2017年2月3日の金曜日。ここは大阪市住之江区にある大阪国際見本市会場。そう早い話がインテックス大阪である。本日は「フィッシングショーOSAKA2017」の一般公開に先がけてのプレオープン。メディアと釣具業界関係者が招待される、いわゆる「業者日」ってやつ。HEATスタッフも一応、業界人の端くれということで業者日に入場できるのだ。そこで!
スタッフM(以下M):今年もやって来ましたね! 釣具業界のお祭り!
スタッフF(以下F):ですね~。インテックスができる以前は港区朝潮橋の見本市会場でやってたんですよ。当時、東京も晴海だったし。
ディレクター(以下D):そうなんですか? 千葉の幕張じゃなくて?
F:うんと昔の話です。
M:僕も知ってるのは幕張メッセ、インテックス大阪からです。
ちなみに大阪国際見本市会場がインテックスに移転したのは1985年のことだ。スタッフF、どれだけ年寄りやねん?
D:えっと、フィッシングショーOSAKAですが今年から会場が広くなりまして、我がハヤブサのブースは3号館です。
M:去年までは6号館AゾーンとBゾーンの2ヶ所でしたよね。今年もそうですけど4号館はイベント会場でした。
F:うわ~広くなったんですね。歩くだけで腹減りそうやなあ。
午前11時、HEATスタッフ3人がハヤブサブース前に集合した。
D:まずは我が社のブースから見て下さい!
M:サビキ仕掛に太刀魚テンヤ、チョイ投げの仕掛、ワカサギ仕掛、鬼掛製品にフィナ製品、フリーノットのウェアも充実してますね。キッズコーナーも楽しそうです。
F:そや!隼華!ハヤカっ! 隼華の皆さんは?
D:今日はいませんよ。明日の一般日からです。
F:がくっ。祥子ちゃん、美穂ちゃん、栄里子ちゃん、誰もいないのかあ……。
M:しかし会場、広いですねえ。通路なんてめちゃワイド。
D:明日から一般のお客さんにも快適に見て回ってもらえそうですよ。
M:ハヤブサの奧はグローブライド(ダイワ)さんですね。すぐ横はエバーグリーン・GM・中央漁具さん。
F:奧が霞んで見えます!(ウソ)
D:じゃあ、ぐるっと回ってみましょう。
ということで、いざ「フィッシングショーOSAKA2017」巡礼に出発した3人、3号館の中央付近で、いきなりモンスターに遭遇した。
F:何?この車?戦車?
M:最近はフィッシングショーに自動車を持ち込むことも増えましたね。日産さんとかメーカーさんの展示もありますし。でも、これは?
デュオさんのブースに展示されていたのはトヨタの逆輸入車「タンドラ」だ。V8 5700cc 全長5,814mm、全幅1,984mm、全高1,796mmというフルサイズ・ピックアップトラックだそう。いきなりモンスターカーに度肝を抜かれた3人は、さらに奧へと侵入する!
F:ラスベガスみたいなステージ発見!
M:マジックショーやるんでしょうか?
D:ボーズレスさんですね。最近は各メーカーさん、演出が凝ってますね。
M:ルーレットテーブルみたいなのにメタルジグを展示してますよ。
F:スタッフもマジシャンみたいなコスチューム着てますし。すごいなあ!
M:ノリーズさんはバスロッドのバックが水槽になってますよ!
D:バスが泳いでいるんじゃ!?
F:オイカワ、ワカサギ、ハスに……アカガエル!?
M:バスのベイトなんですね。
F:ハヤブサさんも太刀魚テンヤのバックにイワシ泳がせたらどうッスか?
M:サビキ仕掛コーナーに小アジもいいですね。
続いてハピソンさんブース。ここではジギングファンだけでなく、船のタチウオファンにも便利なアイテムを発見した。
F:ロッドホルダーにメタルジグ?
M:中が光ってます!
D:「蓄光ジグホルダー」だそうですよ。
担当スタッフさんに話を聞くと、オフショアジギングでボートをポイントに入れ直す間に、グロー塗装のジグを入れてスイッチオン! ジグの両面に一気に蓄光できるのだそう。
M:これなら時合いを逃さずジグを投入できますね。
F:ハヤブサさんの夜光ヘッドの太刀魚テンヤにも使えるんじゃないですか?
