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キャンプや登山帰りに、ツーリングついでに…、気が向いたときにフラッと釣りに行きたいなと思いませんか? 自身のアウトドア体験をワンランク上のものにするために、釣りという体験をプラスしたい。そんな思いで、気軽に使える釣り竿を探していました。
今回は、手軽に扱えるパックロッドを購入して使用してみたレビューとともに、バイク釣行に適した竿はどんなものがよいか? 考えてみたいと思います。
パックロッド「Note S706L」ってどんな竿?
今回私が購入したのは、「トラギア Note S706L(エイテック)」という小さな釣り竿です。これは、ライトゲームや海釣り公園(堤防)などからの釣りに適している釣り竿です。
魅力的なのは、ライトゲームなどのちょっとした釣りを楽しめるにもかかわらず、仕舞寸法は44cmと小振りなことです。仕舞寸法が短いため、バイクに積載しても容易に運ぶことができます。
バイク釣行にはパックロッドがうってつけ!?
実際にバイクで釣りをするとなると、結構考えることが多くあります。とくに釣り竿のサイズは重要で、ツーリングバッグに収納できるサイズである必要があります。バイクに立て付けることもできますが、高さ制限と改造の必要があるため、計算しつくして自分で加工しなければなりません。初心者には難易度が高そうですね。
今回は、小さな釣り竿を購入することで改造することを回避しました。
バイク釣行に必要な条件
バイクで釣りを行うにあたって、重要だと考えたのは3つです。それは、「仕舞寸法」「自重」「釣れる魚の種類」です。とくに重要なのは「仕舞寸法」になります。
当然ですが仕舞寸法が1m近いものであれば、専用の装備を購入したり、分解して持ち運ぶ必要があります。バイクに荷物を積載する際には、左右の幅がそれぞれ15cm以上はみ出したり、地上高が2mを超えると道路交通法違反となり問題です。持ち運びをして自由に旅をするのであれば、最低限、積載可能な小型の釣り竿を選択する必要があるのです。
自重が重要なのは、重たい釣り竿は多少なりとも運転の妨げになる可能性があるのと、疲れた身体で振るには少しキツく、釣りを存分に楽しむことができないだろうということ。
また、釣れる魚の種類がごく一部の限られた魚だけでは少々寂しいところ。汎用的にさまざまな釣りモノに対応できる竿が望ましいといった具合です。もしくは、自分の釣りスタイルをある程度確立させるなど、想像して選ぶことも大切です。
どんな釣りを想定していたのか?
私が想定していた釣りのスタイルは、「旅の途中でフラッと釣りを楽しむ」というスタイルです。それは、キャンプの帰り、ツーリングのついで、ちょっと買い物に行ったときなどに、そのような形で釣りに挑戦してみようと考えていました。
そこで、バッグのちょっとした隙間に仕舞うことができて、持ち運びに困らないサイズの釣り竿。かつ、さまざまなシーンでいろんな魚を釣ることができる汎用的な釣り竿を求めていました。
決め手は「サイズ」と「汎用性」
今回私が「Note S706L」を選んだ理由は、「サイズ」と「汎用性(対象魚が多い)」でした。
私が想定していたのは、前述の通り「バイクでフラッと気が向いたら釣り」でしたので、リュックやバッグの隅に入るサイズでかつ、川や海で気軽に釣りができることが最重要。とはいえ華奢な竿だと、初心者の私では根掛かりや良型サイズの魚が掛かった際に、ポッキリ折れてしまう心配もありました。
そこで私は、ライトゲームができるレベルの釣り竿を選ぶことにしました。ライトゲームができるモデルであれば、ニジマス(トラウト)を釣ることも可能な強度を持ち合わせています。そのほか、比較的さまざまな魚種を海水・淡水問わず相手にすることも可能だそうです。
釣具店のスタッフさんにも「初心者でも扱いやすいですよ」とアドバイスいただいたため、「Note S706L」を購入することにしました。
持ち運びも楽で使いやすい!
実際にバイク釣行に出掛けてみた
さて、実際にバイク釣行してみた感想ですが、想像していた以上にバイクと釣りの相性はよかったですね!
あえて注意することがあるとすれば、バイクの駐車位置くらいでしょうか。邪魔にならない場所に駐車するのはもちろんですが、海の潮風が気になる場合には、風を避けられる位置に駐車する必要があることくらいですね。
持ち運びや使用感には大満足!
実際に釣りに出掛けてみると、釣り竿のサイズは想定通りで満足できるものでした。しかし、計算外だったのはリール。荷物としてのリールの存在を完全に忘れていました…。
リールは単体でザックに収めると嵩張るうえ、壊れてしまいそうで怖かったため、釣り竿にリールを固定して運ぶことに。ザック側面のポケットに竿を挿し、ザックに備え付けられているループに引っ掛ける形で、できるだけ釣り竿とザックが密着するように固定。その際、リールを外側に向けることで場所を取らずに収めることができました。念のため、ビニール紐も用意し追加で固定できるようにしていましたが、今回は不要でしたね。
釣りでの使用感に関しては、投げやすいし片手で操作できるため扱いは楽でした。ただ、竿の先端にかけて径が小さい(穂先が細い)ので折れやすそうなことと、継ぎ方が甘いとガイドがクルクルと回ってしまうので、扱う際には注意と慣れが必要ですね。
ガイドをそろえるのに苦労しましたが、徐々に慣れ、できるようになりました。
バイクで釣りをするにはある程度の妥協は必要かと思っていましたが、今のところ問題なく遊ぶことができています。
釣果が出ないのは経験不足?
その後、時間を見つけて何度か近場の釣り場へ出掛けたのですが、今のところ、残念ながらこれといった成果がありません…。数時間粘ってみたりもしましたが、釣果は0のまま。小さなアジ(?)が釣れたことはあるのですが、自分の手のひらにも満たないサイズだったためリリースしました。個人的に、もう一回り大きくないと持ち帰りはできませんね…(笑)。
ただ、釣行を重ねるうちに、しっかりと握っていれば片手でも釣り竿を持っていかれることはないことが判明したので、私的には大満足でした。これからの季節はキスが釣れるようなので、引き続き、積極的にチャレンジしたいなと思います。次は釣れた報告がしたいですね。
今回は私のバイク釣行デビューと、その相棒を紹介させてもらいました。バイクと釣りは工夫すれば相性がよく、ツーリング先で気軽に楽しむことができると実感しましたね。また、パックロッド購入に際して、「何を釣るか?」「どんな使い方をするか?」「荷物としてのサイズは?」など、みなさんそれぞれに用途や好みがあると思いますので、自分にフィットするパックロッドを選ぶのも楽しいと思います。
それと、釣りは始めてみると面白いものの、ルールやマナー違反も気になります…。とくにバイク釣行に関して、時折り道交法に違反しているライダーの姿を見かけることもあります。交通事故は自分以外の多くの方に迷惑をかけてしまいますので、バイクで釣りを楽しむ場合には、ルールを守って万全の対策を心掛けるようにしましょう! ツーリングもアウトドアも安全第一です。
次は私も、ちゃんと釣果が出るように頑張ります!!
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レポーターREPORTER
ソトアソビと文章をこよなく愛するライター。バイクとザック一つで旅をします。ソロキャンプ歴2年の新米キャンパーです。バイク旅と登山を中心に道具を取りそろえているため、自然と道具が軽量コンパクトの最小限に。“どこまでも自分らしく遊ぶ”をモットーに活動中です。
X:@ren_consul
ブログ:バイクと大人の外遊び (URL: https://hikebiker.com/)