みなさん、アユ釣りのイメージってどんな感じですか? 「夏の釣り」「たくさん釣れる」「竿が高価で始めるにはちょっとハードルが高い」などなど…。かくいう私もそういったイメージを持ちつつも、アユ釣りには関心はありましたが、今一歩踏み出せずにいました。
そんな矢先、今年の夏に地元利根川群馬漁協協賛で株式会社DUO主催のルアーアユ釣り大会が開催されました。私は漁協役員としてお手伝いさせてもらったのですが、老若男女、参加者のみなさんの楽しそうで和気あいあいとした姿を目の当たりにし、ルアーアユ釣り(=アユイング)を始めてみることにしたのです。
ルアーアユ釣りに必要なもの
まずはタックルですが、こちらはアユルアー専用もちらほら発売されています。しかし、バス釣りやトラウト、または海釣りで使用しているタックルで十分流用可能です。リールはスピニングでも、ベイトでも自分の好みのタックルで楽しめます。ロッドの長さは7~9ftで十分です。
ルアーは最近、アユイングルアーが各メーカーさんから発売されています。こちらも、トラウト、バスルアーでも全然イケますね。8~13cm位のミノータイプが向いていると思います。写真のルアーはDUOの「流鮎」です。とても扱いやすいのでおススメです。
また、釣ったアユをキープするための「船」と呼ばれる入れ物も、帰宅してアユを美味しくいただくのに必須ですね。ウエアに関しては真夏の水遊びをイメージした格好であればよいと思います。熱射病、日焼け対策と釣りバリが危険なので、肌の露出はなるべく避けたいところです。サーフパンツにラッシュガードなんて組み合わせもアリですね。
いざ、釣りを開始するには?
押さえておきたいポイント
釣りをする際には、まずは釣り券を購入します。各漁協によって値段はまちまちで、コンビニエンスストアや専用アプリなどで購入が可能です。漁協によってはアユルアー釣りが禁止のところもあるので事前に調べてから釣り場に行く必要があります。たくさんの漁協でルアー釣りが解禁になってほしいですね。
釣り方はいたってかんたん、アユが居そうな場所にルアーを投げてアユがアタックしてくるのを待つ…といった具合です。派手なアクションは必要なく、ルアー釣り初心者でもかんたんに釣れます。重要なのはそこにアユが居るか居ないかで、ポイント選びがキモですね。
アユは石に付いた苔を主食としてその苔が付く石を縄張りにしています、そしてその縄張りに入ってくる侵入者(ほかのアユ)を身体をはって追い払おうとし、ルアーにアタックしてハリ掛かりします。そういう石は比較的に浅くて水の流れが当たる場所に多いようです。まずは、アユが居そうな美味しそうな石を探すのがはじめの一歩です。
川にはいろいろなポイントがあって、季節や時間帯その日の天気などによってアユの付き場が変わります。ポイントを転々と移動してみるのもよいでしょう。その際、ポイントに先行者が居た場合は、挨拶など一声掛けるとお互い気持ちがよく釣りを楽しめますね。
それと、ほかの釣り人とは一定の距離を保つことが望ましいです。前後の間隔は20mくらい、ねらいのポイントの対岸に釣り人がいる場合も避けたいですね。また、友釣りの釣り人よりもルアー釣りの方が広い範囲をねらえるため、ルアーの釣り人が居る場合、その人の下流に入るにはさらに距離を開けた方がよいと思います。
同じ釣り人同士、お互いマナーを守って気持ちよく釣りを楽しみたいですね。
もう一つの楽しみ…
釣ったアユを美味しくいただく方法!
さて、楽しい釣りも終わって無事帰宅。そう、次はこの釣りのもう一つの楽しみ、釣ったアユを美味しくいただく方法をご紹介します。
釣ったアユを持ち帰る際は、クーラーボックスに氷や保冷剤を入れて一緒に持ち帰るのがよいでしょう。クーラーボックスがなければ発砲スチロール箱でも構いません。ちなみに、私は発砲スチロール箱に、水を入れて凍らせたペットボトルを保冷剤代わりにしてアユを持ち帰るようにしています。
もし、魚を生かしたまま持ち帰れるならば、持ち帰ってから締めた方が身が固くならずにフワフワでいただけます。
調理方法はやはり「塩焼き」が一番美味しいと思います。夏の味を思いっきり楽しんでください。そして、食べきれないアユはフリーズパック(ジッパー付き保存袋)に入れて冷凍するとよいです。なお、その際一緒に水も入れて凍らせると、いわゆる冷凍焼けが防げます。1尾ずつ入れられる専用の袋もありますね。
Let’s AYUing!
さて、比較的かんたんに釣れて楽しい釣りだと思われる「ルアーアユ釣り」に興味を持っていただけたでしょうか?
私のホーム群馬県の利根川は比較的市街地に近く、サッカーファンの方ならばご存知かもしれませんが、「ザスパ草津」のホームグラウンド正田醤油スタジアムのすぐ横です。公園駐車場内には新しい常設のトイレも設置されています。また、敷地内にスターバックス敷島店もあるので、灼熱グンマ―(群馬)で火照った喉をカスタムしたフラペチーノで潤すにはもってこい! ぜひアユ釣りにお越しください。
「アユイング」と呼ばれるアユのルアー釣りは、まだまだ新しいジャンルの釣りで、いろいろな可能性を秘めた釣りです。あなたの町に流れている川にも、もしかしたらアユが居るかもしれません。楽しいことって意外とすぐ近くにあったりするので、興味があれば一度調べてみてください。たくさんの方にチャレンジしていただきたいですね! ぜひ来シーズンの参考になればと思います。
なお、川の中は流れもあり滑りやすいので、歩行の際は十分気を付けてください。また深い場所もありますので、安全のためライフジャケットの着用をオススメします。
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