船釣り初心者歓迎!手軽な釣りモノはコレだ No.16 東京湾LTアジで手返し倍速!?
グミ付き仕掛で「金アジ」50尾達成!

春の訪れを感じる3月某日、千葉・浦安からライトタックルアジ(LTアジ)へと出船。東京湾のアジは、金色に輝くその魚体から「金アジ」とも呼ばれ、コロッとした特徴的な体型と極上の食味が魅力のターゲットだ。釣行時点ではまだ水温が低く、この時期ならではの身の旨味も文句なし。
言わずもがな、LTアジは船釣りビギナーにも最適な“手軽に釣れる”代表魚。今回は、アジが高活性時に手返しを劇的にアップしてくれる仕掛の活用術とともに、その魅力をマルッと紹介しよう。

なお、当連載の第1回目(半日船で超手軽に!ビギナー大歓迎の東京湾ライトタックルアジ☆)でLTアジを取り上げた際、掛かったアジにシーバス75cmが食ってくるという「わらしべ釣法」を披露したが、今回もグッドサイズの伏兵が登場! 何が飛び出したのかもお楽しみに!

ビギナーの王道「LTアジ」!準備は最小限でOK☆

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満開の河津桜が迎えてくれた浦安の老舗船宿「吉野屋」さん。仕立船でいざ出陣!

今回のターゲットの「LTアジ」は、東京湾の船釣りデビューの“王道ターゲット”のひとつ。「LT(ライトタックル)」の名の通り、竿やリール、ビシ(40号)までも、そのすべてが軽く、女性や子どもでも気軽に楽しめるのが魅力。なにより「1尾も釣れなかった…」というオデコの可能性もひじょうに低い釣りモノでもあるのだ。
また、吉野屋さんではレンタルタックルも完備しており、乗船料に仕掛1組と氷代も含まれているため、クーラーボックスのみ持参すればOK!

青イソメが苦手でもOK!「赤グミ付き仕掛」という選択

エサは船宿支給の青イソメを使用するが、ビギナーほど青イソメへの抵抗感は強いだろう。アジ釣りでは青イソメをハリに装餌したあと、(私の場合)指でちぎって3cm程度に調整するのだが、ふと冷静に考えてみると、なかなかなコトをしている気がする(笑)。

「青イソメを触るのが苦手」というビギナーを始め、とにかく手返しをUPさせたいアングラーにもおすすめしたいのが、今回私が使用したハヤブサの仕掛「海戦アジ グミ付き シーガー 2本鈎2セット」である。“エサ要らずの手返し重視仕様”で、ハリにプニプニ触感の赤色のグミが付いている。これがエサの代わりになるため、装餌不要というわけだ。

実感!グミ付き仕掛で手返しUP
&エサ付けの悩みも解消

序盤、アジの活性が高まるまでは、2本バリ(ハリス2号)を使用。2本バリの下バリにのみ青イソメを3cm程度にカットして通し刺しにし、上バリは「赤グミ」のままで釣りを行った。これだけでエサ付けの手間が省け、手返しが大幅に向上する。
そして、アジの活性が高まった終盤には、3本バリ(ハリス2号)に変更した。

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ハヤブサ「海戦アジ グミ付き シーガー」。赤グミがエサの代わりとなるため、高活性時には装餌時間ゼロで大幅に手返しが向上する優れもの

これは余談だが、以前に「青イソメを装餌」「赤グミのみ」のどちらのハリにアジが食ってくるかを検証した際、アジ20尾中、青イソメ5尾、赤グミ15尾という、まさに“エサ要らず”を証明する結果であったことを、強烈に覚えている。

LTアジ実釣スタート!基本の釣り方と嬉しいゲスト

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アジ釣りのタナは底から2mが基本だが、当日は2.5~3mでも食ってきた

釣り方は超シンプル!“タナにセットしてアタリを待つ”

釣り方はひじょうにシンプル。まずは下準備としてコマセ(イワシミンチ)をビシカゴに8割ほど詰め、仕掛を海面に落としたらリールのクラッチを切ってビシを着底させる。着底したら素早くリールを巻いて糸フケを取り、仕掛を1m巻き上げて(大体リール2回転)から大きく竿をシャクってコマセを振る。そこからさらに1m巻き上げてアタリを待つ。
基本的なタナは底から2mだが、アタリがないときは2.5~3mまで誘ってみるのも有効だ。事実、当日はこの高めのタナでも食ってきた。

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グッドサイズのアジと超ミニカサゴがWヒット! カサゴが釣れるということは、タナが少し深過ぎた可能性あり(笑)!

着底と同時にガツンッ!伏兵クロダイ40cm登場!

タナを取り直そうとクラッチを切り、着底した瞬間にガツンとヒット! ドラグを滑らせる重量感に「シーバス?」「サメ?」「エイ?」と思いきや、浮上したのは見事なクロダイ。魚体がドス黒いクロダイは居着きの個体だが、今回の1尾はひじょうにキレイな魚体だったため、きちんと脳天締め&血抜きをして持ち帰ることに。

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強烈な引きの正体は40cmのクロダイ! 綺麗な魚体だったので脳天締めして持ち帰り!

前回のLTアジの記事でシーバス75cm、そして、今回のLTアジの記事クロダイ40cm。本命アジの周りには、常にこのような嬉しいゲストも潜んでいる。だから、一瞬たりとも気が抜けない!

時合到来でラッシュ!
ジャスト50尾で迎えた最高の締めくくり

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納竿間際、見事3本バリパーフェクトを達成!

序盤はポツリポツリの食いだったが、コマセが効いてくると、1投1尾、さらには多点掛けも目立つ時合いに突入。南蛮漬けサイズも交じったものの、20cm超えの良型も多く顔を見せた。

そして終盤、釣果が47尾となったところで最後のドラマが。竿先を小さくプルプルと震わせるアタリが到来。そのままじっくり待っていると、徐々に竿先の曲がりが大きくなっていく。頃合いを見て慎重に巻き上げると、3本バリ仕掛にパーフェクト! この3尾でめでたく合計「50尾」を達成し、大満足で納竿時間を迎えた。

好釣果当日の帰宅後は“釣り人あるある”の「さばき地獄」が待っていたが、無心の「さばきマシーン」となってノンストップで処理。アジはタタキに、クロダイはカルパッチョにして東京湾の恵みを存分に堪能した!
これからは船釣りにも最適な春のシーズン到来。ぜひみなさんも、船酔い対策を万全にして、極上の「金アジ」釣りを体験あ~れ~!


《vol.52》【実釣&調理】2026年3月、千葉・浦安「吉野屋」さんでLTアジ爆釣&クロダイも★

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レポーターREPORTER

JIRO
プロフィール:JIRO
東京都出身
父親の影響で3歳から陸っぱり釣りを始め、小学4年生のときに船釣りに初挑戦。その日はハゼ釣り大会だったが、ひどい船酔いで釣りにならず。ただ、最初の一投で釣れた奇跡の1匹で「ブービー賞」に輝く。幼心に“もう一生船釣りはしない“と心に決めたが、それから10数年の時を経て、運命のイタズラか「船釣り専門誌」の編集者になる。それを機に船釣りの魅力にどっぷりハマる。現在は船釣りメディアから離れ、おでかけメディアの営業マンとして従事。仕事の合間を縫って月に1~2度は船に乗り、周りの”船釣り初挑戦者“を巻き込みながら、船釣りの魅力を1人でも多くの人に知ってもらうために奮闘中。
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