まさかの大都会でコイ釣り!?
旅先で見つけた釣り堀を短時間で満喫!

北海道石狩市に住んで毎週釣りをしながら自然を楽しんでいる私ですが、今回は都会へと遊びに行ったお話……。
実は先日、大好きな海外アーティストのライブが東京で開催され、ほぼ日帰りで新千歳空港~成田空港を往復しました。本来なら2年半前に行われるはずだったライブでしたが、コロナで延期になりようやく来日が決定。妻と一緒にライブを楽しんできたのです。

と同時に、毎週欠かさず釣行していた私ですがこの週だけは釣りはお休み…。釣りができない寂しさ少し感じていたところ、妻から「東京の釣り堀に行ってみたら?」と提案が。それはナイスアイデア!! と早速東京の釣り堀をネット検索してみたところ、ライブが開催される同じ新宿区内に「市ヶ谷フィッシュセンター」という釣り堀がヒットしました! まさか大都会新宿に釣り堀があるとは思ってもみませんでしたが行ってみることに。

01_ 駅からの景色
02_ 石ケ谷駅
JR中央・総武線 市ヶ谷駅を降りてホームから目に入った施設は釣り堀だと一目瞭然!

大都会の釣り堀!
コイ釣りとはいえ、ハラハラドキドキ侮れない!?

03_ 市ヶ谷フィッシュセンター

実際に駅に降り立ってみて、こんな都会に、しかもほぼ駅直結で釣り堀があることに、改めて驚かされました。
さっそく市ヶ谷フィッシュセンターに立ち寄り、限られた時間しかなかったため1時間券を購入。コイの引きを堪能することにしました!

04_ 営業時間
1時間券780円、竿のレンタル110円、エサ110円。きっかり1000円とひじょうにリーズナブルですね
05_ タックル

レンタルの竿は短めのノベ竿、そして仕掛はウキ釣り仕掛でした。エサは練りエサなので、エサ付けには少々コツがいります。
私と妻が釣り座に着いた途端、表層にコイの群れが集まってきました。練りエサのニオイを嗅ぎつけてきたのでしょか!?

ハリに付けたエサを投入すると一斉にエサに群がるのが見えますが、ハリまで口にすることなく上手にエサだけを食べてしまうコイたち…。これは一筋縄ではいきません…。
しかし実は私、北海道札幌市にある室内釣り堀で腕を鳴らした経験があります! こんなときはどうすればいいか……知っている限るのメソッド試してみました。すると無事にヒット!! 引き味からさほど大きくないのは分かりましたが、やはりコイの引きは楽しいですねっ!

06_ しなる竿

気持ちは焦らず、しかし動作はスピーディーに…無事にネットインしました。少々時間がかかってしまいましたが無事に1尾目GET!
それからは少しコツをつかむことができ、1時間で8尾ほどGETできました。

07_ 寄せたコイ
08_ コイ釣果

一方妻は、結局残念ながら釣果なしに終わりましたが、特大のコイと思われる引きに仕掛がプッツンと切れてしまうことが二度もあり、悔しさひとしお…。しかし反面、コイの凄い引きにハラハラドキドキ興奮冷めやらないといった具合でした。

09_ 釣りシーン

キモはエサ付けとアワセのタイミング!

10_ ウキ

さて私が試したメソッドとつかんだコツですが、大事なのが「エサの付け方」です。
施設のホームページにも書いてありますが、練りエサは1円玉状にしてハリと並行に薄く付けます。そのときにハリが見えないように注意してください。エサ落ちが気になってまん丸く硬い団子状態でエサをハリに付けたくなりますが、そうしてしまうとコイはエサをつつくだけで吸い込んではくれません。エサを1円玉状にして付けると直ぐにエサ落ちしてしまいますが、またエサを付け直す、この繰り返しの動作が重要です。ハリから落ちやすく付けたエサは、同時にコイが吸いこみやすいエサの付け方でもあるのです。
逆にエサを小さく付けるのも有効です。2~3mmに丸めたエサをハリ先だけにチョンと付けてみます。意外に釣れるときがありましたので試してみてください!

11_ 水面のウキ

そしてもう一つ大事なのが「ウキの動きの見極め」
ウキがスポッと水中に沈み込んだときにアワせを入れるのですが、コイはハリを飲んだら違和感をおぼえすぐに吐き出してしまいます。この吸い込んだ瞬間にアワセを入れないとハリ掛かりしてくれません。なのでアワセはウキが沈んだ瞬間の超早アワセとなります!!
コイが掛からなかったときは勢い余りハリが後ろに飛んでいかないよう、周りには十分注意してくださいね。

フッキングしたらあとはじっくりと手前に寄せてください。コイを寄せるときは決して無理に引っ張ろうとせず、しなった竿の力だけに頼る感覚で寄せるとバレにくいです。また、ネット(タモ)に入れるときはコイの頭から入れるとスムーズです。

12_ 寄せるコイ2
13_ コイとのやり取り
フッキングしたら竿を立て、竿の力だけに頼る感じでじっくりと手前に寄せます
14_ タモに入ったコイ
15_ ランディング
コイの頭からネット(タモ)に入れて、無事キャッチ!

ちなみに、当釣り堀はキャッチ&リリース制。釣ったコイは丁重に優しく扱い、ハリを外したら池に戻します。
そのほか、釣りを楽しむためのルール、禁止事項がありますのでよくご確認ください!

16_ 釣り場のルール

短時間で満喫できる、都会のオアシス!

沢山魚も釣れ、手はすっかり生臭くなりましたが、当施設にはしっかり手洗い場も完備されているのでありがたいですね!
そのほか、子ども向けにミニフィッシングコーナーもありました!! こちらは釣れた金魚のお持ち帰りもできるとか!! ファミリーにも嬉しい施設です。

17_ 手洗い場
18_ ミニフィッシングコーナー
釣ったあとは手洗い場でキレイに。子ども向けのミニフィッシングコーナーも気になります…

今回は1時間と短い時間でしたが、大都会の中でこんな大物釣りを満喫できて大満足です。
そういえばこの釣り堀、テレビドラマや映画で見たことあったかも!?

19_ コイ釣果2

 

北海道はすっかり寒くなりましたが、秋の東京は暑からず寒からず過ごしやすい気温でした。
大都会の中で自然を感じられる素敵な釣り掘り。また東京を訪れた際は、スキマ時間を活用してぜひ寄ってみたいと思います。

市ヶ谷フィッシュセンター

住所:〒162-0843 東京都新宿区市谷田町1丁目1
TEL:03-3260-1325
HP:https://www.ichigaya-fc.com/

20_ 市ヶ谷フィッシュセンター全景

 

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、店舗・施設や遊漁船によって営業時間の変更や休業の可能性があります。お出掛けの際には公式HPにてご確認ください。また、事前に地域の情報を確認したうえで釣行の計画、万全の対策、ソーシャルディスタンスの確保をお願いいたします。

 

レポーターREPORTER

北條 正史
プロフィール:北條 正史
1974年生まれ /北海道夕張市出身、札幌育ち、石狩市在住
オカッパリによる海釣りを好み、なかでも、投げ釣り、サビキ釣り、ロックフィッシュ、エギング、サーモンフィッシング、ワカサギ釣りを得意としている。ブログやSNSを通じ釣友たちとの釣行を楽しむ日々。
日本釣振興会北海道地区支部役員、小樽海上保安庁指定フィッシングセーフティーリーダーも務めている。