「旨いもん見つけた!」第23回の担当は和歌山県、奈良県、京都府、滋賀県の全域と岐阜県の一部を営業エリアにする齋藤智紀さん。今回は、そんな広いテリトリーのなかから南紀と近江の「お腹いっぱい」幸せメニュー。秋本番の10月、南紀ではエギングにタイラバ、青物の落し込みと陸っぱりも沖釣りも! 近江ではバスにコイ、ヘラブナなど琵琶湖の魚たちが元気いっぱいだ!
味わい深いビッグな「からあげ」でガッツリ!
「熟成からあげ専門 鶏 よし平」熟から定食
和歌山県田辺市内に入り国道42号を南下することすぐ。目良の信号を過ぎJR紀勢本線の線路をくぐって、すぐ右手に見えてくるのが「熟成からあげ専門 鶏 よし平」だ。「よし平」は田辺市内に7店舗の飲食店を展開するグループ店で、店舗によって海鮮、焼き鳥、うどん、トンカツとメニューはさまざま。なかでも齋藤さんのお気に入りが「熟成からあげ」というワケだ。
「田辺を営業で訪れたときのお昼ご飯に利用するのですが、とにかくお腹いっぱいになります」と齋藤さんがいうのが人気ナンバーワンの「熟からあげ」3個にキャベツ、ご飯、とり汁という「熟から定食」の中(サイズ)。「まじで、からあげ1個ずつが大きいので、4個入りの大、5個入りの特(大)ですと、お腹が苦しくなりすぎて、午後からの仕事に差し支えます」というほどのボリュームなのだ。
「熟からあげ」の「熟」とは地元、上富田町の老舗醤油蔵「出羽清七醸造元」の五代目当主が昔ながらに木桶を使用、製法にこだわった長期熟成醤油に国産の鶏肉をじっくり漬け込んで揚げているから。「はい、味がしっかり鶏肉に染みこんでいるので本当に美味しいです。外はカリッ! 中はジューシー! 僕はさらに甘酢のタレをかけて食べるのが好きですね」と齋藤さん。
この「熟から定食」以外にも「旨から定食」「具だくさんチキン南蛮定食」「熟から照りマヨ丼」と、名前を聞いただけでお腹が鳴りそうなメニューがいっぱい。オーダーに迷ったら「熟から」と「旨から」の「合い盛り定食」で食べ比べてみるのもいい。テイクアウトもできるそうなので釣行のお供にも。カッツリ食って南紀でバッチリ釣ろう!
熟成からあげ専門 鶏 よし平
住所:和歌山県田辺市上の山1丁目6-14
HP:https://www.yoshihei.jp/
冷えた身体に幸せ注入!アッツアツでハッピーな近江名物
「らーめん本気」あんかけチャンポン
ところ変わって滋賀県は近江路。琵琶湖東岸は彦根市内にあるラーメン店。「らーめん本気」の「本気」は「まじ」と読む。齋藤さんが滋賀県営業の際、彦根で宿をとるときに晩ご飯に訪れるお店だ。テーブル6台、カウンター6席にお座敷がちょっと……という小さい店で「路地の奥なので分かりにくい」とのことだが、地元では間違いなく有名人気店だ。
「何といっても人気はこれに尽きます」と齋藤さんがいうのは「あんかけチャンポン」だ。チャンポンの本場・長崎では野菜とシーフードが具材のメインだが、野菜と豚肉というのが近江チャンポンの特徴。さらに「あんかけ」なので冷めにくく食べ終わる直前までアッツアツ! 「晩秋、真冬へと向かうこれからの季節は抜群です」と齋藤さん。とにかく近江路の冬はダウン2枚重ねでもたまらない……というハンパない寒さなので、琵琶湖の釣りで奮闘、冷えた身体へのご褒美に最適だ。
もちろんボリュームも満点。「炒飯セットもあるのですが、僕はいつも単品でお腹いっぱいになります」とのこと。もちろん「あんをかけていない」普通のチャンポンもあるし、「みそカレーチャンポン」「キムチ入りチャンポン」「スペシャルチャンポン」「昔ながらの中華そば」などメニューは豊富。齋藤さんは晩ご飯での利用だが、午前11時からの営業なのでランチにもどうぞ!
らーめん本気
住所:滋賀県彦根市銀座町1-6
HP:なし