キャンプ飯の王道!直火で楽しむ万能ギア
「ホットサンドメーカー」活用術とおすすめレシピ!

キャンプで「手軽さ」と「美味しさ」を同時に叶えてくれる調理ギアといえば、「ホットサンドメーカー」ではないでしょうか。パンを挟んで焼くだけでなく、肉や魚、スイーツまで幅広く調理できる万能クッカーとして、多くのキャンパーから支持されています。

当記事では、そんなホットサンドメーカーが人気を集める理由やおすすめレシピ、さらに選び方やお手入れのコツまでをご紹介。これから購入を考えている方や、もっと使いこなしたい方にきっと役立つ内容です。

ホットサンドメーカーがキャンプで人気の理由

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直火調理の楽しさ

ホットサンドメーカー最大の魅力は「直火で調理できる」ことです。バーナーや焚き火により、カリッと香ばしい焼き目が付き、家庭では味わえない「アウトドア」ならではの仕上がりになります。とくに焚き火での調理では、炎の強弱や距離の調節など少し難しさを感じさせるかもしれませんが、実はその試行錯誤こそが楽しく、キャンプならではのワクワク感を味わわせてくれます。

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バーナーは焚き火に比べれば火の調節が容易

コンパクトで持ち運びやすい

ホットサンドメーカーは基本的に、2枚のプレートを蝶番でつなげただけのシンプルな構造。厚みも少なく、バックパックの隙間にも収まります。鉄板や鍋と比べてもかさばらず、ソロキャンパーからファミリーキャンパーまで幅広く愛用されています。

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ハンドルを取り外してさらにコンパクトにできるタイプもある

朝食だけじゃない万能調理器具

「ホットサンド=朝食」と思われがちですが、実はいろいろなキャンプ飯で活躍する万能ギアです。肉や魚のグリル、餃子や焼きおにぎり、そしてスイーツまで調理可能。とくに「焼く・挟む」というシンプルな機能を活かせば、キャンプ飯のレパートリーが一気に広がります。

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定番からアレンジまで!おすすめレシピ3選

チーズとハムで「王道ホットサンド」

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野菜を挟むとビジュアルも味もアップグレード

キャンプの朝を華やかにしてくれる定番レシピです。食パン(おすすめは8枚切り)にハムチーズを挟み、バターを薄く塗って焼くだけ。外はカリッ、中はとろりとしたチーズが食欲をそそります。トマトアボカドを加えると、さらに栄養バランスもアップ。短時間で完成するので、子ども連れキャンパーにも人気です。

残りものを詰め込む「キャンプリメイク」

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残った焼きそばを挟んで焼くだけで、美味しい焼きそばパンの完成

ホットサンドメーカーの強みは「余りものを活用できる」こと。前日のBBQで残った肉や野菜を挟めば、新しい料理にリメイク完了。たとえば焼きそばの残りをパンに挟んで「焼きそばパン」に、カレーの残りを使えば「カレーパン」風に。片付けも食材ロスも減らせるので一石二鳥です。

「デザート系ホットサンド」

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みんなが大好きな組み合わせ! バナナととろけるチョコレートのホットサンド

「バナナとチョコ」の鉄板コンビを使った甘い「デザート系ホットサンド」は、誰でもかんたんに作れて、子どもから大人まで大満足の一品です。

まず、食パンに薄くバターを塗りましょう。こうすることで、焼き上がりが香ばしく、風味もぐっとアップします。そこへ輪切りにしたバナナ1本分と板チョコをたっぷりと挟み、こんがり焼けば、外はカリッ、中はとろーり。キャンプ場で食べるスイーツのような贅沢さは、まさに至福です。

ホットサンドメーカーの選び方と手入れのコツ

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大きさも素材もさまざま、自分の使い方に合ったものを選びたい

素材別(アルミ・鉄)の違い

ホットサンドメーカーは大きく分けて「アルミ製」「鉄製」があります。

アルミ製:

軽量で扱いやすく、初心者向け。熱伝導率が高いため、バーナーとの相性もよく、短時間で焼き上がります。しかし、その熱伝導率の高さゆえに、強火で加熱しすぎると焦げやすいとう側面も持っています。

鉄製

重く、使い始めに油ならし(シーズニング)を行うなどの手間がかかりますが、蓄熱性が高いため、食材の旨味を閉じ込め、外はカリッと中はふっくらと仕上げてくれます。耐久性に優れており、油がなじむほど焦げ付きにくくなり、長く使い続けられます。

長く使うためのメンテナンス

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アルミ製の場合は、表面のフッ素加工を傷付けないように金属ヘラタワシは避けましょう。鉄製の場合はサビ防止のため水分を完全に拭き取り、乾燥させてから収納することが大切です。

どちらの素材でも共通していえるのは、「使ったらすぐに洗う」「湿気を避けて保管する」こと。ほんのひと手間で、長く愛用できます。

ホットサンドメーカー「かんたん・美味しい・楽しい」の3拍子がそろった、キャンプ飯の王道ギアです。直火ならではの香ばしさを楽しみ、朝食からお酒のおつまみ、デザートまで幅広く使えます。素材やメンテナンス方法を理解すれば、一生モノの相棒になるはずです。次のキャンプでは、ぜひホットサンドメーカーをフル活用してみてください。手軽さ以上の感動がきっと味わえることでしょう。


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レポーターREPORTER

和田 俊太郎
プロフィール:和田 俊太郎
幼少期に父と釣りにでかけた体験をきっかけにアウトドアに魅了され、以来30年以上にわたり自然とともに過ごしてきました。現在は釣りやキャンプを中心に活動し、四季折々の自然の美しさを感じながら、アウトドアの楽しさを発信しています。