No.73 エサピチ 須藤康夫さんの場合
今月のおすすめアイテム
- ライトショット かんたん投げ釣りセット 立つ天秤 2本鈎
- ジギングサビキ 小型回遊魚用
- 堤防ジギングサビキセット 2本鈎
「全国の釣具店スタッフ激白! ハヤブサアイテムおすすめマンスリー」第73回は兵庫県淡路島にある「エサピチ」店長・須藤康夫さんのオススメ。東に大阪湾、西に播磨灘、南に紀伊水道、北に明石海峡と趣の違う海に囲まれた淡路島は一年を通してさまざまな魚がねらえる釣り天国だが、なかでも秋9~10月はもっともカラフルな釣果に恵まれる時期だ。盛夏に食いがダウンしていた投げ釣りのキスも再び元気を取り戻し10月も半ばを過ぎればカレイの姿も。夏場はまだ小さかった回遊魚の青物も9~10月にはツバスからハマチ、メジロへとサイズアップ。これに30cm以上のシオ(カンパチの幼魚)もまじる。今シーズン、アジは良型が少ないようだがファミリーフィッシングに最適な小アジは多いようなのでサビキ釣りが楽しみだ。
ショートロッドに最適なオールインワン仕掛
チョイ投げのキスは軽快に!
「夏場は一服状態でしたけど9月になれば20cmオーバーの良型まじりでけっこう釣れるようになりますよ」と須藤さんが言うのはチョイ投げのキス。「エサピチ」がある淡路島東岸の大阪湾向きの各所、なかでも津名港周辺や洲本港周辺がおすすめだそう。キスの群れが岸近くを回遊する朝夕が好時合いだが、潮次第で日中でも元気にアタリを送ってくれる。
そんなキスねらいで須藤さんのおすすめが「ライトショット かんたん投げ釣りセット 立つ天秤 2本鈎」というオールインワンの仕掛。バスロッド、ライトゲームロッド、シーバスロッドなど短いルアーロッドで扱いやすい全長65cmのショートタイプの2本バリ仕掛で、付属のテンビンオモリに糸を結ぶだけですぐにチョイ投げが可能。「ただしリールのラインがPE0.8~1号以下と細い場合は間にフロロ2号を1ヒロほどリーダーとして接続するのが望ましいです」と須藤さん。根掛かりした際もリーダーがあるほうがテンビンオモリ以下の仕掛回収率が高い。
この仕掛がキスに向いているのは「立つ天秤」というアームが海底で必ず上を向くオモリを採用している点で、エサを刺したハリが漂い気味になるため海底から少し浮いて泳ぎ回るキスの目に付きやすいのだ。釣り場にもよるがライトなルアータックルでねらうなら「オモリサイズは軽快に5~7号がおすすめです」と須藤さん。エサはアオイソメよりも細いイシゴカイが「おちょぼ口」のキスにはベターだ。
秋の収穫祭!どんと来い回遊魚!
ジギングサビキを始めよう
「ツバスやハマチ、シオ、アジもサバも、いろいろな回遊魚がねらえるのがいいですね」と須藤さんのイチオシがサビキ仕掛とメタルジグを組み合わせた、いわゆるジギングサビキ。最下部にセットしたメタルジグの重みでキャストし、メタルジグだけでなくリーダー代わりにつないだサビキ仕掛にも回遊魚を食わせてしまおうという欲張りシステムだ!
そんなジギングサビキで「いろいろ釣れた楽しいので、ぜひ試してほしいです」と須藤さんがすすめてきれたのが「ジギングサビキ 小型回遊魚用」と「堤防ジギングサビキセット 2本鈎」だ。
「淡路島の東海岸は潮流が速い場所も多いですし、遠投するほどチャンスが広がりますから」という理由で須藤さんはメタルジグ40gを推奨。お気に入りの自前メタルジグを使用するならサビキ部分は「ジギングサビキ 小型回遊魚用」でアジ、サバや小型回遊魚メインならSかMサイズ、メジロなど大型の回遊魚も視野に入れるならLかLLサイズを選ぶとよいそう。この秋、ジギングサビキに入門! という人にはメタルジグまでセットになった「堤防ジギングサビキセット 2本鈎」がおすすめだ。
「サビキ部分がリーダーの代わりになりますが、良型、大型青物も確実に釣り上げるならフロロ5号を1ヒロほどラインの先につないでおくと安心です」と須藤さん。釣り方は海底から表層までの広いレンジを意識したリフト&フォールをメインに、ときには表層速巻きやボトム付近をスローにねらったりと、いろいろ試しながら魚たちの反応をみよう。
エサピチ
住所:兵庫県淡路市岩屋2942-30
HP:http://www.esapichi.com/