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誰にも気を遣わずゆっくり釣りを楽しみたい。そんな釣り人におすすめしたい、レンタルボートでのルアーフィッシングをご紹介! ポイント選びから釣り方までの全てを、自ら決めることができるだけでなく、誰しもが一度は憧れたであろう「自分で操船し釣りをする」といった、まさに“船長”をお手軽に体験できるスタイル。
今回は、私が実際にレンタルボートでの釣りに初挑戦してきましたので、詳しくご紹介したいと思います。
自由度抜群!レンタルボートで楽しむルアーフィッシング
私もよく遊漁船の乗合便を利用しますが、やはり見ず知らずの方との同船だと、ライントラブルや釣り方などで迷惑をかけないように、少々気を使ってしまいますよね。せっかくの休日釣行、リラックスして快適に釣りを楽しみたい! そんな方にはぜひ、レンタルボートにチャレンジしてもらいたいと思います。
プライベートな空間で、自分のやりたい釣り方(釣りモノ)を楽しむことができるので、満足度がとても高い釣行になるハズです。

免許あり?免許なし?レンタルボートの選び方
小型船舶免許の有無でレンタルできるボートのサイズが変わり、各々にメリットが違うようです。ねらいたい魚種やエリアによって使い分けるといいでしょう。

免許ありレンタルボートのよい点
広々とした船で釣りができ、波による揺れも少ないのが「免許あり」でのレンタルです。魚探や生け簀(いけす)などの船内の設備が整っており、快適に釣りができるのはもちろん、より広い海域を探ることができるため、いいポイントにアクセスしやすいのが特徴です。
免許なしレンタルボートのよい点
免許の必要がなく誰でも運転ができるのが、「免許なし」でレンタルできるボート。ボート初心者でも始めやすいのが最大のポイントです。また、船が小さく小回りが利くため操縦の苦手な方でもチャレンジしやすく、レンタル費用も比較的安価で済むのが特徴。少人数での釣行におすすめのようです。
伊勢志摩でタイラバ&SLJに挑戦!
今回、友人からお誘いがあり、レンタルボート釣行に出掛けることに。三重県伊勢志摩でボート貸しをしている「フィッシングビレッジ りなちゃん」にお世話になりました。
ボートはさまざまな種類がありますが、今回は大人4人での釣行だったため、船内が広い115馬力のものをレンタルしました。大き目のタックルボックスを持ち込んでも、そこまで狭くなく快適でしたよ。
ちなみにレンタルした際、タモなどが付属するかは予め確認しておくとよいでしょう。

レンタルしたボートには生け簀が付いており、釣った魚を生かしておくことができました。また、初心者でも使いやすい魚探が付いており、魚の有無が分かるだけでなく魚礁などのポイントが記録されているため、ポイント選びの参考にできたのも嬉しいポイントでした。

今回の釣り方は、エンジンを止めて、風や潮の流れを利用して広範囲を探る「ドテラ流し」を選択。船をねらったポイントの風上に横付けして、乗船者は船の風上側に1列に並び、タイラバで大型根魚をねらいました。

レンタルボートでタイラバやSLJの釣りを行う際、風と潮が喧嘩せずに同調して流れることで、メインラインの角度を大きくできます。ラインの角度が大きくなれば、底にいる魚に長く・広くアプローチできるので、風と潮の向きを意識してポイントに船を着けるといいそうです。

ところで、魚種が豊富な伊勢志摩のポイントですが、底質が岩礁のため根ズレを避けることができません。リーダーは2.5号を選択しましたがもう少し太糸がよかったのか…、底を中心に探ったお陰ですぐにボロボロになってしまいました。
レンタルボートではポイント選びも自らが行うため、事前の地形把握は必須と感じました。

根ズレに困りながらではありましたが、釣果の方は何とかオオモンハタ、アカハタ、カサゴなどをキャッチすることができました。そして、同船した友人は胴突のエサ釣りで、大きなカワハギや尺サイズのグレ、ウメイロなどの高級魚を釣っていましたよ。
ルアー釣りもエサ釣りも混在したレンタルボートならではの自由な釣りで、当日はとても面白い釣行になりました。

レンタルボート釣行時の注意点
楽しい釣りの最中についつい忘れがちですが、海の天気は急に変化します。レンタルボート釣行時は天気予報をこまめにチェックし、急な天候の変化にも対応できるようにしましょう。また、ボートの締め切り時間(帰港時間)など、船宿やマリーナごとにルールがありますので、事前確認のうえルールを守ることが大切です。

仲間と楽しく釣りをするのに最適な「レンタルボート」釣行。まずは免許不要のレンタルボートからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。自分の選んだポイントで釣った魚は、いつもと違った達成感がありますよ! ぜひ仲間を誘ってトライしてみてくださいね!
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レポーターREPORTER

ある日「釣りをしてみたい!」と突然思い立ち、インターネットで買った釣具セットを手に堤防へ。ところが、右も左も分からず見事に撃沈…。解説本を片手に糸を結んでいると、親切な方々が付きっきりで教えてくれるという人の温かさと釣りの楽しさに触れ、あっという間に釣りにどハマりしました。とくにクロダイのかかり釣りや船釣りが大好きで、四六時中釣りのことを考えています(笑)。2児の父として、将来は子どもたちと一緒に釣りを楽しむことが夢です。
