(※2017年7月3日に公開された記事に、リンク、その他の部分を修正して2019年11月5日に再公開したものです)
「タイラバ」という釣法をご存じだろうか? もともとマダイ釣りは経験を要するマニアックな釣りだったが、「タイラバ」確立後は、誰でも簡単に大きなマダイが釣れるようになったのだ!そんな夢のような釣法「タイラバ」について、詳しく紹介しよう。
第1章 そもそも「タイラバ」とは?
ゴムを使った擬似餌の一種。マダイを釣るためのラバージグだから「タイラバ」と言われる。
ラバージグはラバーゴムやシリコンで作ったふさふさしたフラダンスのスカートのような擬似餌で、スカートとも呼ぶ。さらにネクタイと呼ぶ細長いパーツが使用されている。
タイラバの釣期とエリア
一般的に水温が上昇し始める春から、水温が下がり始める晩秋までがタイラバシーズンだが、道具の進化もあって一年中できる釣りになりつつある。エリアは日本全国といえ、中でも遠州灘や瀬戸内海、玄界灘、天草灘、錦江湾が有名。
タイラバ専門の釣り船がある
手軽にマダイが釣れるとあって人気が高まり、全国各地にタイラバ専門の釣り船ができた。利用するには予約が必要で、人数によってチャーター(貸し切り)や乗り合いの選択肢があるほか、釣り船によっては半日と終日とが選べる。
第2章 どんな道具が必要?
タイラバのほかに必要なのは、ロッドとリール、予備のラインや交換パーツ、ハリ。食料や飲み物などは濡れても大丈夫なバッグに収納し、水や風を遮るウエア、救命胴衣を用意すれば釣行できる。
仕掛け1 ベイトリール
ベイトリールは片手で操作でき、スピニングと違ってラインを放出させるのに両手を使わなくてすむので、釣っている最中でも軽快かつ俊敏に次の動作に移ることができる。巻き取りながら流れの強弱の予測がつきやすい。
仕掛け2 スピニングリール
タイラバを船から軽く投げてマダイがいる層を長く探る場合に使い勝手がよい。
その他の道具
バッグの中にはタイラバの収納ケース、リールに巻いたメインラインのPEラインをカットするハサミ、メインラインに結んでマダイと近いところでファイトするショックリーダーを切るハサミ、マダイを掴むグリップなど。これらが揃って入れば準備万端。