
INDEX
- ● お手軽なファミリーフィッシング!アメリカナマズ釣り
- ● 「アメリカナマズ」のアレコレ
- ・チャネルキャットフィッシュ
- ・特定外来生物としてのアメリカナマズ
- ・釣り環境を美しく!
- ● まだまだ未開拓なアメリカナマズ釣り
- ・実はなんでもいい?おすすめタックル
- ・仕掛とエサやルアー
- ・持っていると便利なもの
- ● アメリカナマズの釣り方
- ・子どもでも大物のチャンスあり!釣り方はかんたん
- ・アメリカナマズのポイントと時間帯
- ・アメリカナマズ釣りに強い釣具屋さん
- ・そのほかのゲスト
- ・超レア魚「アオウオ」って知ってる?
- ● 食べても美味しい!アメリカナマズ釣りの魅力
- ・アメリカナマズのさばき方
- ・白身で美味しい!アメリカナマズは臭くないよ
- ・アメリカナマズのおすすめレシピ
今回はわが家でハマっている「アメリカナマズ釣り」についての記事です。海釣りメインの私ですが、とてもかんたんで楽しい釣りですのでぜひご一読ください。でっかいお魚が待っていますよ。
お手軽なファミリーフィッシング!アメリカナマズ釣り
霞ヶ浦水系で繁殖して近年話題となっている「アメリカナマズ」。実際に釣ってみて「ファミリーフィッシングに最高なのでは?」と実感したので、今回はアメリカナマズ釣りのアレコレをご紹介したいと思います。

一般的にファミリーフィッシングでメジャーなのは、釣り公園などでの「サビキ釣り」でしょうか。それもよいのですが、やっぱり「でっかい魚を釣りたい」という、子どもの次の夢を叶えるためにはどうすればよいか…。そんなことを考えながら、だらだらと動画を眺めていたところ見つけた釣りがこれ、「アメリカナマズ釣り」でした。
エサを投げ込んで待っていればドカンと大物。いいじゃないこれ! かんたんで大物をねらえる釣りなら、ファミリーで楽しめるのは間違いありません。
「アメリカナマズ」のアレコレ
アメリカナマズについてご存知ない方も多いかもしれませんので、私の知識で分かる範囲のことをお伝えしたいと思います。
チャネルキャットフィッシュ

アメリカナマズというのは日本国内での通称で、和名は「チャネルキャットフィッシュ(※)」です。愛称として「アメナマ」と呼んだりもしていますね。元はアメリカに広く生息している魚で、食用目的として日本に輸入されたそうです。日本では利根川水系・霞ヶ浦で逃げ出した個体が繁殖しているようです。
※ナマズ目・アメリカナマズ科・アメリカナマズ属に属すため、標準和名が「アメリカナマズ」とされている文献もあります
特定外来生物としてのアメリカナマズ
チャネルキャットフィッシュは2005年に特定外来生物に指定されています。よって、原則として飼育・生きたままの運搬・放流は禁止されている魚です。釣り人視点でいえば、釣れたら「絞めて持って帰る」「食べないならその場でリリースする」という対応をすれば問題ありません。
また、アメリカナマズは食物連鎖の上位捕食者となるため、在来生物の捕食や生態系への影響が指摘されています。漁業への影響も深刻だと報道されています。やや無責任な言い方に聞こえるかもしれませんが、じゃんじゃん釣りましょう。
個人的に「駆除」という言葉は好きではありませんが、ポジティブに「釣って楽しい、食べて美味しい」魚ですので、最高に楽しめるターゲットだと思いますよ。
釣り環境を美しく!
ところで(少し本題からはズレてしまうのですが…)、アメリカナマズ釣りに出かけるとき、私が必ず持って行くのは「ゴミ袋」と「トング」です。それらを使って、できるだけ釣り場のゴミを拾うようにしています。

近年では釣れた魚をそのまま放置してしまう人もいるようで、悪臭などの被害が出ていると耳にします。どんな人がそうした行為をしているのかはさておき、釣り場をキレイに保つことは釣り人にとって大切なマナーだと思っています。
わが家では釣りを始める前に、まず周囲のゴミや放置された魚を拾うようにしているのですが、そうしてから釣りをすると、不思議と「今日は釣れるかも」と前向きな気持ちになるんです。
釣りの前にひと掃除、釣りのあとにもうひと掃除。まるで「礼に始まり、礼に終わる」のと似たようで、気持ちよく1日を締めくくれる習慣になっています。
まだまだ未開拓なアメリカナマズ釣り
「じゃぁ、実際にアメリカナマズを釣るなら何をそろえればいいの?」という疑問に対してお答えしていきましょう。まだまだ未開拓な部分のある釣りですが、意外とかんたんです。自由に楽しむことが一番の釣りですね。

実はなんでもいい?おすすめタックル
アメリカナマズ釣り用のタックルですが、結構なんでも使えます。例として、私の使用タックルを紹介しましょう。
●ロッド:
振り出しの投げ竿
●リール:
スピニング4000番くらい
●道糸:
PE4号
●リーダー:
フロロカーボン8号
ロッドはバスロッドや青物用のロッドでも大丈夫。オモリ10号を投げられるくらいのロッドであれば問題ありません。最近では船キス釣りの竿も使っています。魚が釣れたときに折れるかと思いましたが、大きく竿がしなりスリリングで、めちゃくちゃ楽しかった!
とにかく、アメリカナマズは深い場所にいることが多いので、遠くまで投げられる竿が有利です。しかし、ポイントによってはチョイ投げでも食ってくることがありますので、お手持ちのロッドで楽しめますよ。
仕掛とエサやルアー
私は仕掛を基本的に自作していますが、コイ用の吸い込み仕掛であれば、市販品をそのまま使用できます。また、水底にエサが落ちていれば食ってきますので。ハリス5号以上のものであれば、市販の胴突仕掛も使えます。
ルアーで釣るならば、大型のスプーンをデッドスローで引いてくる釣り方でも食ってくるようです。ニオイ付きのワームもかなり有効で、ワームでの釣りもおすすめです。


エサはバナメイエビやレバー、イカなどが使えます。アメリカナマズ専用のエサもありますので、集魚効果のために付けておくのもおすすめ。回遊性の高い魚ですので、ニオイで寄せるのが有効なようです。コイ釣り用の寄せエサを団子にして投げ込んでおくと、釣果UPが期待できます。

持っていると便利なもの
通常の釣り道具を持っていれば大丈夫ですが、アメリカナマズ釣りのために持っていると便利なものを紹介します。

- ニッパー:背ビレと胸ビレに大きなトゲがあるため、その切断用。少し大きめのものがおすすめ
- ストリンガー:大物が釣れたらストリンガーに付けて生かしておきます。血抜きも楽になります
- フィッシュグリップ:ランディングネットは大きくて邪魔になるケースがあるので、こちらの方が楽です
- 竿立て:ぶっ込み釣りなので竿立てに置いて待つ釣りが楽です。なければ手持ちでも可
- 尻手ベルト:置き竿の釣りですが魚が掛かると物凄いパワーで竿を持っていかれます。水中にタックルを引き込まれないための予防策です。私はタックル1セット持っていかれました…
- ラインブレーカー:根掛かりが多いため1つ持っていると安心。なければ20cmくらいの角材でも十分
- 虫除け:川岸には虫が集まりますので必須。
- ランタン:半夜釣りの際は必須です