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タイラバやジギングなど、船での釣りは楽しい反面、揺れる船上では陸の上と違って思い通りにならないことも多くあります。また、自宅に帰ってからもタックルの手入れや釣った魚の調理など、なにげにやることが満載…。
当記事では「持っておくと便利なグッズ」や「ちょっとした工夫で釣行に役立つグッズ」をご紹介します。
釣行中の便利グッズ
移動時に揺れる船上でも快適に
船釣りにいくと、早朝から昼過ぎまでとけっこう長い時間を船上で過ごすこととなります。そんな船上では、不意の大波や移動中におしりがジャンプすることもしばしば…。船によって釣り座の環境は違うかと思いますが、硬いベンチなんかの場合はけっこうダメージが蓄積されていきます。そんなおしり対策に「ゲルクッション」が超おススメ!
おススメのポイントは、
- ・風や波ではかんたんに飛ばされない
- ・釣り座が多少濡れていても気にせず座れる
- ・タックルボックスやクーラーボックスの上でも、ベンチの上でも場所を選ばない
- ・帰宅後、じゃぶじゃぶ水洗いして干せる手軽さ
といったところです。最近では釣具屋さんに置いてあるのも見かけますので、店頭で実物を見てもよいかと思います。
船釣りでは移動する時間も結構長くあり、一時的なロッド置き場として船のロッドホルダーを使うことが多いと思います。しかし私は以前、小さいキズがつきショックを受けた経験があり、それ以来、波が大きい日はタックルボックスのロッドホルダーを使うことが多くなりました。
手返しを考えると船のロッドホルダーを使ったほうが効率がよいのですが、ロッドにキズがつかないか…いらない心配をすることが増えてしまいました。
そんなとき、釣りの大先輩から教えてもらった対策方法が、「電気工事用のスパイラルチューブ」です! ネットショップでは内径5mm・長さ2mのものが売られています。持っているロッドにぐるぐると巻き付け、好きなところでカットできるので便利です。ロッドによっては太さが合わないものもあったり、巻き付ける位置が合わないものもありますが、スパイラルチューブで保護することで不要なストレスも減り、移動中も釣りに集中することができるようになりました。
手返しよく釣りを楽しめるグッズ
船釣りの場合、時合のタイミングだけをねらって出船することはあまりありません。釣れる時間もあれば釣れない時間もあるので、時合のタイミングではしっかり魚を釣って、次の仕掛を投入する時間が短ければ短いほど、釣果に大きな差がつくと感じています。
魚を船に上げてからは、
- ①ロッドホルダーにロッドを置く
- ②魚からハリを外す
- ③魚を生け簀(イケス)やクーラーボックスに入れる
といった、最低3つのステップがあります
私は「①ロッドホルダーにロッドを置く」の時間を短縮するために、「マルチクリップBM-L(メイホウ)」を使っています。こちらのアイテムは以下の理由で大変便利で重宝しています。
- ・ロッドホルダーの場所まで移動する必要がない
- ・ロッドホルダーの場合、魚が暴れるとロッドも暴れて入れづらいですが、マルチクリップBM-Lの場合は、多少魚が暴れてもサッと取り付けができる
- ・前述した移動中の保管場所としてストレスがあまりない
また、「②魚からハリを外す」と「③魚を生け簀(イケス)やクーラーボックスに入れる」の時間を短縮するために、「XOOX フィッシュキャッチグローブ(タカミヤ)」を使っています。
フックリリーサーを使うよりも手で作業するほうが効率がよいと考えている私は、基本的に手で作業をしています。とはいえ、フィッシンググローブのまま魚を押さえてしまうと手にニオイが付いてしまうため、今まではフィッシンググローブを脱いで、使い古したタオルを使用していたという具合。フィッシンググローブを着脱する手間がもったいないうえ、タオルにハリが刺さったり、タオル自体にニオイが付いてしまうことも多々ありました。
「フィッシュキャッチグローブ」はそんな煩わしさを解決してくれる優れもの。マグネット付きなのでサッと装着できることと、フィッシンググローブを着脱する必要がなくなったことで、より手返しよく時合にのぞめるようになりました。
仕掛の交換をスムーズにする工夫
