From HEAT the WEB DIRECTOR釣りに行くときに聴きたい曲(モチベーションアップ)【前編】

突然だが、以前から気になっていたことの一つに「釣り業界のなかには、実はバンドマンが多いのではないか…?」という素朴な疑問がある。過去に音楽をかじっていた人もいるだろうし、現役で音楽をやっている人も多いのではないか? と、感覚的ではあるものの、そう感じる次第だ。
なぜそう思ったかというと、毎年開催される「フィッシングショー」会場で、某有名プロアングラーが、バンドマン特有の「厚底ブーツ」を履いているのを見かけたり、はたまた、別のプロアングラーの出で立ちやファッションが、パンクロックやハードロックのそれを彷彿とさせたり、釣り具の商品名が有名バンドの名前、あるいは曲のタイトルに似ていたりすることを、ちょくちょく見かけるからだ。
あくまでも私の個人的な想像の域を出るものではなく、単に流行のファッションだったりするのかもしれないが、時折見つけてしまうその「印(しるし)」や「シンボル」に、(都市伝説好きな)私としてはワクワクしてしまう。

ミュージックイメージ

最近ではアルバムがCDで売れなくなり、もっぱら好きな曲だけをパソコンやモバイルを介したネット環境のミュージックストアからダウンロードされているようである。時代とともに音楽を聴く形態は変化しているが、これまで世に出た音楽そのものは変わりなく、「好きな曲」「思い出の曲」は時折我々に勇気を与えてくれたり、郷愁を誘ったり、ストレス発散に一役買ってくれたりするものである。
実際に、悲しいときに電車の中で好きなバラード曲を聴き、流れ行く車窓の風景に涙したり、ムシャクシャした時に車の中で好きなロック曲のボリュームを上げ、大声で歌ってみたりしたことはないだろうか? また、仕事中にどうしてもある曲が頭から離れず、ヘビーローテーションしてしまったことはないだろうか? メロディーと絶妙な歌詞で成り立っている楽曲には、聴くものの心情に左右され、様々に変化し作用する不思議な力が備わっていると同時に、誰もがそれぞれ、心に残る曲を持っているものである。

そこで今回、当社フィールドスタッフにご協力を頂き、「釣りに行く前に(道中に)聴きたい1曲」を聞いてみた。釣りジャンル、アングラーそれぞれに、想い入れのある1曲とその聴きたい理由や、ハマッたエピソードをアンケート。さて、フィールドスタッフの皆さんはどんな曲をご紹介くださるのか!?

ロック(パンクロック/オルタナティブロック系)

ロック(パンクロック/オルタナティブロック系)

今回ご協力下さった当社スタッフのなかで、比較的多くの方が挙げられていたジャンルが「パンクロック/オルタナティブロック」系の曲だった。
一般的に激しいだけでなくノリがよいためか、「テンションが上がる」「リフレッシュできる」など、元気がもらえるジャンルのようだ。では、少しだけ紹介させて頂こう。

青木 大介
青木 大介
Daisuke Aoki

Can’t Keep My Hands Off You /シンプル・プラン(Simple Plan)

2011年にAtlantic recordsから発売されたシンプル・プラン4枚目のアルバム『Get Your Heart On!』の2曲目に収録されている曲。
釣り場へと向かう道中や、年間数々の遠征を繰り返す車中でよくこの曲を聴くというのは、FINAフィールドスタッフ“青木大介”氏。曲を知ったきっかけは、「釣具屋さんでのセミナー中に流れていたのを聴いて気に入ったから」ということなのだが、かなりの頻度で聞いているそうだ。
全米初登場3位となった2ndアルバムは、世界で300万枚以上、全世界でトータル700万枚を越えるセールスを記録するほどの大人気バンド「シンプル・プラン」。青木プロのハートをぐっと掴み、離さないようだ。

庄山 英伸
庄山 英伸
Hidenobu Shoyama

The Kids Aren’t Alright /オフスプリング(The Offspring)
Want You Bad /オフスプリング(The Offspring)

1998年にコロムビア・レコードから発売されたオフスプリング5枚目のアルバム『アメリカーナ』の5曲目と、2000年に発売された6枚目のアルバム『コンスピラシー・オヴ・ワン』の4曲目に、それぞれ収録されているナンバー。
釣行前のイメージトレーニングや、「静」から「動」へ移行するような釣りのタイミング、また、魚を掛けた瞬間などに聴きたくなるというのは、ハヤブサフィールドスタッフ“庄山英伸”氏。元々、バスフィッシングをやっている時から聴き続けているとのことで、バスボート(アストロ)をシボレータホで引っ張っている時によく大音量で聴いていたそうだ。現在はソルトウォーターの釣りがメインではあるが、ご自身が得意とする「鯛ラバ」でも、魚を掛けてから脳内で一気に放出されるアドレナリンが、曲の出だしのイメージに重ねやすいそうで、いずれは「私の動画の挿入曲としてこの2曲が使われれば最高です! でも、もしバラした時はその時点でストップで(笑)」とのこと。
ちなみに、オフスプリング5枚目のアルバム『アメリカーナ』は、全米最高2位、世界セールス1,000万枚を売上げたモンスターアルバムだ。

