宮古島の碧い海でライトジギング
旅のついでに手ぶらで楽しめるのがGOOD!!

突然ですが、沖縄は宮古島で初めてのライトジギングを楽しんできました! 観光や帰省で沖縄を訪れる人は多いのはもちろん、GT(ジャイアントトレバリー)やパヤオの釣りを目的とした方も実はたくさんいるんです。
今回は手ぶらでもチャレンジできて、家族連れでも楽しめる釣りをお伝えします。ときには高級魚が釣れることもあって、何が釣れるか分からない面白さがありますよ。

事前の準備は船宿への予約だけ!?
出船場所はホテルの目の前

旅の合間に「釣りに行きたいなぁ…」と思っても、準備とかいろいろと大変なんでしょ? と思っている方、それだとせっかくのタイミングを逃してしまいますよ。今回お世話になった船宿さんはこちら! アイコニーフィッシングクラブさんです。

01_ 船

こちらは「手ぶらでOK」をキャッチフレーズに、初心者や家族連れから釣り経験者まで楽しめるライトジギング船を出しています。集合時間がすごく早いわけでもなく、午前便なら7時半、午後便なら12時半といった感じで、少し早めに朝食か昼食を取るぐらいで済みます。だからといって、夜更かしや深酒はよくないですが…(笑)。

02_ 港の朝焼け

実際、私は集合場所の目の前にある「ホテルローカス」に泊まっていたのですが、優雅に朝食を食べていますからね。朝食会場の窓からは、集合場所と乗る予定の船が見えるというロケーションでした。

集合時間前になると港のスロープ横にハイエースが停車し、スタッフが青いTシャツを着て待ってくれていました。違うホテルに宿泊していても比較的分かりやすいですね。それでは、受付をして乗船していきましょう。

いざ、宮古島近海でライトジギング

アイコニーフィッシングクラブでのライトジギングの乗船料金11000円を受付に支払ったら、屋根付きの船に乗ります。屋根付きなので、強い日差しを回避できて安心ですね。関東によくある一般的な釣り船と違って日陰があるのは、夏場の暑いときにはひじょうに助かります。
ちなみに釣り船の船長のイメージはいい感じに日焼けした男性といったところかと思いますが、こちらは女性の船長さんなので、釣り船に乗ったことがない女性でも話がしやすいと思いますよ。

03_ 船上
レンタルタックルはこんな感じ。普段は船に乗らないので、このなかの1本を借りました

また、今回私は自前のルアーを持ち込んだのですが、タックルやルアー、ライフジャケットなどはすべてレンタルできます。もちろん、タックルを持ち込んでも問題ありません。普段、船に乗っての釣りをしないので、レンタルタックルの1セットを借りました。

出船時間になったら港を出発。だいたい15分程度でポイントに到着し、ジギング用の40~60gのルアーを海底まで落として釣りを開始しました。

船長やスタッフが魚探を見ながら、水深や魚の反応のアナウンスをしてくれますので、その指示に従ってジグを落とします。沖縄ということもあって海底にはサンゴ礁が群生しています。ルアー着底後はすぐに巻き始めないと根掛かりするので要注意です!
さすがに最初のポイントではアタリがありませんでしたが、数ヵ所回ったところでまぁまぁ大きなアタリがありました。ヒットルアーのカラーは釣り始めからの赤金。そして無事にキャッチできたのは、ナカジューミーバイ(オジロバラハタ)でした。

04_ ミーバイ

この魚、ちょっと注意が必要でして…、シガテラという毒を保有しているかもしれないといわれています。必ずしも毒を保有している魚ではないので、島では普通に食べている方もいるそうです。怖い方は止めるか知識のある方の判断で食べてくださいね。
このあとはアタリはあるものの、うまく乗らずにバラシてばかり…。

先程、ヒットルアーは赤金だと言いましたが、同船者の島民やスタッフも口をそろえて沖縄での実績のよいカラーは「赤金」だと言っていました。その実績通りの結果でナカジューミーバイをキャッチできたわけです。
だからといってほかのカラーの実績がよくないわけじゃないですよ。バラシてはいますが、ケイムラブルピンでもアタリは出ていました。

今回の釣行のアタリはすべて底から5m以内で出ており、着底前段階でもアタリがある場合があるので、着底前でも気を抜けませんでした。潮流や風向きによっては、中層を青物が回遊してくることもあるそうなので、魚探を見ているスタッフの指示に耳を傾けてやってみてください。

そうそう、釣れた魚を持って帰って食べたいけれど、魚の締め方がわからないという方もいると思います。そういった方でも心配無用。スタッフに持ち帰る旨を伝えると、その場で素早く締めて船に備えてあるクーラーボックスで美味しい状態のままキンキンに冷やしてくれます。なので、釣れた魚のうち食べて問題ない魚はぜひ持ち帰ってください。自ら釣った魚の味は格別ですよ。
一方で、釣った魚を締めてくれることは分かったけど、ホテルにキッチンもないし料理も得意じゃないのにどうすればいいの…とお思いの方、あとでザックリと説明するので、少しお待ちくださいね。

陸に戻ったら、栄養補給も楽しい!

宮古島というと宮古そば(沖縄そば)が麺類では有名ですが、全国区の麺屋が島内にもあります。それが「麺屋 サマー太陽」。釣りを終え、立ち寄ったお店で私が注文したのは、宮古島産クルマエビを使用した「車海老そば」「チーズごはん」

見た目はラーメンですが麺は生宮古そばを使っており、島民がなじみやすい「そば」の要素が入っています。スープはクルマエビを丸ごと使ったビスクスープなので、海老の旨味が濃厚で飲み干してしまう旨さ。残ったスープにチーズごはんを入れて〆。

麺屋 サマー太陽

住所:〒906-0013 沖縄県宮古島市平良西里845-1
TEL:0980-79-0597
HP:https://summer-taiyo.com/
定休日:土曜日

持ち込みOKな居酒屋もあります

今回は釣った魚を現地で食べることはしませんでしたが、現地の居酒屋では釣った魚の持ち込みがOKのお店が結構あります。開店前に事前持ち込みをする必要があるなどの制限はありますが、手ぶらだとクーラーボックスがない、ホテルにキッチンもないなど困ることもあるでしょうから、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
お店はインターネットや船宿のスタッフから情報を得られます。持ち込む際のクーラーボックスがない場合は、宮古島のホームセンターやディスカウントストア(ドン・キホーテなど)で保冷バッグ保冷剤を買えば大丈夫です。

さて、宮古島にて手ぶらで楽しむライトジギングのレポートはいかがでしたか? 十分な準備がなくても手軽に楽しめます。そして、この記事を読んで、ライトジギングは初心者でも入りやすい釣りなんだ! と思ってもらえると嬉しいです。私も釣り経験者とはいえ、ライトジギングは初めてでしたからね。
旅のついでに気軽に、そして手軽に釣りを楽しみ、宮古島の碧い海と美味しいお魚を楽しんでみてはどうでしょうか? 仮に、もし魚が釣れなくても、宮古島には美味しい料理屋さんがたくさんあるので、十分に満足できるはずですよ!


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レポーターREPORTER

あまた
プロフィール:あまた
小学生のころから父親に連れられて、近所の川に釣りに行っていたことで釣り歴だけ見ると長い。そのわりに釣りが上手いわけでもなんでもない(笑)。働くようになってからはワカサギやハゼなどの食べて美味しい魚をメインターゲットに、しばしば釣りに行っている30代半ば。