まったくのビギナーでも大丈夫!
初めての管釣りトラウト入門
ちょっと優雅な管理釣り場の過ごし方

ニジマスやイワナなどの川魚を比較的かんたんに釣ることができる管理釣り場。そんな管理釣り場での楽しみ方は、実は「魚を釣る」だけではありません。
春の陽気に誘われて、そろそろアウトドアの本格シーズンに突入してきたので、いつもの釣行にプラスワン! ちょっとしたアイテムで叶う、管理釣り場の“ちょっと優雅な過ごし方”について紹介したいと思います。

ちょっとした「基地」をつくろう

01_ テーブル&チェアで基地づくり

みなさんは管理釣り場でのお食事はどうされていますか? なかには、レストランやカフェなどの飲食スペースが併設されているところもありますが、管理釣り場は水温などの関係上、山奥にあることが多いため現地調達が難しく、事前にコンビニでご飯を買って持ち込むといった方が多いかと思います。

02_ 寒空の釣り
寒空の下での釣りは身体が冷えますね。そんなときこそ温かい飲み物をリッチに優雅に召し上がってみては?

寒い日に自販機の缶コーヒーを飲むのもよいですが、たまには現地でお湯を沸かして温かい飲み物や食べ物をいただくのも「非日常」を感じられ、少しリッチな気分を味わうことができますよ。それに、たとえ釣れない時間が続いたとしても、「今日は他にも楽しみがある」と思えればいくらか気持ちも楽になる…はず(笑)。

 

釣り場に到着したら、まずはベース基地を作ります。とはいっても、管理釣り場の一番の目的はあくまでも釣りなので、テーブルとチェアを置くだけのかんたんなセッティングでOK! 広い川を区切っているような釣り場では、季節や天候に応じて河原にサンシェードや小さなテントを広げられるところもあります。そのような場所であれば、小さな子どものいるファミリーや、釣りをしない付き添いの方も一緒に楽しむことができますね。

03_ テントやサンシェード

釣り人同士がお互いに快適に過ごせるよう、自分の釣りをする場所の背後にスペースを確保するといった形で、他の釣り人の邪魔にならないよう注意してください。また、管理釣り場によってルールも異なりますので事前にホームページや現地の管理スタッフの方への確認もお忘れなく。

あると嬉しいアイテム

04_ テーブル&チェア
  • ・テーブル、チェア(持ち運びしやすい折り畳み式が便利!)
  • ・シングルバーナーやカセットコンロ
  • ・ガスボンベ(予備もあれば安心)
  • ・シェラカップや小鍋
  • ・カップ(保温性のあるものや、風に飛ばされにくいステンレス製がオススメ)
  • ・カップ麺またはインスタント麺
  • ・カップスープ
  • ・スティックコーヒー
  • ・ミネラルウォーター
  • ・ウエットティッシュ   など
05_ シェラカップ
06_ クッカー&インスタント麺

みんなで楽しむ

07_ ちょっと休憩

素敵なランチ&ティータイム

08_ テーブル
09_ インスタント麺

簡易テーブルにバンダナを広げると、いつものコンビニご飯もなんだか素敵な感じに♪ クッカーでお湯を沸かしてカップ麺に注げば、ちょっとしたキャンプ気分を味わいながらのランチタイムを満喫できますよ。それに、野外で食べるカップ麺ってなぜかより一層美味しく感じるんですよね~(笑)。

10_ インスタントコーヒー

ひと息入れたいときや食後のティータイムには、持ち運びが便利なスティックタイプのコーヒーやココア、ティーバッグなどお好きな飲み物と、ドーナツやクッキーといった甘いモノをあらかじめ準備しておくのもオススメです。リッチなティータイムを演出すれば、釣り談義に花が咲くこと間違いなし!

ガッツリ派ならBBQ!

11_ BBQ
12_ 焼いたニジマス

お昼ご飯は“ガッツリ派”という方やグループで楽しみたいといった場合は、釣りとBBQという定番コースもアリですね! 朝から釣りをして釣果に満足できたら、午後からは釣ったニジマスをその場でさばいてBBQにしていただく。これも管理釣り場の楽しみ方のひとつです。BBQスペースが併設されている釣り場も多く、たいてい網やコンロをレンタルできるので、アウトドア初心者の方でも手軽にチャレンジできますよ。

ひとりで楽しむ

13_ 管理釣り場風景

釣り場へ赴くのは、ファミリー、友人、カップル、はたまたおひとり様。いろいろなシチュエーションがあると思いますが、おひとり様釣行の際、プラスワンするとテンションの上がるちょっと意外なグッズがあります。それは「イヤホン」です。

もちろん、自然豊かな景色を目で見て、肌で感じて、川の流れる音や鳥のさえずりなど自然のBGMを聴いて癒されるのも醍醐味なのですが、イヤホンを着けて自分の好きな音楽を聴くことで周りの音が気にならず自分の世界に入ることができるので、実はオススメのアイテムなのです。

14_ イヤホン

釣れない時間は、いわゆる殺気が立ってしまったり、焦ってミスしてしまったりと負のスパイラルに陥ることもありますが、リラックスできる曲を聴いて落ち着いたり、気分を高める曲を聴いてひそかに闘志を燃やす。なんてこともできちゃうわけです。

 

「魚を釣る」だけではない “ちょっと優雅な”管理釣り場の過ごし方、いかがでしたか?
いつもの釣りにちょっとしたアイテムを追加するだけで、手軽にキャンプ気分を味わえたり、リラックス空間を演出したり、と自分だけの新たな楽しみ方を発見できるかもしれません。近年キャンプブームも再燃しているので、デイキャンプをはじめてみようとお考えの方にもオススメです。ぜひ一度お試しあれ!

 

レポーターREPORTER

小西 栄里子
プロフィール:小西 栄里子
京都府京都市在住
不動産会社に勤務する傍らハヤブサフィールドスタッフとしても活動中の週末アングラー。渓流でのフライフィッシングが一番の癒し。釣りだけでなく、キャンプやスノーボード、お笑い観賞にカラオケまで(笑)
とにかく楽しいことが大好きなアウトドアガール。
インスタグラム:
@fishingram_connie (URL: https://www.instagram.com/fishingram_connie/)