前回の『料理豆知識』では、「冷凍庫に残っている魚、どう食べる? 自宅で簡単に燻製を作ってみた!」とタチウオとタコで燻製を作りました。ただ、実は我が家の冷凍庫にはまだタコが。燻製はもう作ったし、次はどう食べようかなー。
そこは関西人のスタッフC。「ここはやっぱりタコ焼きだ!」急遽自宅でタコ焼きパーティーを開催することにしました。ただ、突然思いついたのでタコ焼き粉などはストックがありません。どうしようかと悩みながら、とりあえずはごそごそと材料探し。小麦粉はある、卵もある、あっ天かすもある。ラッキー! よし、何とかなりそう。
ということで今回の料理豆知識は、思い立ったらすぐできる、市販のタコ焼き粉やタコ焼き器は使わない“タコ焼き作り”に挑戦。うまくできれば、今年のタコ釣りシーズンはタコ焼き三昧になること間違いなしです。
タコ焼きは丸いもの? いやいや、形は何でもOK!
タコ焼きを作るときの大きなハードル、それはタコ焼き器が自宅にないということ。そして、使った後の片づけが面倒だということです。そこで今回は、自宅にある卵焼き器で作ってみることに。「タコ焼きは丸いもの」という既成概念は今日限りで払拭です!
まずは生地作りからスタート。今回は、どのご家庭にも必ずある(であろう)小麦粉や卵を使って生地を作ります。
1.小麦粉以外の材料をボウルに入れ、混ぜる。
2.ダマにならないよう小麦粉を何回かに分けて入れ、混ぜる。
以上で生地は完成! 「ダマができないように」と書いておきながら写真にはしっかりダマが…。気にしない気にしない。
生地はケチらず多めに! が失敗しないコツ
生地ができたら、お待ちかねの“焼き”作業です。まずは、卵焼き器をコンロの上に置きます。お弁当を作るのかと錯覚しそうですが、今から作るのはタコ焼き。卵ではなく、生地とタコ、油を準備します。では、料理スタート!
1.卵焼き器に油を引いて温めます。
2.生地を流し入れ、タコを入れます。
(お好みで天かすや紅しょうが、青ネギを入れても美味しいです)
3.1分ほど焼いて外側の生地が固まってきたら、奥から手前に折り返します。
さらに1分ほど焼き、ひっくり返してまた2分。形を整えながら焼きます。
実は私、生地を流し入れる量が少なかったためにうまく折り返すことができず…一度失敗してしまいました(汗)。皆さん、生地はケチらずに多めにいれましょう。
4.お好みの大きさに切ってお皿に盛りつけ、ソースやかつおぶしなどをかけて完成!
見た目からは想像できませんが、食べてみるとまぎれもなく「タコ焼き」! 外はカリカリ、中はふわふわで、とても美味しかったです。あっという間になくなってしまったので追加でもう1回焼きましたが…、それもすぐに食べ尽くしました。丸くないタコ焼き、ありです。
後日調べてみたところ、卵焼き器で作るタコ焼きは「カクタコ」と呼ばれ、ソースメーカーが公式動画で作り方などを紹介しているとか。冷凍庫に残っているタコをどうしようかお悩みの皆さん、今日のゴハンは準備・後片付けが簡単なタコ焼きで決まり!