みなさんこんにちは! 12代目アングラーズアイドルの池山智瑛です。
私が釣りをするようになってから、初めて食べた魚のなかで一番美味しい!! と感動したのが「タチウオ」。そんなワケで、今回は「タチウオが食べたい!」という気持ちになったので釣りに出掛けることにしました。しかし、釣りに出掛けた日はとても渋かったんです。大苦戦した釣行の模様となんとか釣れたタチウオでの料理を紹介します。
天秤タチウオで挑む!
船でのタチウオの釣り方には3パターンあります。テンヤタチウオ、タチウオジギング、天秤タチウオ。今回は「天秤タチウオ」という釣り方で釣っていくことにしました。テンヤ仕掛やジグに比べてサイズ問わず釣りやすく、数釣りがしやすいのがメリットです!
タチウオの天秤仕掛は、オモリを付けた天秤の先に2mほどのハリスを取り、その先にハリとエサを付けた仕掛です。
天秤タチウオはエサ付けを丁寧に行うことがとても重要です。
船で配られる、コノシロの短冊の端に近い部分の真ん中に身側からハリを通して、中心線を縫うようにして刺していきます。このときにハリが真っ直ぐ付いていなかったり、エサが凸凹と平らな状態になっていないと、誘ったときにエサがくるくると回ってしまいアタリが減ってしまう原因になってしまいます。
釣り方は、船長さんから下限のタナと上限のタナを指示されるので、まず仕掛を下限のタナまで落とします。そうしたら竿を上下に3回ほどシャクって、数秒ステイさせます。これを繰り返しながら上限のタナまで探っていきます。アタリはシャクっているときもステイさせているときも、どちらにも出ます。
そして釣り方で重要なのは、タチウオはアタリがあってもすぐにアワセてはいけないというコト。最初のアタリはまだエサをかじっただけなので、アタリを感じたらそのまま誘いを続けて、タチウオにエサを追わせます。しっかりと食い込んで、強く引き込まれてからアワセるのがポイントです。
なかなかの渋さに大苦戦…果たして!?
今回は神奈川県川崎市の釣り船「つり幸」さんにお世話になり、6時50分に出港。ポイントに着いて釣りを開始しました。
この日は風が強く、最初のアタリを感じるのもなかなか難しかったです。アタリを感じても食い込むところまでいかず、苦戦しながらのスタートとなりました。基本の誘い方で誘い続けるも釣れない時間が続きます。
どんなシャクリ方をしたらタチウオが反応してくれるのだろうかと試行錯誤しました。小刻みにしてみたり、大きく動かしてみたりと誘い方をいろいろ変えて試したものの、正解は分からないままです…。
そんななか、タチウオを釣り上げていた中乗りさんにアドバイスをもらうことにしました。
私:
「どんな誘い方をしたらいいですか?」
中乗りさん:
「渋いときはあまり動かさない方がいい。今日はなかなか追ってこないから、そのまま動かさずにステイの時間を10秒から15秒くらい取ってもいいと思うよ」
早速実践!! ステイの時間を長くして誘っていると、ステイ中に竿先が「ツン」と。「アタリかな?」と思っていると、すぐに一気に竿先が引き込まれました。しっかり食い込んでくれたタチウオの重みを感じつつ、ついに待ちに待ったヒット!
竿を立ててアワセて、テンションを緩めず一定の速度でリールを巻き続けていきます。タチウオの顔が見えました! しっかり取り込んでキャッチ。
なかなか釣れず試行錯誤して、アドバイスをもらって釣れた1本はとても嬉しかったです。
しかし嬉しさも束の間。また釣れない時間が続きます…。
釣りも終盤に近づいてきたころ、竿先にツンツンとアタリが! 今日2度目のヒットです。しかし、タチウオではないようなアタリだなーと思いながらリールを巻いてくると、釣れたのはイシモチでした。
この日は1本のタチウオと、1尾のイシモチで終了。なんとかねらいのタチウオが1本でも釣れてよかったです。そして中乗りの方が帰りにタチウオを3本も分けてくださり、料理も豪華に作れることとなりました。
釣ってきたタチウオを料理!
甘みと旨味を堪能できるオススメ3品
自宅に持ち帰ったタチウオで、早速お料理開始! まずはタチウオを3枚におろします。
「竜田揚げ」は一口サイズに切って、塩コショウで味付けしてから片栗粉をまぶして揚げました。
サクサクに揚がった衣の中から脂の乗ったタチウオのとろけるような食感。とてもジューシーでした。塩コショウで下味を付けておいたので、味を足さなくても塩味がしっかり効いていて、何個でも食べれちゃう美味しさでしたよ。
「炙りのお刺身」は、皮に切れ目を入れて皮面だけ軽く炙ります。炙っている最中から脂が溢れてきていて食欲がそそられました。
脂が溶け出して甘さが引き立ち、やっぱりタチウオのお刺身は炙りが最高に美味しいなーと改めて感じたところです。
アラ汁は、お鍋に水と塩、タチウオのアラを入れて、中火でコトコト炊いていきます。今回は味噌とわかめなどを加えて「タチウオのアラ味噌汁」を作りました。
タチウオの脂が溶けた味噌汁はコクが増してとても美味しかったです。寒くなってきた時期なので身体に染み渡りました~。
今回は釣るのがなかなか難しい日だったんですが、そんな日に試行錯誤しながら釣れた1本は、価値あるものだったなーとつくづく思いました。
そして、私がタチウオを初めて食べたときに感動した脂の甘み、旨味を今回もしっかりと感じることができて幸せでした。ちなみにタチウオの脂の乗りは1年通してほとんど変わらないそうです。
いつ食べても美味しいタチウオをまた釣りに行きたいと思います。
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レポーターREPORTER
2013年avexとCanCam開催「全国ぷに子オーディション」にて3500名の中から選ばれChubbiness(チャビネス)としてデビュー。ピコ太郎姉妹ユニットとしてアイドル活動し、2019年Chubbiness全員卒業とともに、ソロとしてタレント活動開始。2020年から3年間、三重県地域おこし協力隊としても活動。
X:@Chu_chiaki_avex
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@chiaki_fishing (URL: https://www.instagram.com/chiaki_fishing/)
YouTube:釣りガール池山智瑛の田舎移住生活
【受賞歴】
釣りフェスティバル2021にて「12代目アングラーズアイドル」グランプリ獲得
【レギュラー番組】
・2023年~ 三重テレビ「新・ええじゃないか」
・2023年~ ボートレース蒲郡YouTube番組「白熱ナイター」
・2022年~ テレビ埼玉「ロンブー亮の釣りならまかせろ!」
・2020年~ メ~テレ「ジョシばな」