失敗しない炭火ステーキを目指す!
キャンプ&BBQで役立つ「iGrill Mini」検証レポ

キャンプやBBQで一番テンションが上がる瞬間って、やっぱり分厚いステーキを炭火でジュワッと焼くときですよね。でも、「外は香ばしいのに中は生!」とか「あれ? 硬くなっちゃった…」なんて失敗もよくある話。

そこで今回は、「iGrill Mini」を使って厚切りのステーキを理想的なジューシーさに仕上げられるかを検証! 温度計でしっかり管理すれば、感覚だけに頼らず誰でも失敗なし。香ばしい香り、肉汁のジュワッと感、そしてiGrill Miniの便利さまで全部、体験レポートでお届けします。

「iGrill Mini」って何?
BBQ初心者もプロも使える温度管理ツール

01_ Weber iGrill Mini

iGrill Miniは、Weber社が開発した小型Bluetooth対応ワイヤレス温度計。 肉や魚、野菜などを炭火・グリル・オーブンで調理する際に、正確な中心温度をリアルタイムで測定できるアイテムです。

02_ スマホで確認

主な特長

  • ①±1℃の精度で内部温度を測定
  • ②スマホアプリで温度グラフを確認、目標温度に達すると通知
  • ③本体はコンパクトでキャンプでも持ち運びやすい
  • ④CR2032電池1個で約150時間使用可能
  • ⑤厚切り肉でもプローブ1本で管理可能
18_ プローブを挿す

活用シーン

  • ①厚切りステーキやローストビーフに
  • ②焼き鳥やハンバーグなど、中心温度を管理したい料理に
  • ③火加減が不安定な炭火でも安心

使い方

  • ①スマホに「Weber iGrill」アプリをインストール
  • ②電源を入れる。本体のボタンを押して起動
  • ③Bluetooth接続しスマホとペアリング
  • ④プローブを挿す。肉の中心に挿し込む
  • ⑤アプリで温度設定。肉の種類や焼き加減を選ぶ
  • ⑥焼きながら温度を見る。アプリで温度チェック。設定温度になったらアラーム

※かんたんにいうと、「肉に挿して、スマホで温度を見るだけ」です(笑)

06_ 使い方4

実際にステーキ肉を焼きながら使ってみた!

これを使えば理想的なステーキ肉が焼けることを確認したかったので、実際にステーキを焼いて試してみました

材料

美味しいステーキ肉を焼くための材料は以下の通り。

【材料】

  • ・牛ステーキ肉(約350g 厚さ3cm)  3枚
  • ・塩                 適量
  • ・ブラックペッパー          適量
  • ・オリーブオイル           少量
19_ 肉を焼く

下ごしらえ

  • ①ステーキ肉を焼く30分前に常温に戻す
  • ②肉表面の水分をキッチンペーパーで拭く
  • ③ミートハンマーで軽く叩き、オリーブオイルを薄く塗る(水分保持と香ばしさアップ)
  • ④塩・ブラックペッパーで下味を付ける
  • ⑤iGrill Miniのプローブをステーキの中心に挿す

炭火で焼く

  • ①強火ゾーンで表面を香ばしく焼き色を付ける
  • ②弱火ゾーンに移しで中までじっくり加熱
  • ③焼き加減はミディアムレア(54℃)に設定
  • ④iGrill Miniで中心温度をリアルタイムに確認

焼き上がり&休ませ

  • ①焼き上がった肉をアルミホイルで包んで5分休ませる
  • ②余熱で2~3℃上がり、理想的なジューシーなミディアム完成
13_ 焼き上がり
いい感じに焼き上がっています

グリルしてみて…データからの分析

14_ 温度データ
左から1回目、2回目、3回目の温度データ

iGrill Miniはグリル後の温度変化のデータの確認ができます。今回は3回のグリルを実施してみました。

15_ 1回目
1回目の焼け具合

【1回目】

焼く前のグリル内の温度がひじょうに高く、目標温度54℃まで急上昇。焼き上がり後、休ませ時間を取り過ぎ温度62℃まで上昇したことで、中身はミディアムの状態に。

16_ 2回目
2回目の焼け具合

【2回目】

強火ゾーンで焼き色を付けていましたが、2分程度で目標温度の54℃を越えてしまったため、早々に弱火ソーンへ肉を移しました。そのため外側の焼き色は不十分でしたが、中は休ませ後、59℃まで熱が入りミディアムレアの状態に。

17_ 3回目
3回目の焼け具合

【3回目】

時間をおいてグリル内が200℃程に低下した状態からスタート。温度は時間をかけながら徐々に上昇し、54℃で焼き上げ終了。中は休ませ後、57℃まで熱が入り、ミディアムレアの仕上がりに。

いずれも結果としては生焼け状態。焼き過ぎて固くなることもなく、中身をジューシーに焼き上げることができました。

「iGrill Mini」は理想の焼き上がりを追求できる、秀逸ガジェット!

20_ iGrill Mini現物

3度の検証後、iGrill Miniを使用してみた私の感想としては、以下のような具合でしょうか。

  • (1)温度管理で安心
    温度を数値で確認できるので、焼き過ぎや生焼けの心配がありません。誰でも安定した仕上がりを目指せます
  • (2)蓋を開けずに温度をモニタリングできて便利
    グリルの蓋を開けて温度を測る必要がないため、内部の温度を一定に保ちながら調理できます。余計な熱を逃さないのもポイントです
  • (3)厚切りでもジューシーに仕上がる
    中心までしっかり火が通るので、厚切りのお肉でもジューシーさを失わずに楽しめます
  • (4)キャンプBBQで盛り上がる!
    香ばしい香りや焼き目の美しさに加えて、温度管理の工夫そのものが話題になり、キャンプやBBQの場をさらに盛り上げてくれるハズ!
  • (5)理想の焼き上がりを追求できる
    温度データを確認しながら調整できるので、自分好みの焼き加減をとことん追求可能。プロ顔負けの仕上がりを目指せます
21_ 締め込みイメージ

今回の検証で、炭火でステーキを焼きながら「iGrill Mini」を使うと、焼き加減が数値で分かるため失敗しにくいことが分かりました。外は香ばしく、中は理想的にジューシーに仕上げることができます。
キャンプやBBQでちょっと贅沢したいときも、この1枚でみんなのテンションアップ。焦らず自分好みの焼き加減に仕上げられるので、家族や仲間にも「すごい!」って言ってもらえそうです。

ナイフを入れた瞬間のジュワッと溢れる肉汁と香ばしい香り、口に入れたときのジューシーさ…など、どれも写真や言葉だけじゃ伝えきれない満足感です。次のキャンプではiGrill Mini片手に、思い切りステーキ焼きの楽しさを味わってみてください。火加減に自信がなくても、温度管理があれば安心して挑戦できますよ!


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レポーターREPORTER

O-chan
プロフィール:O-chan
オートキャンプが大好きな九州在住の50代のオジサンです。おもに九州地方のキャンプ場へ、愛車を自由に転がしながらキャンプを楽しんでいます。グループやファミリーキャンプの際は、私が作った料理が美味しいと喜んでもらえるよう、日々キャンプ飯の勉強をしています。その分、ソロのときは手抜きしまくりですが(笑)。「手軽に本格的」がモットーで、これまでの経験で喜んでもらえたメニューの紹介や九州地方中心のおすすめのキャンプ場の紹介など、何か少しでもみなさんにオートキャンプでの楽しみを伝えることができればよいかな…と思ってます。

 【肩書】
 ・日本オートキャンプ協会インストラクター