フッキーのライトゲーマーズハイ!! デカアジ乱舞!? バチコンのすゝめ!!
&新鮮なアジを持ち帰るには?
【後編】

前編では「バチコン」の仕掛や釣り方などを解説させていただきましたがイメージできましたか?
さて今回の後編では、私が実際にバチコンをしていて困ったことや、「周りのアングラーは釣れてるけどバイトがない…」「食いが渋いときの誘い方」など、ワームやカラー変更以外でできるテクニックを解説! さらに、釣れたあとの魚を美味しく、そしてキレイに持って帰る方法もご紹介!!
実際にやってみないと実感できないことも多いですが、知っておいて損はないテクニックや魚の処理方法が満載です。慣れてしまえばかんたんですので、ぜひご参考ください。

それでは「バチコンのすゝめ」後編のスタートです!!

フッキー的!
バチコンでの困りごととその解決方法!

良型のアジが数釣れる楽しいバチコン。しかし、やはり釣りですのでときにはトラブルや難しさもあります。私が今まで経験した内容をもとに、その解決方法をご紹介! 少しでもトラブルを少なく、効率よく釣りに集中できた方がお得ですよ~。

(1)仕掛が絡む

ほかの人の仕掛と絡むという意味ではなく、仕掛は真下に落ちていているのに自らの仕掛が絡むというパターンです。

まず、なぜこのような状態になってしまうのか…? それは仕掛が真下に落ちているからです。
仕掛がシンカー部分を支点に折れ曲がり、仕掛同士が近くなってしまうために絡みが生じてしまいます。解決方法としては、ダウンショット仕掛に変更したり、天秤を入れてみるというのもよいでしょう。
ですが、実は仕掛を変更しなくても、絡みにくくなる方法があります。それは仕掛を投入する際、真下に仕掛を落としたのち、ロッドを左右のどちらかに向けてラインに角度をつけてあげるという方法。これだけで仕掛が絡みにくくなります。ロッドを左右のどちらかに向けると、海中ではシンカーを支点に仕掛がV字の状態で落ちていくので絡みにくくなるのです。再度落とす際は、先程とは逆方向にロッドを向けて仕掛を落とすといいでしょう。

01_ロッド捌き方

そして、仕掛の説明でもお伝えしたジグヘッドのヘッドの形状をラウンド型にしたり、ストレート形状のワームに変更することで釣りがしやすくなり、仕掛絡みのストレスからも解消されます。

(2)バイトがないとき 【その1:バイトが分かりづらい?】

明確に分かるバイトならアワセやすいですが、もし居食いしていたらシンカーの重さの影響でバイトがかき消されてしまいます。また、極端に重いシンカーを使用していて、ジグヘッドだけが流れに漂っている状況でもバイトが出にくくなります。
その際は誘いを入れてステイしているときに、ロッドテッィップをゆっくり持ち上げましょう。こうすることにより仕掛を張ることができ、バイトがあると伝わってきやすくなります。

(3)バイトがないとき 【その2:フォールスピードを変化】

アクションを入れた際の初速とフォールスピードで魚の反応が変わってきます。
「速く・強いアクション」と「ゆっくり・弱いアクション」を使い分け、フォールスピードを速くしたり、ゆっくり落としたりと変化をつけましょう。

(4)バイトがないとき 【その3:横の動きも大事】

02_ アジ①

今まで紹介した誘いは縦の動きになります。そこで、少しキャストしたり横の動きを加えることで、今までアタリがなかったり小さかったバイトが明確に出るようになることがあります。キャストする距離やカーブフォールを始めるタイミングを変えながら、バイトが出るポイントを見つけましょう。仕掛絡みの防止にもなります。

(5)バイトがないとき 【その4:暗部もねらい目】

ショアからのアジングでもそうですが、暗部にアジが付いていることがあります。
バイトが少なくなったりするとこのパターンかもしれないので、集魚灯のライトが届いていない暗部にキャストしてねらってみましょう。ここでもバイトがあるレンジや誘い方を見つけ出す必要があります。

(6)バイトがないとき 【その5:アタリの分かりやすい重さは?】

03_ TGシンカー
TGスリムダウンショットシンカー

シンカーやジグヘッドの重さを変更してみるとバイトがあるかもしれません。極端に重いシンカーを使用しているとバイトが出にくかったり、シンカーを軽くすることで仕掛が斜めになり、バイトが出始めることがあります。
reinsのTGシンカーはウェイトが細かく分かれているので、かならずジャストなウェイトが見つかるはずです。

(7)バイトがないとき 【その6:ときにはジグ単も!】

潮の流れが緩いという限定的な状況ではありますが、ジグ単も有効です!!
ボトムが取れるウェイトを使用してディープエリアでのジグ単が爆釣することがあるので、私はかならずタングステンのジグヘッドも準備しています。

(8)サバやタチウオに仕掛が切られる

04_ ヨコスジフエダイ
鋭い歯のヨコスジフエダイ。釣れるのは嬉しい反面、ワームがボロボロに…

サバやタチウオなどのゲストが釣れるのは嬉しいのですが、ワームがボロボロになったり、仕掛を切られることも多々あります。そうなるとワーム・ジグヘッド・シンカーのロストに加え、仕掛を組み直さないといけなくなるので大変です。
とくにワームがグローカラーのときはサバやタチウオがよく釣れるので、カラー変更をオススメします。シンカーを重くしてフォール速度を上げるのも対策の1つです。