今月狙いたい魚 1月に狙いたい魚 ブリ

言わずと知れた「出世魚」

出世魚とは、成長につれてその呼び名が変わる魚の事で、スズキやマグロも出世魚。ブリは関東ではワカシ→イナダ→ワラサ→ブリの順に名前が変わります。しかしこれも地域によってまた別の名前があったりするのが面白いところ。関西ではツバス→ハマチ→メジロ→ブリ。ちなみに四国ではモジャコ→ワカナゴ→ハマチ→ブリと変わり、そこから更にオオイナ→スズイナの順に出世していくブリ。慣れるまではちょっと混乱してしまいそうですが、間違って呼んでも釣り人同士なら何の魚を指すかはわかるでしょう(笑)

ベテランでなくても楽しめる青物釣り

ブリ

青物と聞くと豪快で敷居の高いイメージがあるかもしれませんが、記録級の魚を沖合や磯場から狙う場合などを覗いて、イワシなどのエサを追って群れさえ回ってくれば、誰にでも狙うチャンスがあるのも青物釣りの魅力です。イナダ・ハマチクラスであっても、初めてブリを掛けたらその引きの力強さに驚くはず。しかしその反面、大物狙いにドップリとハマってしまう釣り人も少なくない程、奥が深い釣りでもあります。今回は少し本格的に、船からブリを狙う釣りを紹介してみたいと思います。

ブリの泳がせ釣り編

ブリ仕掛

どんな道具で狙う?
6フィート前後で、100g~200gぐらいまでのジグを使うジギングロッドなどでもOKです。リールはPE3号を150メートルは巻きたいところ。エサを泳がせた状態であたりを待つことになるので、スプールをフリーにし易いベイトリールを使う人が多いですが、普段の釣りに使っている道具を代用出来ればそれが一番です。スピニングリールなら、最低でも4000番から6000番を用意しましょう。

エサは生きた魚やイカ
泳がせ釣りですので、文字通り生きたエサを海中に泳がせて、ブリが回遊してきて喰いつくのを待ちます。アジが一般的で、事前に準備しているものや、途中で釣って調達した魚を使用します。ブリやその他の大物が近づくと、アジは逃げ惑う様に落ち着きがなくなります。焦らずにじっくりと待ちましょう。

釣り方
深さや潮の流れに合わせてオモリの号数を船長に聞いて調節しながら、まずは底を取ります。仕掛がなくならない様に、捨てオモリ式が一般的です。魚が生きエサに喰いつくと、竿がぎゅんと絞り込まれます。最初は徐々に力をかける様にしながらしっかりと合わせましょう。アタリが小さい時や喰いが渋い時は、エサを少し送り込んでやる様にします。反応がない時はロッドを上下させて、生きエサを刺激してブリを誘うのもコツ。

注意点
ただでさえパワーのある青物。7,8kg クラスや10kgともなってくると、突発的な魚の引きや、船に上げた後に暴れた際に怪我をしてしまう可能性が十分にあります。不用意に素手で掴もうとしたり、取り込み時も無理なファイトはせずに、助け合いながら安全第一で楽しみましょう。特に水面に近づいて来ると暴れることが多いので、ここでバラしてしまわない様に慎重に。大きなブリを釣った後は、何とも言えない疲労感と達成感を味わえるはずですよ。

船極ヒラメ・青物 泳がせヒラス・ブリ・ヒラメ2本鈎
船極ヒラメ・青物 泳がせヒラス・ブリ・ヒラメ2本鈎
活きエサの動きを妨げない太軸設計の小鈎が違和感なく本命の魚に口を使わせます。根の多い場所でもロストを軽減し、大切な仕掛を守る捨て糸仕様。船・胴突式 全長3.3mの2本鈎1セット。
船極喰わせサビキ 落し込みスペシャル ケイムラ&ホロフラッシュ 強靭イサキ 6本
船極喰わせサビキ 落し込みスペシャル
ケイムラ&ホロフラッシュ 強靭イサキ 6本

泳がせ釣りと違い、エサとなる小魚を掛けたら、そのまま小魚の下に潜む大物を狙う「喰わせサビキ」仕掛。太ハリス対応で大物の強烈なパワーにもビクともしない、喰わせ専用設計鈎の「強靭イサキ鈎」を採用。鈎全体にはケイムラコートを施し、フラット部分にはフラッシングホロシールを直貼りすることにより、強いキラメキアピールで本命を誘います。
船極 ライトタックル落し込み ケイムラ&ホロフラッシュ 4本
船極 ライトタックル落し込み
ケイムラ&ホロフラッシュ 4本

先ずはこのサビキで小魚を釣り、魚が掛かったらそのまま底まで仕掛を沈めます。そしてさらにその魚に喰らい付くのを待ち、しっかり掛かってから慌てず上げるという、ライトタックルでそのまま青物釣りを楽しむための仕掛。鈎にはケイムラコートとフラッシングホロシールを使用し、船・堤防・海釣り公園で幅広く扱える1.8mの仕様。