D:いいですね! エサのイワシをセットしてから入れる感じかな?
M:陸っぱりで使ってもいいですね。
ここで3人は3号館を出る。そして6号館に向かう途中、何やら空きっ腹を刺激する美味しそうなフレーバーが!
F:わおっ! 屋台が出てます!
M:佐世保バーガーに富士宮やきそば、旨そうですね!
F:牛タン串、飛騨牛丼、大分とり天! 旨いもん見つけた!
D:「まんぷく屋台村」ですね。
M:でも、フィッシングショーなのに魚がないですね。
F:たこ焼きがありますよ! 焼大アサリ・カキ! シーフード発見! どれ食べます?
D:はいはい、次ぎ行きますよ! 旨いもん見つけた! は別コーナーで芝さん坂本さんにおまかせしましょう。
入場したのは6号館Aゾーン。とりあえず中央の通路を真っ直ぐ奧へ進む。
F:ありゃ、こんなところにも屋台? 回転寿司やってますよ!
M:ネタは何でしょうね?
D:ルアーです。回転寿司のトレーに2貫ずつ!
ここはシーファルコンさんというルアーメーカーのブース。ボーズレスさんのカジノ風もそうだったけど、展示の演出がどこもすごい。一昔前のルアーやグッズを並べているだけの展示とは大違いだ。
F:お品書きにルアーの名前が! ダイビングツナとか、まんま活イカとか、食ってみたい!
M:お酒もシーファルコン! とことんやってますね! スタッフさんも板前さん風!
D:混雑していて身動きできなくても次々に別のルアーが回ってくるので、まんべんなく見られるシステムですね! うーん、考えてますねえ~!
シーファルコンさんの裏手はミヤエポックさん。電動リールの老舗メーカーで深海釣り用などの特大サイズが充実している。
M:おおっ! マグロスペシャルですか?
D:300kg級のクロマグロにも対応できるそうです。
F:握りが何人前とれるかなあ?
D&M:食い気から離れなさい!
続いてのコーナーはマルキューさん。何やら楽しそうな水槽が2つ。
F:釣り堀ですか?
M:キンギョ釣り!
D:一般公開の明日からは大にぎわいでしょうね! ハヤブサにもキッズコーナーあるんですよ。スーパーボールすくいにガチャガチャ!
M:小さいお子さん、退屈しますもんね。フィッシングショーOSAKAのイベントホール4号館では以前から、お子様向けのコーナーが充実してましたけど、展示会場のところどころにあってもいいですもんね。
シマノさんのブースではズラッと並んだリールが壮観! ほしいモノがいっぱいのAゾーンを後に、ついに最終地点のBゾーンへ突入することに!
F:おっ! 顔出しパネル! 誰か顔出してよ!
M:じゃんけんで決めましょう!
D&M&F:じゃんけんぽん!
D:負けた……。何で僕?
ここは東京の出版社、つり人社さんのブースで新刊の「Finesse Fishing with Gary Family」という別冊をアピールしていた。ハヤブサフィールドスタッフの伊豫部健さん、青木大介さんも解説で登場するのだ。
M:ガンクラフトさんの巨大ジョイクロは、やっぱり目を引きますね。
F:プロックスさんの80cmある28型ロングネットもでかいっす!
M:ディレクターも頭からすっぽり!
F:ハヤブサさんも巨大テンヤとかデカサビキとかどうですか?
M:巨大タチウオに怪物アジとかも一緒にシンボル的に展示するとか!
D:うーん、考えておきます。
というワケで足早ではあるがフィッシングショーOSAKA2017の会場巡りの旅は終わったのであった。
さて、わがまま勝手なことばかり書かせていただきまして、「肝心なこと書いてないやないか!」というメーカー様ならびに読者の皆様からのお叱りの言葉もございましょうが(ほんまや!)、笑う門には福来たる! 釣りは明るく朗らかに(なんのこっちゃ?)。明日の活力は楽しい釣りから! フィッシングショーは遊んでナンボ!?(あんたは仕事ちゃうんか?) 皆様のご健釣とご発展を心よりお祈り申し上げ、「フィッシングショーOSAKA2017」早足見聞録、全編の終了でございます。(ボヤキ漫才の人生幸朗・生恵幸子風! 知ってます? ああ、また歳がばれる)。