INDEX
釣りは近場でチョコチョコ頻繁に行くもヨシ。普段行かないような場所へ遠征するもヨシ。楽しみ方や目的は人それぞれですよね。
たとえば、九州の壱岐島や五島列島へ行く人もたくさんいることでしょう。そんななかで、私がオススメするのは、ジオパーク「隠岐の島」です。オススメするとはいっても、実は2回ほどしかいっていませんが…。
ゆったりと、笑顔で釣りができる島
隠岐の島(島根県)に降り立ってまず感じたことは、島全体の空気が「あくせくしていない」ことです。人がみんな「いい人」なんです。
釣りの面でも、山陽地区の瀬戸内海や、島根県と鳥取県の有名釣り場に比べて釣り人が少ないことに尽きます。潜って確認したわけではないのでハッキリとは分かりませんが、「釣り人とサカナの比率」が明らかに違うと感じます。
なので、場所取りでギクシャクすることもありませんし、お互い気持ちよく釣りができると思います。結果的に、笑顔で釣りができる可能性が増えるというわけです。釣れても釣れなくても、笑顔でいられるならその方がいいですよね。そんなふうに釣りができる場所、それが隠岐の島なのです。

ワクワクさせてくれる透明な海
フェリーから眺める隠岐の島は断崖絶壁が多いです。これこそが、「ジオパーク」といわれる所以なのかなと感じます。ただ、切り立った地形ゆえに、島根県に多い「歩いて降りられる地磯」は少なめです。

なので釣り人は堤防に集まることが多く、地磯を目指して歩いて行く必要がないのも特徴です。一方、渡船で磯に行く人も多いと思います。そういった人たちは、堤防で釣りをする私たちよりもさらにロマンを求めているのかもしれません。羨ましいですね。
私がねらうのはシーバスやアオリイカなので、そのような磯までは行かないのですが、隠岐の島であれば堤防でも十分にワクワクできるんです! 堤防の周り100mくらいがとてもギラギラしていて、「何かしら釣れそう!」という雰囲気があります。そこがジオパークの魅力だと思います。しかも、水の透明感がすごい! キレイ過ぎるがゆえに、普段使っているチャートやピンクのルアーを使う気になれないほどです。
そんな隠岐の島での釣りの様子もご紹介しましょう。

島のスーパー事情とアオリイカの釣果
釣りに出掛けるとなると食べ物が必要になりますが、そんなとき向かうのが地元のスーパーです。鮮魚コーナーに立ち寄ってみると、白イカが並んでいました。さすがの鮮度で、地元で獲れた新鮮な魚を見るだけでウハウハしてしまいました。

そんななか気が付いたのですが、魚以外の商品はかなり高いのかなと感じました。それはとくに牛乳やヨーグルトなどです。私は釣りに行くとき、朝にヨーグルトを飲むようにしているのですが、普段よりは50円以上は高かったように思います。牛乳も同様で、私が見たスーパーでは、私の中でのこれまでの最高額を更新するほどでした。
さて、肝心の釣果ですが、実際にはそれほど釣れませんでした。それでも、ワクワクが止まらないなかで釣れたアオリイカは感動ものでした。アオリイカのスミ跡がたくさん付いていた、実績の高そうな堤防で釣れたアオリイカに、十分満足できました。ちなみに、アオリイカの自己最高サイズを更新したんです! 春イカシーズンはやや外したタイミングでしたが、山陰地方に比べて隠岐の島のシーズンは遅いようですよ。
あまり釣れていない私が多くを語るのもなんですが…、とにかく楽しい釣り場が多いんです、隠岐の島は。人が少ないので場所移動もしやすく、まだ誰も投げてないポイントで釣りができるっていうのが最大の魅力です。
しかし、もちろん自然が相手ですから、台風のような強風の日もあると思います。そんなときは、安全第一で無理は禁物。「せっかく隠岐の島に来たんだから釣りをしないともったいない」とは思わずに、「今日は釣りをせずにほかの行動で楽しめればいいや」って気持ちが大事ですよ。
企画・記事協力:FISHFRIENDS
釣り・アウトドア好きな一般ライターさんを強力募集中!!
詳しくはコチラ!
レポーターREPORTER
山陽地区の鬼。