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装備も出艇場所も安全確認バッチリ! 大海原に漕ぎ出して見わたせば、そこは360°ポイント! いよいよ釣り開始です!
カヤックフィッシングにご興味がある方に「どんな釣りでもできるの?」といったご質問をいただきますが、答えは…、
「カヤックフィッシングだからといって特別な釣りがあるワケではありません」
しかしながら相性のよい釣りはありますので、今回は私が考える相性のよい釣りをお伝えします。
1.カヤックフィッシングと相性のよい釣り
カヤックフィッシングではどんな釣りでもできますが、カヤックは基本的には流されます。ですから1箇所でじっくり楽しむ釣りはあまり向きません。もちろん無風でベタナギの日はできますが、なかなかそんなお日柄も珍しいのです。
逆にカヤックは流されるからこそさまざまなポイントで釣りができるのです。
あとから詳しく紹介しますが、カヤックフィッシングは基本的に流しながらの釣り。すなわち「ドテラ流し」の釣りです。そんなドテラ流しの釣りに、私が相性がよいと感じるのは…、
- ●タイラバ
- ●ジギング(スーパーライトジギング)
- ●ティップランエギング
とくにタイラバとジギング(スーパーライトジギング)は、年中さまざまな魚種が釣れるので、タックルをたくさん持ち込めないカヤックには最適な釣りです。
あまり遠くに行かずに水深20m程度ならスーパーライトジギングはオススメ。魚種を問わずに「釣れる!」「疲れない!」「楽しい!」釣りなので、私も必ず1タックル持って行きます。
穏やかな日ならキャスティングジグを巻いてもいいですね! 岸から届かないポイントも探れます!
2.ドテラ流しの釣りとは?
ドテラ流しの釣りとは、
「風・潮に任せてカヤックを流しながら釣りをすること」です。
カヤックは構造上、風や波の影響ですぐに流されてしまいます。しかし、風や潮に流されるということは、自然のリズムでよりナチュラルに釣りができるということです。さらに流されるということは、もちろん広範囲を探れます。
同じポイントをじっくりとねらうよりも、次々にポイントを攻める! 沖をランガンして広い範囲を探っていく感覚です。
3.ドテラ流しの釣り方
ドテラ流しの釣り方は、まずは真下にルアーを落とします。そこから風と潮の流れで流していくとラインがどんどん斜めになり、巻いて落としてを繰り返すことで深い場所を中心に広範囲を探り、広くアピールすることができるわけです。
しかし、ルアーを落とした場所からどんどんと離れていくため、カヤックが流される距離とルアーが沈んでいく距離がプラスされ、ラインが多く出ていきます。ラインの角度があまりにも斜めになり過ぎた場合は回収して、再度、真下に落とし直しましょう。
シンプルな釣りですが、カヤックフィッシングでの釣り方としては最高の相性です。
タイラバもジギングも着底が大切です。流れる速度によって着底が分からない場合は、少しルアーを重くしてしっかりと着底を感じ取れるようにしましょう。
この釣りは、ねらうポイントが曖昧な場合でも流されながら釣ったのち、戻れる範囲内で戻り、ねらうポイント近辺を再度流し直せばかなり広い範囲を探れます。同じエリアでも再度流し直すことでHITなんてこともありますので、あまりポイントに固執せず楽しく釣ってみましょう!
また、魚探などを使って具体的なポイントが分かっている場合は、ポイントから離れたら、もう一度漕いではじめの地点に戻りましょう。
よいポイントなら続々と魚も入ってきます。
カヤックフィッシングでは流れる(常に移動していく)を意識して釣りをすれば、出艇しているエリアを広範囲に探れます。広範囲に探れるということはすなわち…、
「釣果に恵まれる」ということです。
ドテラ流しで、みなさんによい釣果があることを願っています!!!
今回はカヤックフィッシングと相性のよい釣りをご紹介させてもらいました。限定した釣りでなくてもさまざまな釣りができますので、ご自身のフィールドや好きな釣り方で楽しみましょう!
次回はカヤックフィッシングでのトラブル回避についてお伝えします。