前回から当社フィールドスタッフにご協力頂き、「釣りに行く前に(道中に)聴きたい1曲」をお聞きしている。 今回はその後編だ。皆さんはどんな曲をご紹介下さるのか?
J-POP
ここまで洋楽が多かったが、邦楽もノリのよさでは負けてはいない。キャッチーなメロディーと親しみやすい歌詞で、普段から耳馴染みもよい。そんなJ-POPもご紹介。
Monster /嵐
2010年にJ Stormから発売された、大人気アイドルグループ・嵐9枚目のアルバム『僕の見ている風景』の1曲目(DISC2)に収録されている曲。日本テレビ系土曜ドラマ『怪物くん』の主題歌でもある。 曲名どおりのダークな部分を持ちつつ、ミュージカルのように華やかに展開し、嵐のメンバーがカッコよく踊る姿は「さすがジャニーズ!」と言わざるを得ない。「曲調も嵐のダンスもかっこいいから」と絶賛するのは、ハヤブサフィールドスタッフ“川畑篤孝”氏。川畑プロは、ダンサブルな曲がお好きなようで、嵐のMonsterと合わせて、コチラもご紹介頂いた。
Follow-Me /E-girls
2013年にrhythm zoneから発売された、セクシーなダンスユニット・E-girls第1弾アルバム『Lesson 1』の1曲目、まさにオープニングとして収録されているポップな曲。 嵐にしてもE-girlsにしても、かなりノリがよく、一緒に口ずさみながら踊りたくなる曲だ。川畑プロは、「嵐の曲は、大きな魚とやりとりしている時(できれば撮影のBGMにほしいくらい)」「E-girlsの曲は、普通に釣りをしている時でも心で歌っています(#^.^#)。鯛ラバの時はリズムとスピードもよいので、巻き取りのリズムが掴みやすいですね」と、テンションを上げると同時に、釣りシーンに合わせて頭の中でローテーションしているようだ。やっぱり、釣りもリズム感って大事ですからねぇ。
POP
激しさやノリ、スピード感を売りにしているロックは、概ねテンションやモチベーションを上げるのに一役買っているようだが、ポップスはそれだけではないようだ。R&Bやジャズ、ラップ、オリエンタル、ワールドミュージックなど、多種多様な音楽や流行から生まれるポップス。最近ではシンガーソングライター(SSW)の存在も見逃せない。
The best team /マイア・ヒラサワ(Maia Hirasawa)
2012年にビクター・エンターテインメントから発売された、マイア・ヒラサワ5枚目のアルバム『We Got It』の1曲目に収録されている曲。日系スウェーデン人という特異な文化背景を持つ彼女の曲は、ポップでキュート、ハッピーな曲調が印象的だ。 この曲を、「トレイル中などの釣り場への移動時や釣果に満足した日の夕食時に聴きたい」とご紹介下さったのは、FINAフィールドスタッフ“茂手木祥吾”氏。テンションを上げるというよりは、高ぶった心を落ち着かせるために聴いているようで、「釣りをしている時やトーナメントの時って凄く集中しちゃうので、その前後に心をリラックスさせたいんですよ。この曲はたまたまラジオで流れてきたのを聴いて、『あっ!なんかいい』って。も~フィーリングですね。iTunesで探しまくりました(笑)」と言われていた。トレイル中は運転の時間も長いため、とにかく、たくさんの曲を聴かれるそうで、ジャンルもバラバラながら、気に入った曲はハードディスクに入れて、何度もヘビーローテーションするそうだ。そんな音楽好きな茂手木プロだが、実はカラオケは苦手だそうだ…。
ちなみに、この「The best team」は同アルバムにも収められている「It Doesn´t Stop」と合わせて、某大手企業のシャンプーのCMソングとしても使用された、聴き馴染みのある曲だ。
その他
最後に、さまざまジャンルがあるなかで少し変りダネを。とはいえ、ある世代の男性には非常に有名でメジャーなフュージョンの曲をご紹介。
Truth /T-SQUARE
1987年にCBSソニーレコードから発売された、T-SQUARE(ティースクウェア)12枚目のアルバム『TRUTH』の5曲目に収録された、タイトルチューン。 フジテレビ系で放送されていた「F1グランプリ」でテーマ曲として使用されていた有名曲。F1好きな方がこの曲を聴けば、甲高いエキゾーストサウンドを奏でながら、鈴鹿130Rの立ち上がりで、一気に加速して行くF1マシンの姿や、スタンド前のストレートを最高速で駆け抜けて行く姿を想像されるのではないだろうか。1980~1990年代、「F1レースを毎年見に行っていた時を思い出す」と言うのは、先ほども登場した川畑プロ。「釣りに行く時に聴く曲で、特に車の運転中には最高!」とのこと。
この曲を聴けば、釣り場に到着した頃にはボルテージMAX! で釣りをスタートできること間違いなし。しかし、くれぐれも運転中はスピードを出し過ぎないように要注意。
このように、さまざまなジャンルの曲をスタッフの皆さんのご協力で紹介させて頂いた。 いろいろな釣り場へ出かける際、一人で、または友人と車中で過ごす時間が長い分、音楽と触れ合う機会も多く、その音楽の力を借りて気持ちをコントロールするシチュエーションも多いのかもしれない。ただ、常に「音楽を聴き続ける」「音楽が大好き」「音楽の力を借りている」ということばかりでもなく、なかには“無音”の状態でコンセントレーションを高める、「一釣入魂」するというスタイルを持たれているスタッフもいらっしゃった。 今回ご協力を頂いたスタッフのコメントにもあるように、釣りのなかにも「“静”と“動”」や「“ON”と“OFF”」があるわけで、ケースバイケースではあるが、上手く“音楽”と“無音”を使い分け、自らのフィッシングライフにリズムを持たせるという「メリハリ」があるようだ。
我々趣味人としての「釣り」ではなく、「いざっ」という時に力を発揮しなければならないプロスタッフだからこそ、セルフコントロールの上手なやり方も自然と身についているのかもしれない。
さて最後に私自身はというと、HR/HMからジャズ、POPなどいろいろと聴いており、以前少しかじったこともある音楽大好き人間。 釣りでのモチベーションアップにかっこよくオススメなどしてみたいところだが、今はもっぱら子育ての影響から、NHKの子供番組で流れる「ワンツーパンツー!(作曲:小杉保夫/作詞:すずきかなこ)」が、頭の中でヘビーローテーションされているばかりである。モチベーションアップというよりは、「ほっこり」穏やかな気持ちに…。
※本文は都合により脚色を交えております。ご了承下さい。