「旨いもん見つけた!」第58回は岡山県と広島県の全域を営業エリアに活動する津田祐樹さん。今回紹介してくれたのは広島市内の地鶏料理店と福山市内の尾道ラーメンの人気店。お盆を過ぎても、まだまだ暑い瀬戸内地方だが海のほうはそろそろ秋の気配。船釣りではティップランのアオリイカ、一つテンヤのマダイに加え、テンヤでねらうタチウオ釣りも本番目前。沿岸部の陸っぱりではチョイ投げでキスやベラがまだまだねらえるのでファミリーやカップルで夏の想い出作りするのもいいかもしれない。もちろん熱中症対策は万全に!
新鮮な宮崎地鶏をあますことなく!
「白レバー」「卵ごはん」地鶏かけはし
「実は広島でタイラバをした際、そのときお世話になった遊漁船の船長に初めて連れて行ってもらったんです」と津田さんがいうのは「地鶏かけはし」という広島市内にある地鶏料理専門店。使用しているのは宮崎地鶏で焼き物、水炊き、お造りと新鮮で味わい深い鶏鶏料理が存分に味わえる。
「まずはお造りですが、いろいろな部位が味わえる盛り合わせはもちろん、とくに驚いたのが……」と津田さんがいうのが「白レバー」という肝のお造り。「脂肝というぐらい、とにかく濃厚で口のなかでとろけます」と大絶賛。
これら新鮮で濃厚なお造りを堪能しつつ冷えたビールをいただいたあとの締めの「卵ごはん」が、これまたビックリなのだとか。「普通の玉子かけご飯とは違って、新鮮な生卵にプラスして、キンカンが2個も乗っているんです」と津田さん。「キンカン」というのは鶏の卵が体内で形になる前の黄身の部分のことである。このキンカンはコクがあり口の中でプチっと弾けてトロっと美味しいと、この「卵ごはん」を目当てに来店するお客さんも多いのだとか。
ほか「地鶏かけはし」には「水炊き」「炭火焼き」と宮崎地鶏の旨みが堪能できるメニューがめいっぱい。春夏秋冬、広島を訪れた際に、ぜひとも寄ってきたいお店である。
地鶏かけはし
住所:広島県広島市中区堀川町1-14 第一レックスビル1F
HP:https://www.jidori-kakehashi.jp/
濃厚スープが平打ち麺にからむ尾道ラーメン
「中華そば」朱華楼 東深津店
「ここに通い出したのは福山の釣具店のスタッフさんに教えてもらってからです」と津田さん。「朱華楼」は広島県福山市内にある尾道ラーメンの人気店だ。
「メニューは中華そばと、いなり寿司の2品しかありませんが、中華そばは本当クセになる美味しさです」と津田さん。一般的な尾道ラーメンよりも、さらに平たい平打ち麺で、濃厚で塩分濃度が相当ありそうな醤油味のスープによく絡むのだそう。
どかんと存在感のある大きなチャーシューは、さっぱりあっさり味で、それだけで食べると物足りないのかもしれないが、これまたスープにマッチして一緒に食べると実に美味しいのだとか。
「とにかく塩分たっぷりですので、酷暑でお疲れの身体への塩分補給によいかも?」と津田さんが言うように、晩夏から初秋の釣りで、大いに汗をかいたあとのランチにピッタリだろう。
朱華楼 東深津店
住所:広島県福山市東深津町1-9-63
HP:なし