衝撃的な楽しさ!
SUPフィッシングに挑戦しよう

近年人気のアクティビティとしてSUP(サップ)をご存じの方も多いと思いますが、SUPで釣りを楽しむ「SUPフィッシング」がアングラーの間で人気急上昇しています。興味はあるけど実際のところどんな魅力があるのか知りたい方に向けて、人生観が変わるほどの楽しさを味わえるその魅力をご紹介します。

SUPフィッシングってどんな釣り?

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水面を滑るように進んでいく爽快感は最高!

SUPとはどんなアクティビティ?

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SUPはスタンドアップパドルボード(stand up paddleboard)の略で、3m前後の大きなサーフボードの上に立って1本のパドルで左右を交互に漕いで水面を進み、波に乗ったりクルージングしたりするスポーツです。ハワイが発祥で日本にはここ数年で定着しつつあり、最近ではSUPヨガなんていうのも人気です。ちょっと前にSUPがテーマのドラマもありましたよね。

そんなSUPですが、釣りとも最高にマッチするのです! ちなみに、SUPだからと無理に立って漕ぐ必要はありません。座って漕ぐこともできるので、年齢や性別問わず楽しめるのも魅力なのです。

SUPを始めるのに必要な道具

03_ パドル&フラッグ

●ボード

SUPには大まかに2種類あり、「ハードボード」「インフレータブルボード」に分かれます。ハードボードは樹脂で形成されているので壊れにくいのが特徴で、長期間の使用に耐えますが、自宅に置き場が必要です。
もう一方のインフレータブルボードは、分かりやすくいえば空気で膨らませるボードです。畳んで仕舞えるので置き場に困りませんが、ハードボードほど寿命が長くありません。価格もインフレータブルのほうが安くて入手しやすいものの、あまり安いものはバースト(破裂)の恐れがあるので一長一短あります(湖のごく浅い場所で楽しむ程度ならよいかもしれませんね…)。

●パドル

まるで巨大なしゃもじを彷彿させるパドルですが、このパドルで水面を漕いで進みます。

●リーシュコード

SUPと自分をつなぎとめるコードのことです。もし落水してもリーシュコードがあれば、潮に流されてボードから離れることなく安心ですので必須です。

●ライフジャケット

SUPフィッシングでは足が着かない場所で釣りをしますのでライフジャケットは必須です。本来はどんな釣りでもライフジャケットを着用した方がよいわけですが、SUPでは落水の危険が常にあるので必ず着用しましょう。

●フラッグ

とくに海でのSUPフィッシングでは、船舶との接触をさけるためにも2m前後のポールにフラッグを付けることも大切です。安全にSUPフィッシングを楽しむために用意しておくようにしましょう。

04_ タモ&フィッシュグリップ

個人的には、SUPフィッシングを始める際にはインフレータブルボードの購入をおすすめしています。なぜなら、インフレータブルボードの場合は一式がセットで販売されていることが多く、ボードのほかにパドル(長さも調整できる)やリーシュコード、空気入れもセットになっていることがほとんどだからです。これから始める方にはとても安心ですよ。

どんな場所でできるの?

SUPを出せる場所はビーチからが基本で、港などから出るのは基本的にNGの場所が大半です。エリアによってさまざまなルールがあるので始める際には経験者と一緒に出るか、スクールなどを経由して始めると安心です。また、漁港や定置網、船舶がよく通る場所も避けて、波の静かな場所で楽しみましょう。
SUPやカヤックを出している方がいれば、その場所でのルールや注意点を聞いてみるとよいですね。

ハマるアングラー続出!

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SUPフィッシングの魅力

SUPフィッシングは、岸からの釣りではなかなか出会えないような大きな魚たちが釣れます。自分でポイントを探し釣り上げた1尾はとても感動しますよ。そして何よりも、混雑とは無縁の釣りですのでストレスフリーなのも魅力です。大海原で魚と向き合える時間は最高の瞬間です。また、ボウズになることも少ないので家族からも喜ばれること請け合いです! 自分で釣った魚を調理して家族に喜んでもらえれば、次回の釣りにも行きやすくなりますよ(笑)。

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魚を掛けた瞬間の爽快感もたまらない!

釣れる魚たち

SUPフィッシングは沖に出て釣るので四季によりさまざまな魚たちと出会えます。私のホームである相模湾では、春にはマダイタチウオ、夏にはハタなどの高級根魚、秋はブリカンパチなどの青物、冬はアマダイホウボウなどが釣れ、ほかにはアオリイカなど、多くの魚が釣れるのが魅力です。それぞれの釣り方を研究するのも楽しみのひとつですね。

釣りだけじゃないSUPの魅力

SUPは釣りだけじゃなく、湖や波の静かな海で家族と楽しめるのも魅力。なぜならSUPは大きいので子どもを乗せても大丈夫なのです。普段では体験できない貴重な体験と時間を共有できて最高の思い出になりますよ。

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安全な場所なら子どもたちとも楽しめるのです

また、波がない日はクルージングなどもおすすめです。お弁当を持ち込んで海上で食べる時間はリラックスした有意義な時間になるはず。夏場の水温が高い時期ならば水着で大丈夫なので、家族で楽しむことができますよ。

年齢問わず始めることができる最高のアクティビティ「SUPフィッシング」について、今回はざっくりとその魅力についてご紹介しました。次回からはより詳細についてお伝えしていければと思います。
SUPフィッシングについて取り上げてほしい内容などありましたら、お知らせいただければ嬉しいです。


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レポーターREPORTER

小川 将司
プロフィール:小川 将司
美味しい魚を本気でねらうSUPアングラー。小学校よりバスフィッシングを始めて高校からはサーフィンにハマる。波のない日は釣りを楽しんでいたが、サーフボードに乗って沖に出て釣りを楽しむことができないか模索していくなかで10年ほど前にSUPフィッシングに出会う。ショアやボートからのルアーフィッシングも大好きで、相模湾を中心に四季の魚たちをねらって奮闘中。
インスタグラム:
@ogawa3797 (URL: https://www.instagram.com/ogawa3797/)