大型トラウトが釣れる、驚きのレイクジギング!
そのポテンシャルを体感!!

(※当記事は緊急事態宣言前に実釣されたものです)

「レイクジギング」とは聞き慣れない言葉ですが、ここ数年で少しずつ認知されるようになった釣りモノの一つで、湖でのボートジギングのことをいいます。今回はそんな新しい釣りモノに挑戦すべく、緑に囲まれた高原の湖、福島県の猪苗代湖を訪れてきました。

01_ 猪苗代湖風景

猪苗代湖は磐梯山の噴火で形成された湖で最大水深は90mを超える天然湖。年間を通して水位の変動が少なく、魚たちにとっては楽園のような場所です。大型のイワナをはじめとしてサクラマス、ニジマス、スモールマウスバス、ウグイなどが生息しています。
猪苗代湖での釣りはレイクトローリングがメジャーな釣りとして認知されていますが、今回はレイクジギングで大型トラウトをねらうという試み。その面白さやほかの釣法と比較してメリットはあるのか? など、自ら体験したレポートをお届けします。

初体験のレイクジギングに大満足!?

02_ 桟橋での出船準備
桟橋で準備を進めるわれわれ。あいにくの天気です

噂のレイクジギングの実のところを確かめるべく、とある夏の日、友人を誘って猪苗代湖に釣行してきた私。当日は猪苗代湖畔で遊漁船を営む、中田フィッシングの吉原船長にお世話になりました。吉原船長は8年ほど前からここ猪苗代湖でレイクジギングを始められたそうで、この釣りに精通しています。

遅めの午前9時に猪苗代湖のマリーナを出港し、30分ほどで最初のポイントに到着。小雨の降るあいにくの天気でしたが、トラウトフィッシングには雨に煙る湖面の方が雰囲気があるように感じました。

 

船長からレイクジギングの釣り方をレクチャーしてもらい、いよいよ実釣開始です。
何となく半信半疑での釣り開始でしたが、そんな思いに反し、わずか30分ほどで船中ファーストフィッシュを友人がゲット。50cmほどの丸々としたイワナを釣り上げました。このイワナを見て、俄然、釣りに集中したのは言うまでもありません。

03_ 友人のイワナ釣果

そのあとは湖のポイントを数ヶ所回りながら、充分にレイクジギングのポテンシャルを体感。私は50cmクラスのイワナを筆頭に5本、サクラマスも2本キャッチしました。そして船中では、4人で17本ほどのイワナ、サクラマスをキャッチすることに成功と、大満足の結果となりました。
ところが、そんな上出来な釣果でありながら、吉原船長は「今日は激渋で魚の活性がわるかった!」と言っていたのでビックリ!? 魚の活性がよい日はどれだけ釣れるのか? と心配になるほどでした(笑)。

04_ サクラマス釣果

大型トラウトねらいに効果的?

05_ サクラマス釣果(縦)

レイクジギングの基本的な釣り方は、魚の居るエリアを絞り込み、ジグを落とし、ジャークしながらボートを風でドリフト(=船を自然に流す)させながら釣ります。
これまでの湖でのトラウトフィッシングはショアからのキャスティング、ボートを使用してのキャスティングやトローリングが主流でした。同じボートからの釣りであるトローリングとジギングを比較すると、ジギングはよりゲーム性が高い能動的な釣りです。積極的にジグを操作して魚を誘うので、アングラーに求められる要素が多くテクニカルな釣りではありますが、釣り自体はとくに難しいものではありません。ショアからのキャスティングでは届かないエリアをねらえることや、トローリングのようにリールから長くラインを出さずにルアーをコントロールできるので、大型トラウトの泳層をダイレクトにねらえるという点で、効率的でアグレッシブな釣法だといえます。

06_ 手に乗せたジグ

ボートの機動性と大型トラウトをダイレクトにねらえるレイクジギングの組合せは、回遊待ちなどの必要もなく、湖をランガンすることで次々とポイントを回ることができスピーディです。ですので、より攻撃的な釣りが可能になります。大型のトラウトをねらう釣りとして、レイクジギングの有効性は高く、機動性や自由度もトローリングより数段上の印象でした。
たとえば、エリアを魚探でサーチして、ベイトフィッシュの群れやトラウトの群れを確認しジグを落とし、一定のレンジ(層)を探りながら釣ることができるので、釣れない理由が見当たらないわけです。

夢の尺越え…
レイクジギングの有効性を実感!

07_ 船体に置いたイワナとタックル

一般的なトラウトフィッシングの釣果は、渓流なら尺越えが一つの壁です。それは湖でも同様で、大型のトラウトはかんたんには釣れない印象でしょう。ところが、レイクジギングという釣りを体感した限り、これまでの常識的な釣果を軽く超えるポテンシャルが秘められているように感じました。釣り始めは半信半疑でしたが、釣れてくる大型のイワナやサクラマスを見れば、レイクジギングが大型ねらいに効果的であることを納得しないわけにはいかないと
思います。

タックル自体も6ft前後のバスロッドなど流用できるものが多く、特殊なタックルの必要性は感じられません。今のところ、釣具メーカーから専用タックルの発売はなく、まだまだ認知度が低いレイクジギングですが、そのポテンシャルは高くとにかく釣れると実感しました。
そんな魅惑な釣り「レイクジギング」。一度体験してみてはいかがでしょうか。

08_ ジグとタックル
まだまだ専用タックルがないレイクジギングですが、ほかの釣りのタックル流用で手軽に楽しめるのも魅力のひとつ

 

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レポーターREPORTER

堀籠 賢志
プロフィール:堀籠 賢志
フライフィッシング、バス、シーバス、ロックフィッシュ、フラットフィッシュ、エギング、鮎釣りまで、さまざまなジャンルを釣りこなすマルチアングラー。現在はスーパーライトからヘビークラスまでジギング全般と、メタルスッテを中心としたイカ釣りに取り組む。
東北エリアの面白い釣りを発信することで、震災復興に繋げていきたいという熱い想いのもと活動中。