INDEX
静岡県のキャンプフィールドで開催された、NEXT CAMP主催「CAMP MEETING vol.5」。あいにくの天気となったイベント当日でしたが、昼間はゲームなどで賑わい、初対面同士でも自然と打ち解ける温かな時間が流れる…そんな雰囲気のもとスタートしました。
日が暮れると、ランタンとハロウィンのデコレーションが場内を彩り、そこはまるで小さなハロウィンタウン。仮装した大人も子どもも夜を楽しみ、笑い声が響き渡る特別な1日に。今回は、そのイベントの様子と主催者の想いをお届けします。
キャンプ好きがつながる場を作る「NEXT CAMP」主催
イベント開催概要

今回イベントを主催した「NEXT CAMP」は、キャンプを通じて人と人とがつながる場を作ることを目的に、静岡県を拠点に活動するキャンプ好きの仲間たちによるプロジェクトです。年に数回のキャンプイベントを企画・運営しており、参加者同士の交流や体験を重視したイベント作りが特徴です。
今回で5回目を迎える「CAMP MEETING vol.5」は、NEXT CAMP主催の定期イベントで、キャンプ初心者から経験者まで幅広く楽しめる内容となっています。
CAMP MEETING vol.5 2025年10月25日(土)・26日(日)
会場:村山ジャンボ キャンプ場
住所:〒418-0012 静岡県富士宮市村山1071-2
TEL:090-1863-0918(村山ジャンボ キャンプ場)
Instagram:https://www.instagram.com/next_camp_blue/
HP:http://murayama-jumbo.com/(村山ジャンボ キャンプ場)
昼から盛り上がる!
雨にも負けない「テント早立て対決」で一体感を

受付と設営を終えたキャンパーたちは、思い思いのハロウィン仮装で集まります。雨の影響でスケジュールが調整され、メイン競技のHEIMPLANET「CAVE」早立てバトルがスタート。手動のエアーポンプを使ってテントを設営する速さを競いました。
HEIMPLANETとは
ところで、ドイツ発のアウトドアブランド「HEIMPLANET(ハイムプラネット)」は、「サーフトリップをもっと自由に楽しみたい」という想いから誕生したブランド。ポールを使わず空気で自立するエアフレーム構造を採用し、設営の速さと高い安定性を両立したテントは、金属ポールのように折れる心配がなく、風をしなやかに受け流す強さも魅力です。代表モデル「CAVE(ケイブ)」を始め、テント名には創業者たちが旅したサーフポイントの名前が付けられています。
いまや他メーカーもエアーテントを展開し始め、ブームの兆しを見せるなか、HEIMPLANETはその先駆けとして多くのキャンパーに愛され続けています。

完成の瞬間に歓声!HEIMPLANET「CAVE」早立てバトル
参加者は手動のエアーポンプを使用し、テントを設営するスピードを競います。この日はハロウィン仕様ということもあり、参加者は仮装姿で挑戦。仮装姿で空気を入れるその光景はなんとも微笑ましく、会場は笑顔と歓声で大いに盛り上がりました。

早ければわずか20秒ほどでテントが立ち上がることもあり、そのかんたんさから、小さな子どもたちも楽しそうにチャレンジしていました。エアフレームがふわりと立ち上がった瞬間、あちこちから拍手と歓声が湧き上がります。テントが完成した達成感……その喜びが会場全体に一体感を広げた時間となりました。

夜は幻想的なハロウィンタウンへ

Instagram:@nablas_films
合言葉は「トリック・オア・トリート!」
夕暮れが近付くと、キャンプサイトのあちこちから「トリック・オア・トリート!」の声が響きました。お菓子を手に子どもたちが駆け回り、大人たちも笑顔でそれを迎えます。初めて会った子ども同士もすぐに打ち解け、次第に一緒にサイトをまわる姿も。
ハロウィン仮装で写真を撮ったり、おそろいの衣装でポーズを決めたり…。その光景はまるで小さな町のお祭りのようです。雨のなかでも笑い声が絶えず、NEXT CAMPらしい温かなつながりが広がっていました。

