快適「夜釣り」の陸っぱり基礎知識 Enjoy Night Game No.7 【最終回!夜釣り実践】
スタッフD&Fが淡路島で夜遊びしてみた!

夜釣り入門

陸上から夜釣りを快適かつ安全に楽しむために、前回は「仕掛などのトラブルを最小限に」ということで実釣に直結する話を紹介したが、いよいよ最終回。総仕上げ?
ということでスタッフDとFが淡路島でナイトゲームを楽しみつつ、これまでの「おさらい」をしてみようという企画。さてさて釣果のほうは……だったけど、海に向かうだけでストレス解消! 何より安全第一で静かに夜は更けたのだった。めでたしめでたし!

1.まずは洲本港の白灯波止で
アオリイカとタチウオをねらってみる

10月某日、午後4時、エサや氷などの購入で立ち寄った「まるは釣具洲本店」で情報収集。夜釣りに限った話ではないけれど、釣れ具合とポイントの目星を付け行き先を決めるのは大切なことだ。「ここのところタチウオはイマイチですけど、前週は洲本港でアジングがよかったですよ」と井手店長ご自身の釣行で良型のアジが夜半からヒットしたのだとか。

ということで行き先は洲本港に決定。ボートピア横の有料パーキングに車を入れ、テクテク白灯波止へ向かう。アジングのポイントは港奧で照明が煌々と海面を照らすボートピア横だが、宵の口はまず白灯波止の外向きでスタッフDはエギングでアオリイカ、スタッフFは引き釣りとウキ釣りでタチウオをねらうことにした。

01 堤防
02a
02b
【快適夜釣りの基礎知識おさらい1】
慣れない釣り場へは明るいうちに。足場や海中の様子を観察しておくと安全だし釣果アップにもつながる。タックルセッティングも明るい方が楽だ

夕マヅメを迎えると地元アングラーが続々と波止に集結する。その多くはウキ釣りでのタチウオねらいのようだったが、観察できる範囲で誰にもアタリはないようだ…。スタッフDの餌木にも反応なし。日没を迎えスタッフFは引き釣りを早々に諦めて得意のウキ釣りにチェンジ。

03 エギ
04 アジングのジグ単
スタッフDは、まずエギングでアオリイカねらい。その後、得意のライトゲームでアジをねらう。リグはジグヘッド単体だ

ハヤブサ「太刀魚 ワイヤー 水平ダブル 速掛 2セット」に冷凍キビナゴをセットしウキ下3ヒロでフルキャスト。潮の流れがあまりないので仕掛を大きく引いて誘っては手前まで探りを入れる。すると何投目かで誘いをかけポーズを入れた瞬間に、いきなりグイッと竿まで引き込むアタリが! 「来ましたよ!」とスタッフDに声をかけるが、なにやら変!? タチウオにしては横走りし過ぎる引き。正体は30数cmのサバだった。残念!

05 タチウオ仕掛
スタッフFはタチウオねらい。この日は引き釣り用に「堤防太刀魚テンヤ フック可変式」、ウキ釣り用に「太刀魚 ワイヤー 水平ダブル 速掛 2セット」などを準備した
06a キビナゴ
06b 引き釣り
引き釣りもウキ釣りのエサも冷凍キビナゴ。「堤防太刀魚テンヤ フック可変式」はエサのサイズに合わせフック着脱ができるので便利
07&08 サバ釣果・ウキ釣り
電気ウキ釣りにシフトしたスタッフF。得意の「誘いまくり釣法」でガツンとヒットしたのは残念ながらサバだけだった

2.良型アジを求めて港の奧へ移動

どっぷり日が暮れてからもタチウオもアオリイカも反応なし。そこでアジングポイントのボートピア横に移動。さあライトゲーム好きのスタッフDの本領発揮! ということで完全にギャラリーと化したスタッフFが後ろから見ていると、すぐワームに何やら食い付いた! さすが! しかしアジではなく小さいガシラ君…

09 アジング
10 ガシラ釣果
洲本港奧のボートピア横でスタッフD渾身のアジング! だったが歓迎してくれたのは小さいガシラ君
11 ライト類
【快適夜釣りの基礎知識おさらい2】
夜釣りの必需品、ライト類は予備を含め複数持参しておくと安心
12 帽子・手袋
【快適夜釣りの基礎知識おさらい3】
直射日光と無縁の夜でも帽子は必着、寒くなくても手袋をしておくほうが安全だ

3.釣果はさておき秋の夜長を楽しもう!

その後、タコねらいの地元のオジサンがやって来たが、この人もアタリがなく、すぐに退散。広いポイントを独り占めでスタッフDはアジを求めキャストを繰り返すが、まったく反応がなく午後9時前にストップフィッシング。「明日も朝から仕事!」と無理をせず早めに切り上げるのも夜釣りでは大切なこと。
車に戻る前にお湯を沸かしホットコーヒーで乾杯! 10月とはいえ冷え込む夜に熱いコーヒーというのも夜釣りならではのお楽しみ。

13 ホットコーヒーで身体を温める
釣果はなくても寒い夜にいただくホットコーヒーは格別!
14&15 帰り道の明石海峡大橋
帰路、明石海峡大橋の上でスタッフD&Fはロック談義で盛り上がった。カーステから流れていたのはイナフズナフというアメリカのバンド。Still Have Tonight……「今宵はまだ続きがある」という意味かな?

 

釣果はともかく気の合う仲間とのんびりナイトフィッシング! 長らくのコロナ禍で閉じこもり気味、溜まりに溜まったストレス発散に夜釣りは最高だ。みなさんも安全第一で、存分にナイトゲームを楽しんでほしい。

00c タチウオエサ釣りタックル
00b ライトゲームタックル
当日はタチウオの引き釣りにウキ釣り、エギング、ワインド、アジングとそれぞれタックルを準備した。何が釣れるか分からないこそ面白い夜釣り、短い時間で楽しむための準備は怠りなく。とはいえ、欲張りすぎも快適さや安全性に欠けるのでほどほどに…(笑)。状況に応じて荷物は減らそう

 

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