない普通の綿の薄手のパーカーも必需品です。
移動中の電車やバス、飛行機なんかで想像以上にエアコンが効いているときや、キャンプ場や山に近い釣り場などに行くと予想以上に冷え込むことが多々あるので、持っておくと助かります。薄手のパーカーは寝るときやシャワー後などリラックスしたいとき、どこかお店に入るときに軽く羽織るのに便利なので個人的にはこれもマスト。オススメは脱ぎ着がしやすく体温調整もかんたんなフロントジップタイプです。
アウター
いわゆるハードシェルやレインと呼ばれるアウターは、釣りのときも移動のときも必ず必要になるもの。透湿素材を選べば当然お値段も張りますが、ここは妥協せずに選んだ方がストレスなく旅を楽しめると思います。好みのブランドであったり、デザインや機能でそれぞれこだわりもあるかと思うので、実際に僕が着用しているものを紹介します。
ちょっと寒い時期の釣りでは頼りないですが、携帯性能なども考えて遠征や渓流用に使っているのがPatagoniaのウルトラライトパッカブルジャケット。その名の通りコンパクトに収納でき、かつ透湿素材のレインウェア。ウルトラライトとはいえミッドの上にあわせて着ればそこそこの寒さも耐えられます。
少し嵩張りますが春先の渓流や北海道遠征には持っていくパンツがFREEKNOTのBOWONボディグリッドパンツ。基本ウェーダーを履くことも多いので雨具としての薄手のパンツはあまり必要がないのですが、防寒具としての機能も持ち合わせ多少の雨の中でも履ける便利なパンツ。冬の管理釣り場やボート釣りでの使用が多いですが、防波堤やキャンプでも活躍すると思います。真夏なら下半身は濡れてもよいかなという考えです(笑)。
シューズ類
サンダルだけで行ってしまうこともあれば、サンダルは荷物に入れてスニーカーやブーツで旅することもあるシューズ類。スニーカーがあった方が不意にどこかを訪問したりするときにもなんとなく気を遣わないで済みますが、荷物を減らしたい派のあなたにはこんなサンダルを。
クロックス
実は旅慣れている人たちの間ではクロックス最強説が根強く、僕もこれまで3足を履き潰してきました。難点としてはソールが減ってくると濡れた地面や床でとにかく滑ることぐらいで、その他は軽さや乾きの速さ(と言うよりストラップや革を使用していないのでそもそも水が染み込まない)、歩きやすさなどを踏まえると本当に優秀なフットウェア。
テバ
なんかそんなクロックス最強説に一矢報いたいという思いから(笑)、いろいろと探して、ここ1年メインで履いているのがTevaのHURRICANE DRIFTというモデル。これも布や革のストラップなどを用いないで作られたサンダルで、そのまま水の中に入ったりしてもすぐに乾き、クロックス以上に蒸れない優れもの。勝手なイメージですが、クロックスよりも若干デザインが大人向けなので僕みたいなアラフォーにも優しい気がして気に入ってます。靴下を履いていても違和感がないのがいい。
いかがでしたでしょうか? 本当に最低限の部分にはなりますが、旅先で使える便利グッズとウェア類を紹介してみました。少し偏りはあるかもしれませんが、僕が実際に使っているもので自分の経験をもとに選んだものなのできっと役に立つ……はず…。国内遠征はもとより、いつかくる海外遠征の準備の参考になればと思います。
レポーターREPORTER
栃木県在住。国内のトラウトフィッシングから海外の釣りまで、人生を豊かにするライフスタイルとしての釣りを日々模索し発信しているフィッシングピーターパン。PIKE STREET MARKETディレクター。ひと×コト×Sakana栃木PRアンバサダー。
サポートメーカー:Huerco、BIGFISH1983、Rマジックテスター。VARIVASフィールドモニター、Patagoniaプロセールスプログラム。
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