富所 潤
富所 潤
Jun Tomidokoro

Under The Sea /ドーピング・パンダ(Doping Panda)

原曲は誰もが知っているディズニー映画『リトル・マーメイド』の挿入歌(作詞ハワード・アッシュマン/作曲アラン・メイケン)。2004年にavex traxから発売されたトリビュートアルバム『MOSH PIT ON DISNEY』の17曲目に収録されたこの曲は、日本のスリーピースロックバンド「ドーピング・パンダ」がカバーし、ノリのよいパワーソングとして生まれ変わった。
この曲を「釣りに行く道中で聴きたい」と言うのは、ハヤブサフィールドスタッフ“富所潤”氏。富所プロはご存知の方も多いがお医者様。「病院で当直をしている時に当直室のテレビから釣り専門CH“釣りビジョン“が流れていて、番組間の”船宿情報“で耳にしたのがきっかけ」だそうだ。そう、実はこの曲、”釣りビジョン“さんでよく流れており、私自身も「一体誰が歌ってるのかな…」と気になっていた曲だった。イカ先生(=富所プロ)曰く、「仕事をしてストレスが溜まっている時に、この曲を聴くとリフレッシュされ、釣りに行きたくなる」とのこと。まさにエナジーチャージできる1曲だ。

ロック(ハードロック/ヘヴィメタル系 <HR/HM>)

CDジャケット

同じロックでも、やや重く激しいジャンル「ハードロック/ヘヴィメタル系」の曲としては、レッドツェッペリンやディープパープルに代表されるような正統派ハードロックから、ジューダスプリーストのような「ザ・メタル」までさまざま。昨今の当ジャンルは、以前のように「長髪・革ジャン・ベルボトム…」というようなファッションではないバンドも多いが、依然、重量感のあるサウンドで、力強さや勇気を与えてくれることには変わりない。今回スタッフのご意見でも、「必ず釣れるっ」「気合いが入る」など力強いコメントを頂いた。

釣りイメージ
並木 敏成
並木 敏成
Toshinari Namiki

Far Away /ニッケルバック(Nickelback)

2005年にRoadrunnerから発売されたニッケルバック5枚目のアルバム『All The Right Reasons』の6曲目に収録されている曲。
しっとりとしたアコースティックギターでスタートするイントロは、Vo.チャド・クルーガーの甘く深みのある声質と相まってドラマティックで叙情的だ。その名曲をご紹介頂いたのは、FINAフィールドスタッフ“並木敏成”氏。ご存知の方も多いと思われるが、並木プロの番組「Osprey’s EYE」(釣りビジョン)の主題曲であり、並木プロご自身も「聴いたら間違いなく釣れる!」と言うほど、思い入れも強く大好きな曲のようだ。釣りに行く道中や釣りの最中といったシチュエーションで聴きたくなるそうだが、この曲を夕日に染まる湖上のバスボートで聴けば、きっと画になるだろうなぁ。

伊豫部 健
伊豫部 健
Ken Iyobe

Crazy Train /オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)

1980年にジェット・レコードから発売された、オジー・オズボーンのソロアルバム第1弾『ブリザード・オブ・オズ〜血塗られた英雄伝説』の1曲目に収録されている曲。
ディープパープルのメンバーも出入りしたバンド「ブラック・サバス」を脱退後のVo.オジー・オズボーンが自身の名義で結成したバンドの代表曲なのだが、オジーのねちっこく独特な声質のわりに、印象に残るメロディとアップテンポなリズムが特徴の名曲。
この曲を、「特にオカッパリとかで釣り場から釣り場の移動中に聴きたくなります」「気持ちを盛り上げて、次のポイント・場所にエントリーしたいからですね」とご紹介してくれたのは、FINAフィールドスタッフ“伊豫部健”氏。曲全体のリズムが大好きで、テンションを上げたり、気合いを入れたりするときにピッタリだとか。そういえば、こちらもご自身の番組「モンドリアンファイター」(釣りビジョン)の主題曲として使用されている。きっと、アメリカでのトレイル中の車中でも、大音量で聴いて(=歌って!?)テンションを上げまくっているのではないだろうか。

と、ここまでフィールドスタッフ「釣りに行く前に(道中に)聴きたい1曲」をご紹介してきたが、内容盛沢山の為、後半は、次号9月号にて掲載させて頂きたい。お楽しみに‼

※本文は都合により脚色を交えております。ご了承下さい。


後編の記事はこちら