船釣りのなかでもとくにジギングでは、ジグを交換するシーンが多くあります。たとえば、ほかの方が特定のカラーでよく魚がアタってくるときや、潮が速くなり重さを変えなければならないときにジグを交換する必要があります。
手返しよくジグを交換する方法で私のおススメは、ペン立てのように「縦置き」するとカラーも重さもパッと確認することができ便利です。しかし、縦置きのデメリットは「ジグに小キズが付く心配がある」ことと「ロングジグが納まりきらない」ことです。
とくにタングステン製のジグは値段も高いため、私の場合、あまりガチャガチャと保管するのに抵抗があります。一方で、パッと見で「どの」ジグが「どこ」にあるか確認したいというのが本音です。市販のケースのみではこういった希望を満たすことができず、ちょっとした工夫で解決できました。
準備するのは市販のケースと「波型のウレタンフォーム」です。波型の高低差はジグがすっぽり納まる3cm以上がおススメ。ネットショップではサイズもいろいろあり、大きなシートで販売されているのでハサミでチョキチョキとケースに合わせながら加工が可能です。波型のウレタンフォームのおかげでケースの中でぐちゃぐちゃになることも少なく、キズも付きにくく、パッと見て分かりやすいケースにプチカスタムすることができました。
ロングジグケースも2段に加工したり、ショートジグケースやタイラバヘッドケースも加工することができ、波型のウレタンフォームはおススメです。
片付けの便利グッズ
使用後の仕掛用バッグ
船釣り途中に交換した使用済みのジグやアシストフックなどの仕掛についての工夫ですが、私は「フタ付ザルバッカン(タカ産業)」を使用しています。使用していないキレイな状態のジグが多いタックルボックスの中に、海水が付いてしまった仕掛を入れたくないことから、パッと入れてパッと持ち帰ることのできるものを探していました。
使用目的は違いますがザルバッカンは通気性がよく、そのままジャブジャブ水洗いできることがおススメのポイントです。ロングジグもすっぽり入るため、今では釣行に欠かせない便利グッズとなっています。
使用後の仕掛の洗浄
また、ザルバッカンで自宅に持ち帰ったあとは、再度自宅で使用しなくなったハブラシでジャブジャブと水洗いします。水洗いしたあとは、100円均一ショップで購入したザルのようなものと、ゼムクリップをS字に折り曲げたもので天日干しをし、洗浄完了。
クーラーボックスの自宅の保管方法
私は最近クーラーボックスを48Lのものから60Lのものに買い換えました。今までは100円均一ショップで購入したタイヤカバーを使用し、自宅の外で保管しておりましたが、写真の通りサイズが足りません。
100円均一ショップよりもお値段は高くなりますが、「防災用の自転車カバー(子ども車用)」をネットショップで見つけ試したところ、不思議なカタチではありますが、日焼けや黄砂防止のカバーの目的は果たせており満足しています。
調理時の便利グッズ
キッチンばさみ以上のパフォーマンス
釣行から帰宅し道具を片付けたあとは、釣った魚の調理が待っています。どんな魚を調理するにしてもウロコ取りや内臓処理などの下準備が必要です。
私の場合、一番初めの工程は「ヒレのカット」です。ヒレがある状態だとウロコを取るにしても内臓を処理するにしても、ヒレが手や指に刺さってケガをしてしまうことがあるので、ひと手間かかりますがヒレをカットするようにしています。
「ヒレのカット」に大活躍するのが、「計測マルチハサミ(ハピソン)」です! 写真の通り、全てのヒレをパパっとカットし調理にのぞみます。
計測マルチハサミは本当に便利で、
- ・内臓処理では包丁で腹を開くよりも、チョキチョキとカットできる
- ・大きな骨もバキバキとカットできる
など調理時に大活躍します。実際の釣行時にも、魚を脳天締めしたり、ヒレの一部を切って誰の魚かマーキングするなど、釣行から調理まで重宝する便利グッズなのです。
今回は、私が重宝している「船釣りでの便利グッズ」を紹介させてもらいました。ちょっとした工夫や便利グッズを使うことで、楽しい釣りを「より快適に」することができますよ。
今後も私ならではの工夫や便利グッズを日々アップグレードしたいと思いますので、またいろいろと試しつつ、情報がストックできたら紹介したいと思います。
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