記事提供:㈱週刊つりニュース【TSURINEWS】
(※当記事はWEBマガジン HEAT用にリライトいただいたものです)
INDEX
- ● 突然の予定変更どうする?
- ● 釣り&アウトドアマガジンHEATの「釣りができる施設一覧」とは
- ・絞り込み検索
- ・ユニークな施設が多数掲載
- ● 釣りができる居酒屋「ざうお」
- ・店内で釣りができる
- ・自分で釣ったほうが安くなる!?
- ● 「ざうお」に釣りのエキスパートが挑戦
- ・「ざうお」での釣り方
- ・釣れる魚
- ・作戦会議
- ● 「釣りエリア」で実釣開始
- ・2人が選択したエサ
- ・渋めの活性
- ・マダイがヒット!
- ● 念願のマダイをキャッチ
- ・エサは「細く、小さく」
- ・マダイが顔見せ
- ・釣った方がお得
- ● 「ひっかけ釣りエリア」での釣り
- ・「ヒラメ」のひっかけ釣り
- ・最後の難関「アワビ」に挑戦
- ● 「釣りができる施設一覧」からの出会いで、豪華な料理に舌鼓
- ● 何円お得になった?
- ● 「釣りができる施設一覧」の活用法
- ・船釣り当日の急なキャンセル時に使用
- ・ファミリーでの旅行中に使用
- ● 釣り&アウトドアスタイルマガジン「HEAT」とは
「釣りエリア」で実釣開始
2人はレンタルロッドの選定から本気だった。とくにハリ先の「掛かり具合」は入念に調べ、爪に引っかかる状態のよいタックルを選択した。
2人が選択したエサ
入稲福さんは「むきエビ」を選択。理由を聞いてみると、普段やっている「ひとつテンヤ」の釣り方に近く、アタリが取りやすそうとのことだった。また、ほかのエサより重く、マダイが泳ぐ底付近に付けやすいからだと話してくれた。
二上さんは「オキアミ」を選択。理由は、「オキアミが嫌いな魚はいない!」という男気ある回答だった。
渋めの活性
この日は平日にも関わらず、店内は満員。外国の方も多く見られた。人が多い影響もあって魚がスレており、エサを落とすだけでは無反応だった。数投し反応がないと見るや、入稲福さんはすかさずエサを変更。別場所に置いてあった「たくあん」を選択。ルアーのようにひらひらと上下に誘う動きを入れる作戦に出た。
二上さんも置くだけでは反応がないと感じ、オキアミをスローで上下させて誘う作戦に変更した。
マダイがヒット!
2人とも底付近からスローに誘いを入れ、立て続けにヒットを出す。しかし取り込みスペースが狭く、魚の動きに合わせ竿をいなしきれないため、フックアウトが続いた。
念願のマダイをキャッチ
その後1時間ほど粘るも反応がなく、ポイントを移動。店舗奥側の用水路のような場所を選択した。細いエリアに魚が溜まっており、活性の高そうなマダイも見られた。
エサは「細く、小さく」
入稲福さんは、たくあんを1/2サイズまで細く加工。これは食いが渋いため、エサを細くして確実にフック掛けさせる作戦だ。エサの加工は初心者でも実践しやすい工夫であるため、ほかの釣りモノでも試してみてほしい。二上さんもオキアミを小さく加工し、食い渋りに対応していた。
マダイが顔見せ
釣り人ならではのメソッドが展開され、最初と比較し、マダイが口を使おうとする場面が増加。一同期待が高まるなか、ついにマダイの口に入稲福さんのたくあんが吸い込まれた。並みの釣り人なら「即アワセ」してしまいそうな場面だが、百戦錬磨の入稲福さんは冷静に5秒ほど待ち、確実にフッキングを決めた。狭いスペースで魚が暴れるのを華麗にいなしながら、見事にネットインさせ、40cm程度の食べごろサイズをゲットした。
釣った方がお得
