サラリーマン必見??
都市型の釣り=アーバンフィッシングのススメ
No.3 古都・京都、大好物のノスタルジーを感じながら狙うニゴイ

京都の街中に魚なんているの? いるんです!

07_鴨川

ひとまず見えている魚を足で探し、まあまあのサイズのニゴイを発見。そう、今回のメインターゲットはニゴイです。軽めのスプーンを上流から鼻先へと流し込んでやると…「ハフッ!」とかなり積極的? とも思えるバイト。しかし何故かこの1匹は好反応を見せたものの、他のニゴイたちはそっぽを向くどころか着水音で一目散に消えていく始末。なんだこれ。

08_ニゴイ

今回のターゲット
ニゴイはそのまんま、鯉に似ているから”似鯉”なんて由来を聞いたことがあるけどどうなんでしょう? 時には70cmを超える大物もいて、ルアーにもよく反応する雑食性の魚。きっとバスやシーバス狙いでニゴイを掛けてガッカリしたことのある人も少なくないはず。しかし狙ってみるとこれが意外とテクニカルで面白い! しかもそうすると、どことなく顔もボーンフィッシュに見えてきませんか?(笑)

 

その後も岸際で群れているニゴイたちは全然口を使ってくれず、ところどころに見えている魚は諦めて、人の気配に気付いてない魚を狙ってみようと思いきって対岸近くまでスプーンをキャスト。するとあまり期待していなかった流心の中層でコツコツ! とバイト。まるでサバのように身を震わせるようにして下流へと走り、流れに乗った魚は結構な引きの強さ。一瞬「サツキ!?」となりましたが、しばらくすると見慣れたジャパニーズボーンフィッシュの顔が見えてきました。鴨川では少数のサツキマスが遡上しているなんて情報もあったのでドキドキしてしまいました…。
ボーンフィッシュは和名ソトイワシ。フライフィッシングのターゲットとして、ターポンやパーミットと並べて「グランドスラム」と呼ばれたりもする釣り人垂涎(すいぜん)の魚。特にニゴイの近縁の魚ということではありません。

09_釣果ニゴイ

コレがサツキマスとかバスだったらもっと絵になるのかな? でも昔からニゴイは結構好きで、今も栃木で毎年1回は必ずニゴイオンリーな釣りに行ってます

10_ニゴイ
ニゴイの口の形状からボトムばかり狙っていたけど、思っている以上に積極的にルアーを追いかけているのかな。キャッチしたのは5gのスプーン。ミノーにもチェイスは多数、だけどなかなか口を使わなかった

“ガチの釣り”ともまた違う独特の満足感

“釣りをしに京都に来た、というよりも仕事のついでに釣りに来た” せいか、1匹釣れてひと安心するとともに、二人とも「なんか満足しちゃったよね(笑)」といった具合。夕方になって冷え込む前に早々に駅前のカフェに避難した。そこで道具を片付けたり、来年の釣り遠征やイベントの話などをしながら今回のアーバンフィシングはフィニッシュ。前半ちょっと苦戦したけど、2時間と少しの短い間に魚に触ることこともできたし、美味しいものも食べられたし、何より久しぶりに歩くだけでも京都は美しい街でした。

11_CAFETEL京都三条 for Ladies
12_CAFETEL京都三条 for Ladies
地下鉄の三条を出てすぐの所にあったカフェ「CAFETEL京都三条 for Ladies」女子力高め、後から名前を知って怯(ひる)んだけど別に男子禁制とかではないのでご安心を(笑)。外の席でロッドを畳んだりタックルを整理したりしつつコーヒーも飲めて、次回もここだな

以前に東京湾のアーバンフィッシングの記事を書かせてもらった時にも少し触れましたが、ヨーロッパではストリートフィッシングとその名を変えて、市街地の釣りは広く楽しまれています。しかも個人的な感覚ですが、京都とロンドンってどこか似ている所が多くて、古くから受け継がれてきたものと、新しく作られたものがミックスされた不思議なバランス感のある街。今後もっとこんなスタイルの釣りが日本でも楽しまれると嬉しいですね。いつか僕の「ホーム」との呼べるイギリスのストリートフィッシングも紹介したいな。

13_Cafe efish
途中こんなカフェも川沿いで発見。釣り歩かないとなかなか見つけられないような場所って結構あるのかも

しかしどこまでいっても、そこに水辺があり魚がいて、僕たちは「釣りをさせてもらっている」釣り人。ゴミを捨てないなどのフィールドへの配慮はもちろん、地元の人たちや観光客とトラブルにならないように最低限の挨拶やマナーを忘れずに、(みなさんにも)いろいろな街を釣り歩いて欲しいなと思います。普段行かない場所で出会える1匹、どうせなら楽しい思い出の1匹にしたいですから。

14_鴨川で釣りをする

アーバンフィッシング ギア紹介

EASY FISH BASS Iridium(BIGFISH1983)
EASY FISH BASS Iridium(BIGFISH1983)
フランスのストリートフィッシングカルチャーから生まれたフィッシング&アパレルブランド BIGFISH1983が、ストリートで釣りを楽しむ若い世代にも偏光グラスをかけて釣りをもっと安全に、そして上手になってもらいたいという思いを込めたエントリーモデル。サイドにプリントされたバスのエンブレムがシンプルでお洒落でリーズナブルな偏光グラス。
価格:5,980円(税抜き)
HuercoXT511-5S(フエルコ)
HuercoXT511-5S(フエルコ)
小型ルアーを用いたあらゆるライトゲームをカバーする5ピースパックロッドでありながら、美しいベンドカーブが印象的なモデル。取り回しも良く、クセのないレギュラーテーパー、しかもコンパクトに仕舞うことができるため、電車や自転車の移動や、出張や旅行ついでの釣りにも最適な1本。トラウト、バス、からロックフィッシュ、ライトソルトなど、とにかく狙える魚種を選ばない欲張りな竿でもある。
価格:37,000円(税抜き)、レングス:5フィート11インチ、仕舞寸法:42cm、重量:約115g

 

レポーターREPORTOR

ショータ・ジェンキンス
プロフィール:ショータ・ジェンキンス
パックロッドを中心に、ライフスタイルとしての釣りを提案するメーカーHuerco(フエルコ)に所属しながら、世界各地を釣り食べ歩く国際派。厳しい釣りを強いられても、持ち前のハッタリと語学力で切り抜ける「適当さ」が武器。BIGFISH1983ジャパンアンバサダー、Rマジック・TONEDTROUTプロスタッフ、Patagoniaプロセールスプログラム。
インスタグラム:
@shota_jenkins_konno (URL: https://www.instagram.com/shota_jenkins_konno/)