奥日光で釣りキャンもグランピングも楽しめる!?
ZEN RESORT NIKKO が中禅寺湖にオープン

HEAT読者の皆さんこんにちは！　この度、令和3年度の「ひと×コト×sakana 栃木PRアンバサダー」という、僕のようなふらふら旅ばかりしている釣り人が選ばれてしまってよいのかという大役を栃木県の農村振興課さまより仰せつかりました。これまで以上に栃木の釣りや自然の魅力を発信していきたいと思っていた矢先、ずっと楽しみにしていたある施設オープンの知らせが。

2020年には都道府県別の魅力度ランキングでなんと最下位を飾ってしまった栃木県ですが、一度足を運んでしまったら「え、そのランキング何かの間違いですよね？」となること間違いなしのカッコイイ場所をご紹介したいと思います。

奥日光唯一のグランピング施設「体験型」のアウトドアリゾート

ZEN RESORT NIKKOは「遊ぶ、食べる、泊まる」というアウトドアレジャーをトータルで楽しめるようにとデザインされた、その名の通りリゾートと呼ぶのが相応しい空間。計画段階ではほかにも有名ホテルが次々に参入し盛り上がりを見せる奥日光中禅寺湖で、一般的なゲストハウスを始める予定だったそうです。しかし、コロナ禍でいろいろと延期になったり改めてさまざま見つめ直しているうちに、地元と深くつながりを持ちながらもっといろいろ楽しめるものにしたい！　となり、先ずはZENの「食」の部分にあたるイタリアンレストランが2021年7月11日グランドオープンしたところなのです。

※グランピング施設などは早くて秋ごろの完成を予定

地元と盛り上げる本格的なイタリアン

そのオープンより一足早く、地元の方や関係者の方たちが招待されるプレオープンに取材をさせてもらえるということで先日お邪魔してきたのですが、美味しい料理はもちろん、今後の展望などもいろいろと聞くことができました。

県内の農家の方や日光のお店と提携して、地産地消をテーマに新鮮な食材を使ったイタリアンを提供するレストランスペース。栃木のブランドマスである「頂鱒（いただきます）」のスモークや有名店のソーセージなど美味しいものを挙げ始めたらキリがありませんが、そんななか看板メニューとなるのが「揚げピザ」と「ボロネーゼスパゲッティ」だそうです。僕は基本的にどこへ行っても、あればボロネーゼを食べることにこだわる“おミートソース脳”なのでそれを聞いただけでよだれが出そう……になりました。

そしてそのボロネーゼに使われるお肉はなんと猪肉100%。ジビエに苦手意識のある方も多いかもしれませんが、当日出されたラザニアにアレンジしたものも、後日食べに行ったスパゲッティも、いわゆる臭みというものは気にならず、むしろお肉の味がトマトとハーブで引き立っていました。後味のさっぱりしたとても美味しいボロネーゼです。

天気のよい日はオープンテラスになり、釣りの合間にコーヒーを飲みに行ったりしてもOKとのこと。近い将来、釣竿を片手に湖畔でコーヒーを楽しむなんていう瞬間が訪れると思うとそれだけでワクワクします。もう自分で淹れたりしなくなったりして。

釣りキャン in 中禅寺湖

ZENさんは一見おしゃれピーポー（死語かもしれない）しか近寄り難い場所なのか？　と思いきや、実は結構釣り人にも優しいのです。
中禅寺湖にあるいくつかのお店と協力して釣り人が割引きなどのサービスを受けられるメンバーカードを作ったり、かっこいいステッカーを作って販売したりもしていて、スタッフさんのなかにも釣り経験者が。僕の釣行頻度だとなかなか毎回宿をとって…とはいかないのですが、時にはのんびりと湖を見渡せる場所にテントを張って釣りを楽しむのもいいかなと。

以前にも中禅寺湖の記事を書いているのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、中禅寺湖を有する奥日光はトラウトフィッシングの聖地とも呼ばれるフィールドで、湯川のブルックトラウト、中禅寺湖のレイクトラウトは釣り好きなら一度は釣ってみたい魚なのではないでしょうか？　遠方から釣りに来られる方たちにとっては年に何度も訪れる場所ではないと思います。そんなときこそ少し贅沢に、釣りだけでなく旅自体をゆったりと楽しめるような空間で遊ぶのもまた日光らしいなと思うのです。

今後の展開

気になる今後の展開ですが、先ずはドーム型テントなどを用いたグランピングスペースが早ければこの秋に完成し、サウナはまだはっきりした時期は決まっていないようでした。伸び伸びとしたプライベートな空間を維持するため、できるだけ棟数を絞りたいそうで、そういう部分からもこだわりを感じました。

そしてSUP、カヌー、ヨガ、などの体験型アクティビティのスタートも控えていて、SUPやカヌーを楽しんだ人がそのままエントリーできるシャワールームや更衣室も見学させてもらいました。いずれはそのレジャーのなかにもフィッシングが加わったりするのかなぁ、なんて勝手に妄想したりしています。

日光に限らずですが、僕はいずれ日本で釣りをするためにわざわざ海外から多くの人が訪れる未来が来ると思っていて、なかでも栃木のトラウトフィッシングはもっともっと県外や海外に誇れるコンテンツになると確信しています。なんだかそんな流れを後押しするかのように、新しい世代がこんな風に中禅寺湖を盛り上げていくのを見るのがとても嬉しいと感じるのは、きっと歳をとったからなのかなぁ（笑）。

あくまでZENさんの掲げる壮大なプランのほんの一部が明らかになっただけではありますが、興味を持っていただけたのではないでしょうか。

たとえ手ぶらで遊びに行ったとしても自然を思う存分楽しめるようなトータルでアウトドアを満喫できる手軽さも魅力的で、逆に釣り人のように外遊びに長けた人たちもまた違った目線から楽しむことができる場所だと思います。自分にとってもう何度通ったかわからない見慣れた湖なのに、どこか北欧を思わせる雰囲気のあるテラスで、夕日と男体山を眺めながらコーヒーを飲んだときに改めて「中禅寺湖ってやっぱりいいところだなぁ」と思いました。
釣りや旅行で栃木を訪れた際にはぜひ足を運んでみてください。

レポーターREPORTER

プロフィール：ショータ・ジェンキンス
栃木県在住。国内のトラウトフィッシングから海外の釣りまで、人生を豊かにするライフスタイルとしての釣りを日々模索し発信しているフィッシングピーターパン。PIKE STREET MARKETディレクター。ひと×コト×Sakana栃木PRアンバサダー。
サポートメーカー：Huerco、BIGFISH1983、Rマジックテスター。VARIVASフィールドモニター、Patagoniaプロセールスプログラム。
インスタグラム：
@shota_jenkins_konno （URL: https://www.instagram.com/shota_jenkins_konno/）
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