From HEAT the WEB DIRECTOR 約65%が信じてるって本当?
釣りにまつわる「ゲンかつぎ」や「ジンクス」 社内調査!
【前編】

突然だが、釣りにまつわる「ゲンかつぎ」や「ジンクス」を耳にすることはないだろうか?
「○○のときはよく釣れる!」とか、「△△だから釣れないよ~」など、魚へのアプローチやテクニックといった本来の釣りとは関係なさそうな要因が、「釣れる・釣れない」の釣果を左右するといったお話。ウソかホントかはわからないが、釣り人と付き合っていると、これまで多かれ少なかれそのような話を聞いてきた気がするのは私だけだろうか・・・。

仕事やスポーツの世界においても同様に「ゲンかつぎ」「ジンクス」の話をよく聞く。その効果のほどは定かでなないものの、なぜそのような行動をとるのか? また、釣りにおいてはどのような話があるのか? というわけで今回、「ゲンかつぎ」や「ジンクス」について、社内アンケートを実施してみた!
そう大きな企業ではない弊社であるため、多少の偏りや数値の不確かさはあるだろうが、話のネタ程度にお付き合いいただきたい。

どれくらいの釣り人が「ゲンかつぎ」「ジンクス」を持っている?

1_釣り人手元

まず、アンケートに協力してくれた社内の釣り人の内訳を見ていこう。
比較的、メインとなる釣り(≒趣味としての釣り)のジャンルはばらけているのではないかと思われるが、それでも最近の傾向からか、ルアーフィッシングを愛好する人が多い。エサ釣りジャンルでは、「堤防」11.8%、「船」17.6%、「淡水」8.8%で、全体の38.2%を占めている。対してルアーフィッシングでは、「バスフィッシング」23.5%、「ショアソルト」26.5%、「オフショアソルト」11.8%と、全体の61.8%を占めているといった具合だ。

円グラフ1

そんな釣りジャンル分布の対象者に、『Q1:あなたのなかで、釣りに対する「ゲンかつぎ」や「ジンクス」はありますか?』とたずねたところ、なんと、半数以上の約65%「ある」という回答だった(約35%が「ない」という回答)。
昨今、釣りのテクニックに関しては、ネット・雑誌などのメディア情報が多くあり、特に「今、○○が釣れている!」という釣果情報は、日々リアルタイムに手に入れることができる。比較的、科学的・論理的根拠に基づいて釣りをしている人が多いかと思ったが、日本人らしいのか、弊社の社員にたまたま信心深い人が多いのか、少々意外であった。

そもそも「ゲンかつぎ」や「ジンクス」って?

2_辞書・国語辞典

ところで、そもそも「ゲンかつぎ」「ジンクス」という言葉の意味は何だろうか?

「ゲンかつぎ」の「験(げん)」とは縁起(えんぎ)や前兆を表し、「縁起(えんぎ)をかつぐ」すなわち、ちょっとしたことにも縁起がいいとか悪いとかを気にすること。良い結果につながった以前の行為などを再び求め、願いを込めて、繰り返して行なうことをいうそうだ。
釣行の前後や最中に行ったある「何か」が、釣り人にとって(ある程度)確信をもって好釣果に結び付いたという過去の実績を期待し、次回からも行うといったとこだろうか。

また、「ジンクス」とは、日本語においては良い悪いのどちらの結果であるにせよ、縁起をかつぐ対象(モノや言い伝え)となるものを指すのだそう。ほぼほぼ「ゲンかつぎ」と似ている意味だが、悪い結果を導くモノも指すあたりは少し意味が異なっている。実は、本来英語の“jinx(ジンクス)”の意味は「縁起の悪い言い伝え」のみだそうで、良い方の意味でも使用しているのは日本独自だそうだ。

いずれにしても、何か根拠があったり説明がつく話ではないものの、良い悪いの結果を何かに求めてしまう、ある意味人間らしい心理や行為をよく表している言葉だ。

あなたの「ゲンかつぎ」や「ジンクス」は?

3_釣り道具の準備

さて、「ゲンかつぎ」や「ジンクス」が「ある」と回答してくれた、約65%の釣り人は、実際にどのようなことを実践しているのだろうか?
アンケートの結果を見ると、大きくポジティブなものとネガティブなものとに分かれ、さらに、ポジティブなものは「食にまつわるもの」「釣り以外での行動(おもに準備)の2つに分かれていた。

 

ポジティブ1 「食にまつわるもの」

食にまつわる話として、釣り場までの道中や釣りの最中にいろいろなものを口にしているようだ。

例えば、朝に立ち寄ったコンビニで「ピザまんを食べる」「味付きゆでたまごを2個購入する」「チーズかまぼこを買う」など。釣りは早朝からのことが多いが、朝の早い時間帯から朝食とは思えない、なかなか不思議なものを口にしている(笑)。また、釣りの最中には、「エナジードリンクを必ず飲む」「桃味の飲料水を飲む」「アーモンド入りチョコレートを食べる」などがあった。エナジードリンクは、「気合一発!」の気持ちの表れのようで想像がつくが、実にいろいろな食べ物にゲンをかついでいるようだ。

ポジティブ2 「釣り以外での行動・準備」

釣り人の行動もまた面白い。釣り方や釣りの最中の行動など、釣りに直接的に関係のあるものだけでなく、前日の準備やちょっとした心がけのような面でも、さまざまなものがある。

3-1_ジャケットを羽織る

例えば、「過去によく釣れた時の服を着る、インナーや靴下の配色にもこだわる」「お守りになるような気に入ったアクセサリーを身につける」だとか、「釣り場のごみを拾う、溺れている虫を助けるなど徳を積む」「相性のよいタックルを準備する」「エサをケチらない」「気持ち小さいクーラーボックスを持っていく」など、バラエティに富んでいる。
なかには、「竿に語りかけると魚がヒットする」といった、なんだか可愛らしい意見や、「釣る気なく竿を出しているときに限って釣れる」といった、ラッキーなジンクスもあった。

ネガティブな結果…

一方、ネガティブな結果を導くジンクスとして多かったのは、「道中にタヌキ(またはその他動物)を見ると釣れない…」「知り合いに魚をあげる約束をすると釣れない…」「大きなクーラーを持っていくと釣れない…」といったあたり。「魚をあげる約束」や「大きなクーラーを持っていく」はすなわち、「欲を出すと釣れない」といったことだろう。なんとなくそのような気がするが、「道中にタヌキ…」はなぜだろうか?

また他には、「異常なまでにべた凪、釣り日和に限って釣れない」「船中第一号で本命を釣ると、そのあと釣れない」など、こちらは私自身も過去に経験がある気がする偶発的な内容だ。


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