先日のモンゴルの釣行記は読んでいただけましたでしょうか? 「街中でコーヒー片手に釣りをする」みたいなチャラめのイメージがあるという僕(友人談)ですが、モンゴルのような旅の釣りも大好きで、むしろライフワークのようなものなんです。さらに、実は旅の釣りとアーバンフィッシング(市街地の釣り)は切っても切れない関係です。だってサラリーマンには「出張」が付きものじゃないですか? その多くは都市へと足を延ばすはず…。そこで今回は実際に出張で関西に足を運んだついでの「リアル出張フィッシング」を敢行してみました。舞台は古都・京都、大好物のノスタルジーを感じながらの “あ~ばんふいっしんぐぅ” でございます。
ライト&ファストなスタイルで楽しむアーバンフィッシング
実はジェンキンス、仕事の関係で6年ほど前に大阪に約1年間暮らしたことがあります。その頃も今とあまり変わらず、見知らぬ土地を釣り竿片手によく散歩していたのですが、その時にもときどき遊びに来ていたのが京都。街の真ん中を流れる鴨川は、橋の上からでも大きなコイやニゴイ、時にはナマズやブラックバスの姿もチラホラ。ろくに釣り道具をそろえていなかったのであの頃はパンで鯉を釣るパンコイを楽しむ程度でしたが、今回はルアーで何か釣れないかと思い、小さなタックルボックスにパックロッド1本、リール1台の超ライトなトラベリングスタイル! あくまで釣り道具がメインの荷造りではありませんので、必然的にそんな感じに…。
鴨川はエリアと季節によっては、あまりに浅くてルアーを通しにくい場所も多いので、まずは適当にいくつかの橋を歩き水面を覗きリサーチ。ロッドを片手にこの街を歩くとまあまあ目立ちますが、そこはロンドンの街中の釣りで鍛えた図太さで乗り切ります。ひとまず腹ごしらえに大好きな「にしんそば」を食べられるお店を探し回り、作戦会議という名のランチ。お腹も落ち着いたところで先ほど目星を付けていたポイントへ。