つり人の特権!釣魚グルメ 家まで待てない! 「しめ鯖」 即食いマニュアル
ゴマサバが美味しい季節がやってきた!

粗塩30分!米酢30分!いただきま~す!

自宅に持ち帰る際はクーラーの海水は抜いてOK。氷が残り少なくなっていれば補充するのを忘れずに。これでも帰宅後に身割れを起こすこともあるので、しめ鯖にするのなら現場で調理してしまうのがおすすめだ。3枚に下ろしたサバの身(腹骨もすき取っておくこと)に大量の粗塩をまぶしてタッパーへ。写真のように塩で真っ白になるぐらい。これでクーラーに入れて約30分。塩を払い落としたら毛抜きなどを使って身に残っている中骨などの小骨をていねいに抜く。塩水で余分な粗塩を洗い流し水気を切ったら、米酢をたっぷり、ひたひたになるまで注ぐ。このままでもよいしレモンやスダチの輪切りを入れれば風味が増す。再び氷が入ったクーラーに入れて最短で30分、すぐに釣り場で食べられる。頭のほうから皮をはぎ、食べやすい大きさに切れば完成だ。あまりにも生っぽいのが苦手な人は数時間、帰宅したころに、ちょうど頃合いの締まり具合になっている。もっとしっかり締めたものが好みなら冷蔵庫で1~2昼夜寝かせればよい。

血抜きしたサバ
釣り上げて血抜きし、内臓も出し1時間ほど潮氷で冷やしたサバを3枚に下ろす。腹骨はすき取っておくこと
下ろした上身に粗塩をたっぷりまぶしタッパーへ
下ろした上身に粗塩をたっぷりまぶしタッパーへ。氷が入ったクーラーに入れて最短で約30分
毛抜きを使って中骨などの小骨を取り除く
毛抜きを使って中骨などの小骨を取り除く。面倒な作業だが重要
粗塩を払い落としてから塩水で洗い流し水気を切ったサバの身をタッパーに入れて米酢をたっぷり注ぐ。レモンなどの輪切りを入れてもよい
食べる前に皮をはがす
食べる前に皮をはがす。頭側から引っ張れば意外と簡単にきれいに取れる
食べやすい大きさに切れば完成
食べやすい大きさに切れば完成。これは米酢に30分だけ漬けたもの。身の色もほとんど変わらず生に近いが抜群に美味い
しめ鯖
釣り場で仕込んで帰宅してから冷蔵庫で一晩寝かせた状態。かなり身が締まっているが、まだ生っぽい部分も残っている。冷酒がほしいなあ!

くれぐれも自己責任で!

初夏、瀬戸内海に入ってくるゴマサバは脂が乗って抜群に美味い! しめ鯖サイコー! ただし、これで100%安全安心か? と問われれば胸を張ってイエスとは言えないので、くれぐれも自己責任でお願いしたい。