ランタンと仮装が織りなす特別な景色
日が沈み、ハロウィンの装飾やランタンが一斉に灯ると、会場は幻想的な光に包まれます。サイトコンテストに向けて飾られたデコレーションは、どれも個性豊かで思わず見とれてしまうほど。仮装したキャンパーたちの笑顔が灯りに照らされ、場内は温かな空気に満たされていきました。笑顔と光が重なり合うこの時間こそ、ハロウィンの夜にしか見られない素敵な瞬間です。

Instagram:@from_ones.back__j
主催者blue_another_skyさんに聞く
「CAMP MEETING」のこれまでとこれから
年々参加者が増え、ハロウィンキャンプの定番イベントとして定着しつつある「CAMP MEETING」。その裏には、主催者であるblue_another_skyさんの熱い想いと、仲間たちとの丁寧な積み重ねがありました。今回、イベントを立ち上げたきっかけから今後の展望まで、お話を聞くことができました。

●「CAMP MEETING」を始めたきっかけは?

もともとキャンプが大好きで、自然のなかで同じ趣味の人たちがつながれる場所を作りたいと思ったのがきっかけです。最初は本当に小さな集まりでした。でも、回を重ねるたびに少しずつ輪が広がっていって。気付いたらみんなで作るイベントになっていましたね。
初めて来た方同士が次のイベントでは一緒に参加していたり、SNSでつながっていたり、そういう姿を見ると、「やってよかったな」と心から思います。
●イベントのこだわりや特徴を教えてください。
テーマは「CAMPでSDGs」「次につながる・つなげる」「普段できないことをみんなで楽しむ」です。お客さん、出店者さん、スタッフも、みんなで一緒にキャンプを楽しむスタイルにこだわっています。夜は焚き火を囲んで話したり、お酒を飲みながら新しい出会いが生まれたり。そういうゆるくて温かい空気感を大事にしています。
●今後の展望は?
これからも「次につながる場所」でありたいと思っています。キャンプが好きな人はもちろん、そこから新しい出会いやチャレンジが生まれる、そんなきっかけの場にしていきたいですね。あと、地元の商店さんや若い世代の人たちも関われるような形にも広げていけたらと思っています。
●次回イベントについて教えてください。
12月13日(土)・14日(日)に「NEXT CAMP vol.6」を開催します! 場所は、今回と同じ富士山のふもと、静岡県富士宮市の「村山ジャンボキャンプ場」です。人気のガレージブランドをはじめ、約70ブランドが出店を予定。フリーマーケットやワークショップ、キッチンカーなど、誰でも楽しめる内容になっています。
新富士ICやふもとっぱらキャンプ場からも車で20分ほどなので、キャンプの前後に気軽に立ち寄ってみてください。
雨のなかでも笑顔が絶えなかった今回のキャンプ。前日まで中止も検討されたそうですが、「仮装やサイトの装飾を準備して楽しみにしてくれている参加者のために」と、主催者は開催を決断したのだとか。
多少の雨なんて関係ない「キャンプが好き」という気持ちが人をつなぎ、会場には温かな一体感が広がっていました。これからキャンプを始めてみたい方も、まずはこうしたイベントに参加してみるのがオススメです。また、いつものキャンプに少しスパイスを加えたい方にも、きっと新しい出会いや発見が待っています。
釣り・アウトドア好きな一般ライターさんを強力募集中!!
詳しくはコチラ!
レポーターREPORTER

キャンプ歴10年、関東在住のキャンプ好き。絶景に包まれながら、お酒を片手に料理する時間が至福。体験重視のスタイルで、現地で実際に感じた空気や違和感、感動を大切に綴っています。WEBで調べれば出てくる情報ではなく「行ってみないと分からないこと」にこだわり、自分なりの視点で伝えていきたいと思っています。Instagramでもキャンプの記録や風景を更新中です。
インスタグラム:
@azoo_sotoasobi (URL: https://www.instagram.com/azoo_sotoasobi/)