釣りをせずに調理を依頼すると1尾4180円(税込)かかるマダイだが、釣ったマダイは3245円(税込)で食べられる。ホクホク顔の2人は「刺身」「から揚げ」で調理を依頼。結果として935円得をした。
「ひっかけ釣りエリア」での釣り
マダイを釣り上げたあと、2人は「ひっかけ釣り」エリアに移動。「ひっかけ釣り」は初心者でも楽しむことができ、来店していた子どもの笑顔が釣り上げた魚とともに光っていた。
「ヒラメ」のひっかけ釣り
2人はカットウバリが付いたタックルを手に「ヒラメ」をねらいに移行。二上さんは巧みにカットウバリを操り、開始数秒でヒラメをキャッチ。「全く動かないから、初心者でも釣りやすいと思う!」と心強いコメントをいただいた。
調理方法は「刺身」「バター焼き」を選択。ヒラメも釣らないで注文するときと比べ、1045円お得だった。その後、クルマエビも子気味よく3匹釣り上げ、すべて「塩焼き」にて調理を依頼した。
最後の難関「アワビ」に挑戦
いよいよ、ひっかけ釣り最後の難関となる「アワビ」に挑戦。
生け簀の中でのんびりと佇んでいるが、殻が大部分を占めているため、ひっかけるのが難しい。事前の会議では「殻と身の隙間にハリ先を入れること」を戦略としていたが、上手く隙間にハリ先を入れても吸着力が強く、引きはがすことが難しい。根掛かりしたようなアタリに負けそうになりながらも、竿を強引に引っ張り、見事ゲットした。店員さんおススメの「バター焼き」にて依頼し、2時間程度で納竿となった。
「釣りができる施設一覧」からの出会いで、豪華な料理に舌鼓
釣りを終え席に戻ると、先ほど釣ったばかりの魚が料理となりテーブルに並んでいた。マダイやヒラメは目を引く船盛りでのお造りになっており、一同大喜び。ほかの品々もよい香りが立て込めていた。
2人は早速、お酒を片手に乾杯。宴の開始となった。今日の釣りの反省など釣り人らしい話で盛り上がり、「釣りができる施設一覧」をきっかけに大満足の宴となった。
何円お得になった?
今回の釣行で、読者が一番気になるであろう「何円得をしたか」について報告する。
結果として、合計で「2395円(税込)」得をした形になった。人にもよるが、この金額は人ひとりが外食をしたとしても2~3回分の金額に相当するため、ひじょうにお得だったと言えよう。
「釣りができる施設一覧」の活用法
今回、「ざうお 新宿店」を見つけるきっかけともなった【釣りができる施設一覧】について、その活用法を入稲福さん、二上さん両名に聞いてみた。使い方の一例として、ぜひ参考にしてほしい。
船釣り当日の急なキャンセル時に使用
船釣りの場合、天候不良で当日現地に着いてから欠航するなんてことも珍しくない。そんなときに、今回のような「室内でも楽しめる釣り施設」をカンタンに調べられるのはひじょうに有益。
ファミリーでの旅行中に使用
遠方に旅行していて、家族でパッと竿を出したくなるときに活用するのも面白い。こういったときほど、思わぬ釣り場に巡り合い、思い出に残る旅行になるはず。
釣り&アウトドアスタイルマガジン「HEAT」とは
『WEBマガジン HEAT(ヒート)』は、釣りバリや釣り仕掛を扱う「株式会社ハヤブサ」が運営する、釣りを中心としたお知らせや楽しめる外遊び、お役立ち情報を扱うアウトドア読み物サイト。
「釣りをやってみたい!」けど、「どうやったらいいの?」「釣りってなーに?」と分からない方に、より身近で手軽な「釣り」、「釣りへの接し方」の情報を発信し、少しでも多くの方が「釣り」に触れ合うきっかけ作りになればとの思いで作られたWEBサイトだ。
入門者向けではあってもコアなファンがほしい情報もしっかり押さえているので、ぜひ活用して釣りライフの充実に役立ててみてほしい。
企画・取材協力:TSUINEWS