プールでトラウトフィッシング!
誰でも根掛かり知らずでよく釣れる?

最近人気急上昇のエリアトラウトフィッシング。誰でもかんたんに釣れるのに、その奥の深さにどっぷりハマるベテランアングラーも続出しています。そんなエリアトラウトフィッシングですが、管理された川や池で楽しむ釣り場意外に、実は身近なプールを利用した釣り場があることをご存じですか?
まだまだ関西ではメジャーではないですが、夏場はファミリーや子どもたちの水遊びで賑わうプールを活用し、秋から冬場に期間限定で釣り場として開放している施設、それが「プールトラウト」。ニジマスやヤマメ、イワナなどのマス類を放流しているんです。そんな、実はとっても楽しいプールトラウトを紹介したいと思います。

プールトラウトのよいところ

「プールトラウト」のよいところは何よりその利便性です。私のよく行く「かめプーフィッシングパーク」は高速を降りて3分の好立地です。周辺もきちんと整備された道路ですので冬場でも安心ですし、駐車場から釣り場までの移動も楽チン。
釣り場の足下もしっかりしていて(プールサイドですから当たり前ですが)スタッフの目も行き届いているので、もしもの落水時も安心です。釣りで困ったときもすぐに気付いてくれて親切に教えてもらえます。

01_ 駐車場
周辺道路や駐車場もアスファルトで整備されていて安心!
02_ 足場のよいプールサイド
釣り場の足下もプールですから歩きやすい! そしてスタッフも親切です!

そしてプールならではのメリットとして、根掛かりの少なさがあります。自然の池や川と違い底に引っかかる物もありません。また雨のあとでも濁りで釣りにならないようなこともありません。自然から隔離されている分、自然環境にあまり影響されることなく釣りを楽しむことができるのです。

かめプーフィッシングパーク

住所:〒621-0029 京都府亀岡市曽我部町穴太土渕33-1 (亀岡運動公園内)
TEL:080-2481-3562(フィッシングパーク専用)
HP:https://fishing.park-kameoka.jp/

03_ かめプーフィッシングパーク

手ぶらでも十分なプールトラウト!
より楽しむなら、事前にルアーを準備するのもアリ

プールトラウトでは極端な話、手ぶらでも全然問題ありません。タックルなどは全てレンタルがありますし、ルアーも現地で購入することができます。でも、可能であれば事前に少し用意をするだけで、より一層プールトラウトが楽しめますよ!

04_ レンタル品
充実したレンタル用品

個人で事前にルアーを準備するならば、とくにオススメなのはクランクベイトです。トラウト用の小さなクランクベイトを派手な色と地味な色を一つずつ持っているとよいでしょう。そのほか、お助けルアーと呼ばれるセニョールトルネード(ザクトクラフト)やスティックもあるとよいです。
トラウトといえばスプーンのイメージですが、実はクランクの方がかんたんに釣れちゃいます。クランクでの釣りに慣れてから、ぜひスプーンの釣りも楽しんでみてください。スプーンはサイズや形状、カラーの種類が豊富でチョイスに悩みますが、たくさんのスプーンのなかからその場の状況に合わせて選択し、ばっちりハマったときの快感は病みつきになりますよ。

05_ スプーン
06_ クランク
豊富な種類のトラウトフィッシングで定番のスプーン類(左)と、実はカンタンに楽しめるクランク類(右)

そのほかにもルアーローテーション用にスナップ、魚が釣れたときにハリを外すためのペンチリリーサーなどもあると便利です。目や頭の保護のためや水面のギラツキを抑えるために偏光サングラス帽子もあると便利ですよ。

07_ その他の用品

釣り方のコツ!
基本は1秒1回転でただ巻くだけ

プール内にはもちろん魚(ニジマスなど)がたくさん泳いでいます(笑)。よーく水中を観察すると、魚が上の方に多いのか下の方に多いのかが分かると思います。魚が上の方にいるなら浮くクランクを、下の方なら沈むクランクでねらって、リールを1秒1回転くらいのペースで巻いてみてください。

08_ 水面

プールには流れを作るための装置が設置されていますので、その装置周辺の流れがあるところに魚が多く集まっています。また、朝夕や魚の放流があったときなどは派手な色、反応が悪くなれば地味な色にローテーションするのがコツです。お助けルアーやスプーンもクランク同様、基本的には投げて巻くだけです。ただ、クランクと違って巻かないと沈んでいくので、魚のいる層(タナ)を維持するのに少しコツが必要になってきます。

09_ トラウトランディング

短時間でも十分楽しめる!「かめプー」で実釣!

さて、先日10月中旬に「かめプーフィッシングパーク」に行ってきました。この日は午後から予定があったので、朝から2時間券を購入。短い時間でも楽しめるのもプールトラウトの魅力ですね。状況を確かめるため、まずは波動の強い派手なクランクを投入しました。

10_ ニジマス

派手なカラーのクランクにはまずまずの反応でしたが、食い気の低いトラウトのために、よりスローに誘える地味なカラーのクランクに変更。すると、この選択が功を奏して何とか1尾目をゲットできました。そして、そのあともクランク、スプーンとローテーションを繰り返し、ボトム(底)をねらうパターンで順調に釣果を重ねた結果、最終的に2時間で21尾の好釣果となったのでした~。

 

足場もよく利便性抜群、自然環境に左右されず純粋に魚との駆け引きを楽しめる「プールトラウト」。これから大阪にも新しくオープンするところがあるようです。ぜひ、プールでトラウトフィッシングを楽しんでみてください。

11_ ニジマス2

 

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、店舗・施設や遊漁船によって営業時間の変更や休業の可能性があります。お出掛けの際には公式HPにてご確認ください。また、事前に地域の情報を確認したうえで釣行の計画、万全の対策、ソーシャルディスタンスの確保をお願いいたします。

 

レポーターREPORTER

東村 良平
プロフィール:東村 良平
兵庫県在住
海のエサ釣りに始まり、ライトゲーム、青物釣り、タイラバを経て、ここ数年は渓流ルアーやエリアトラウト、アユ釣りなどをメインに、家族で釣りや川遊び、キャンプなど自然を満喫。「ライトガチ」をモットーに道具や方法にこだわり過ぎず、楽しむことに全力を注いでいる。
インスタグラム:
@azuman1980 (URL:https://www.instagram.com/azuman1980/)